東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

首相戦後70年談話原稿募集:1

2015-07-31 09:11:20 | 東アジアの悪友

さて、首相談話の楽しみな発表が近づいてまいりました。シリーズでお送りしましょう。

戦後70年談話とは戦後の70年を振り返り今後の(70年の)長期展望を開陳するものでなければなりません。

年末になると皆さん新しい日記を買うでしょう。そうすると巻頭に過去一年の回顧とか反省とかいう頁が有る。次に今年の抱負なんていう頁があります。一昨年の反省なんてのはありませんね。今東アジアの悪道が言募っていることが如何に馬鹿げたことなのか分からない人がいるが、催眠術にでもかかっているのですかね。あるいは悪霊が取り憑いているのか。

首相の回顧は昭和27年より前にさかのぼるのは適切ではありません。昭和27年に講和条約が発効してまがりなりにも日本は独立を回復したのですが、それまでの占領期についての歴史は連合国(戦勝国)による人類史上例を見ない悪意に満ちた隠蔽歪曲がなされており、政治の領域で確定的なことを述べるのは不可能です。まず歴史学的な研究検証が先行すべき時代です。

同様に、あるいはそれ以上に政治家が慎重に扱うべき領域は昭和20年以前の歴史(とその評価)です。連合国軍やそのしっぽにぶら下がる東アジア種族によって例を見ない歪曲隠蔽が加えられている時代です。

学的な研究がなされるべき分野です。戦後70年になるにもかかわらず全く学的な検証がなされていない領域であります。

昭和27年以前の歴史については政治家が絶対に踏み込んではならない領域です。

大体政治家を選挙で選ぶ時に、選挙民は何を政治家に負託するか。歴史家が検証すべき領域に知識もなしに踏み込んで歴史的判断をする権利を選挙民は政治家に与えていない。与えたつもりになっている選挙民がいたら反省するべきです。

したがって、村山談話、河野談話は許しがたい越権行為であり、国民がそれに縛られる義務は毫も有りません。現在の政治家諸君に対する法的拘束力もまったくありません。そんなものは放擲して当然であります。

次回以降戦後70年(正確には昭和27年以降)の反省すべき歴史を振り返りましょう。


同乗者の皮肉、セスナ機墜落事故

2015-07-29 07:54:43 | 社会・経済

前回紹介した民間航空機でも旅客の体重測定を要求したという故事、DC3という旅客機までだったらしい。該機はプロペラ双発機、旅客30人のり、製造は第二次大戦前。日本では全日空などの国内ローカル線で昭和40年代頃まで就役していたという。たしか当時フィリピン総督だったマッカーサーが日本軍の攻撃を逃れて命からがらオーストラリアに逃れたのはドアの壊れたDC3ではなかったか。I shall return と言って。だから彼は大統領や参謀本部の反対を押し切って直接日本に北上せずにフィリピンに寄り道をしたのである。

話がそれたが、NHKのニュースで重量の問題がチラホラ報道されている。死亡した同乗者に全日空の職員がいる。機長とおなじ36歳だそうだ。多分機長の隣に座っていて死亡したのだろう。この人の仕事が運航管理者という。この仕事はまさに昔であれば旅客の体重、荷物の重量、搭載燃料の重量などを詳細に記録して登場者の座席指定から荷物の積み込み場所や方法まで決める職務である。

勿論ジャンボで仕事のやり方は違うだろうが基本的なことは同じだろう。彼は私用で乗っていたのだろうし、運航管理者の具体的な仕事内容は昔と違うだろう。第一、36歳という年齢ではDC3華やかなりし頃のことを知っている筈もないが。

しかし、なんとなく皮肉なものを感じるのだ、もし重量超過の問題があったのなら。同乗者それぞれの搭乗目的は報道されていないが、事故調査ではそれらも調べているだろう。差し支えなければ報道もしてもらいたい。

