昨夜のフジテレビのプライムニュース?だったかな、たしか反町と言う司会者だったが、を見た。司会者のほかに出演者は三人。自民党の代議士で自衛隊出身の佐藤という人物、富なんとかという評論家?、それに何(か、が?)という中国出身者で日本のコンサルタント・ファームにいる人物である。
まず、発言が司会者以外は非常に聞き取りにくい。聞き取りにくい順にいくと、佐藤、何、富である。いずれも、とくに佐藤氏は高音で甲高い声であれでよく部隊の隊長が務まるな、と思った。第一線の隊長は弾雨が飛び交い、硝煙渦巻く中で突撃命令を伝達しなければならない。あんな甲高い声で伝わるのかな、と思った。
ひょっとしたら、これは音声の収録技術が悪いのかもしれない。しかし、テレビ局のプロがそんな初歩的な技術を持っていないとは考えられないが。しかし司会者と、その一番近くにいる富氏の声が比較的よく聞こえるというのはやはり集音上の問題かもしれない。
内容で一つ面白いなと思ったのは、何氏が披露した話で、今話題になっている第五世代の5Gとかいう技術はモトモト日本のある会社が開発したものであるという。日本では、どこの会社にもっていっても収益レベルに達しないと断られたので、その会社は中国に技術を売ったというのだ。
収益に乗らないというのは、日本だけの市場を対象にしているからマーケットが小さすぎるということだという。日本の企業はこうした技術を世界に売り込み世界水準にしようという冒険心というのか企画力がないらしい。
それで思い出したのが、PCのOSである。いまはMSの独占に近い。アップルやアンドロイドを入れると寡占状態である。かって、日本で使われていたOSはMSのほかにNECOSというのがあったが、いつのまにか消滅してしまった。余輩は従来から日本製のOSを復活せよといっている。国策として、そして世界でのシェアを目指すべきである。貿易上、安全保障上の決め手ともなる。
何氏の話を聞いてそんなことを感じた次第であった。
もう一つ思い出した。MSは最初はビル・ゲイツと日本人の共同企画であった。名前ははっきり憶えていないが、西沢じゃなかったか。それが途中で狡猾なゲイツに持ち分の買取をうまく持ち掛けられて売ってしまった。この辺も甘かったね。