多少の重量超過にはアローワンスがあるだろうが、それにバードストライクとか整備不良、酷暑、操縦ミス等の要因が加わると複合的な影響して来た可能性はある。


バードストライクの可能性は

2015-07-28 10:56:24 | 社会経済
調布飛行場の事故、報道を見ているとあらかた問題点は出ているようだが、バードストライクの可能性はどうなんだろう、見た範囲の番組では触れていない。

あの辺でバードストライクの問題はこれまでなかったのかな。それと驚いたのは調布飛行場には重量計がないということだ。昔と違って小型の航空機も性能があがってあまり細かくチェックしなくても問題はないということだろうか。

昔は搭乗前に女性であろうと子供であろうと体重計の上に載せられたと聞いたことが有る。そして座席の位置も航空会社がバランスを考えて計算し指定したという。場合によっては家族一緒に座れないこともあった。勿論民間の有償航空輸送機の話である。手荷物は当然計量された。そして積み込む位置も計算して決めた。

あの飛行機には前後に二つ荷物室があったというが、どういう風に前後に荷物を塩梅したのだろう。勿論10キロや20キロ(一人当たり)の荷物なら全然関係ないだろうが、報道関係者が乗っていたという。取材器具にはばか重いものがあるのかどうか。もし百キロ単位の重い機材を前後どちらか一方に固めておくとバランスがとれなかったのかもしれない。

それとフェリーの転覆事故の時も問題になったが、重い荷物が適切に固定されていたかどうか。そんなことを考えなくてもいいほど、機材、エンジン出力に余裕があればいいのだが。

滑走路端でエンジンの出力テストをしなかったという証言があった。もし整備に問題があったとすれば、整備不良を未然にチェック出来なかったことになる。

また、滑走距離が通常より長かったという証言がある。これはエンジン不良というより、機長が重量超過を意識していて機種上げを意図的に遅らしていた証拠になる。

戦後70年の反省談話

2015-07-26 08:20:05 | 東アジアの悪友
首相は戦後70年にあたって、狂獣を扶育した無責任を反省しなければならない。恐竜に寄生する害獣に餌を与え続けた政策の誤りを反省しなければならない。

狂獣も幼いうちは、「おっぱい、おっぱい」とねだられてもかわいいものである。躾を忘れた猛獣はやがて主人に牙を剥く。

なにしろ『実るほど、頭を垂れる稲穂かな』なんて徳とは無縁な種族である。

日本国憲法の不法性

2015-07-21 10:45:26 | 憲法第九条
「日本国憲法」は昭和21年11月公布されている。前年8月の敗戦から一年あまりである。もちろん連合国軍の占領下であり、憲法改正(現憲法は明治憲法の改正という形をとっている)を行う権限は日本政府にはない。独立国とは言えない。つまり厳密には国ではない。占領地域にすぎない。

日本には憲法を制定(改正)する権限はなかった。連合国軍(実質的にはアメリカ軍民政局)が作成したものであり、その目的は占領中の日本が再び極東でアメリカに対抗する軍事的勢力として勃興再起することを押さえ込むためのものである。これだが憲法第九条となった。そして占領は昭和27年まで続いていた。それも東西冷戦勃発までのことであった。

その証拠にはその後冷戦が勃発すると、日本が戦前取った大陸政策、反共政策は再評価され、日本の再軍備に対する圧力はつよくなった(ダレス、マッカーサーによる再軍備要求)。日比谷の第一生命ビルに司令部をおいていたマッカーサー連合国軍最高司令官は退官後の米国議会演説で戦前の日本の対チャイナ戦争は自衛戦争であったと証言している。

日本国憲法第九条は二つの点で無法不法である。
1:占領下で主権をもたない被占領国が作った憲法にはなんらの根拠もない。
2:憲法は基本的に国内の最高基本法と位置づけられる。対外的な規定は本来憲法にはなじまない。なぜなら国際問題は日本国憲法の強制力が及ばない相手のあることであり、自国の主権の及ばない領域での紛争の対処法を国内基本法である憲法で定めることは出来ない(根拠がない)。

それは条約で定めるべき領域であり、それが不可能な場合はあらゆる紛争解決手段をとる当然の権利が有る。

厳密に言えば日本政府は憲法第九条に制約されることはない。勿論四海波穏やかであれば、お題目として第九条を称えることはかまわない。

第九条を神様のお言葉として奉る野党諸君には質問したい。

現下の情勢をみると、尖閣などで(潜在的にはオキナワ、対馬、小笠原、北海道なども)軍事的侵攻を受ける可能性がある。その場合どうするのか。以下のオプションが理論的にあるだろうが、どうするのか。野党の諸君はまず自分の態度を明確にしてから批判すべきである。

1:チャイナ、コリアとは我が党とは友党、お友達関係である。絶対に話し合いで日本の主権を守れる。これまで一度もこのような努力をしたことは有りませんね。

2:にほんより偉い相手であるから中韓におだやかに領土をわたす。ありそうなことだ。

3:自衛隊だけで専守防衛の方針で戦う。その場合勝算はあるのか。被害がおおきくなり敗勢が明らかになれば降伏するのが最善と考えるのか。

4:それとも、自衛隊に玉砕するまで戦闘を継続することを要求するのか。さらには住民をふくめて軍民全員が玉砕するまで戦うのか。

5:そういうことにならない様に自衛隊単独で対抗出来る戦力を国家予算の大部分を使って強化する軍拡政策をとるのか。

民主党ほかの野党は以上の諸点を明確にした上でなければ自民党を批判してはならない。

対韓百か条:反日教育の即時中止と謝罪

2015-07-21 09:09:12 | 東アジアの悪友
昨日の報道で日韓国交正常化50周年を記念したイベントが開かれたそうだ。写真には両国の子供達が写っている。来賓には安倍首相夫人や岸田外相が来たそうだ。

この手の行事はしばしば行われるが、どれだけの韓国の誠意が感じられるというのだろうか。日本はこの手のイベントに絶対にのるべきではない。

隣の家の親が扇情雑誌顔負けのエログロ写真を使って隣の家の悪口を自分の子供に吹き込んでいる。その一方でにたにたとお世辞笑いをして近づいてくる。日本人をだまして金をだまし取ろうというのである。こんな家の子供達に近づくのを禁止するのが親のつとめだろうに。

昨日の行事にかり出された子供たちが可哀想だ。大人になって韓国人はこんな物だと思って商行為や観光その他で交渉をもって酷い目に遭う。子供達にはこういう連中と接触しては行けないと危険からとうざけることが親や国のつとめだろうに。

日韓国交再正常化の前提は扇情的な反日教育を全廃させることである。そしてこれまで長い間にわたって行って来た反日政策に深い反省を表明させることが絶対の条件となろう。

おなじことはチャイナにも要求しなければならない。各地にあるというエログロ人形を使った、中韓両国民の邪悪な想像力全開の展示物があると言われる「抗日記念館」の類いは深い謝罪と反省とともに閉鎖させなければならない。



こわれたパチンコ台

2015-07-19 11:57:38 | 東京オリンピック
当国のパチャンコ台はお粗末でベニヤ板は反り返っているし、釘もまともなのはない。はじいたはいいが球はどこに行くかわからない。タマに聞いてくれというもんだろうか。これが今の安倍首相の心境だろう。

少なくとも新しい体制も一緒に発表した方がよかった。オリンピック担当大臣というのは変えた方がいい。なったばかりだし、本人も早ければダメージは少ないだろう。下村文科相も外すべきだろう。もっとも文部大臣は続けたらいい。

競技施設の準備には国交省(の旧建設省)にやらせたらいい。とにかく全部を束ねる人物はいまより二段も三段もスケールの大きな人物をもってこないと安定しない。

新体制にしなかったのは、間に合わないと思ったのだろうが、それは今の体制でやっても同じである。

民主党も自分の責任を忘れて人を非難出来るのか。民主党時代の担当文科大臣があの田中眞紀子という。狂狐の責任(無責任)は大きい。なるほどね、と思う所も多い。

背景に疑問のある舛添氏も変えた方が良い(次期選挙はたしか2018年)。其の前にリコールもあるか。あれはどうなったのかな。

年表の楽しみ

2015-07-16 12:44:20 | 東京オリンピック
新国立競技場問題について例の安藤氏が記者会見をしたらしい。明日のモーニングショーあたりで散々弄くり回して、編集してやるだろうからそれを見ることにしよう。

さて、年表を作成して眺めるのは非常に生産的な方法である。

問題の発端は民主党政権時代に案を公募したところから始めるのが適当だろう。それで1300億円という条件をつけたらしいが、これがおかしい。他国の最近の例を見ると、これは実質的に青天井である。近年のオリンピックの主会場の費用というのは大体4ないし500億円らしい。これも情報不足で既存施設流用か新規建設か、解体建設かさっぱりマスコミの報道ではわからない。いずれにせよ、どんな場合でも500億円を超えないらしい。あの北京でも600億円くらいだったらしい。

それを考えると、最初から1300億円の上限を設定するということは、この民主党時代の設定が狂っていた。当時の石原知事が意見を言ったという記憶もない。しめしめと思ったのだろう。責任は共有しなければならない。

この1300億円に解体費は含まれていたのかね。解体費そのものが500億円とか報道されていたようだが、これが妥当だったのかな。

さて年表だ、

2011年4月 石原知事四選
2012年11月4日 石原氏辞任
2012年11月16日 現競技場案採択
2012年12月26日 第二次安倍内閣成立
2013年9月8日 東京オリンピック決定

なにも石原氏の仕事がオリンピックだけとは言わないし、国政に興味をもってはいけないとはいわないが、いかにも無責任なタイミングだ。

大体最初の1300億円というべらぼうな金額に石原氏が異議を述べた記録はないようだ。

中立的な立場で言えば、エアポケットなんだな。2012年の11月12月は。
権力の空白期というか。

安倍政権成立後まず民主党時代の決定を見直すべきだった。それで2年は稼げた訳である。石原氏が安倍氏に問題点を指摘したという話もない。

さすがの安倍政権も見直すといっているが、うまくさばいてほしいものである。



言うにことかいて

2015-07-15 20:00:55 | 東京オリンピック
もともと東京都民はオリンピックに消極的だった。それを無理矢理に擦り上げてすこし支持率があがったのかな。私もオリンピックなんて何故やるの、というクチであったが、やすく、コンパクトに出来るというのならやってみい、ということで積極的に反対した訳ではない。

そうはいっても、諸事物価も上がるし、他国の例もあるから、他国並みの予算になるならしょうがないかなと思っていたわけ。それでも当初のうたい文句に背馳するわけだが。

ところがどうだ、あの気違い染みた数字は、沙汰の限りである。

それとこれほど、国民の不快感を誘っているのは関係者M某ほかの居丈高な反対論への対応であったろう。いわく、もう今からでは変更は間に合わない、国際公約だから、ラグビーのワールドカップ(オリンピックの前年開催)に間に合わないなど、どれ一つとっても説得力がない。入り口で高圧的に反対論を圧殺しようとする態度が国民の憤激をかったのである。

ところで、今日安藤氏が記者会見をしたそうだが、7時のニュースではやらなかったね。いま一生懸命編集しているのかな。9時のニュースではやるのかな。

あれか、これか

2015-07-14 18:48:02 | 東京オリンピック
もちろん、あれも、これもが最善であることは論を俟たない。しかし安保改革と新国立競技場問題はタイミング的には同意発生的で「あれかこれか」カテゴリーに落ち着きそうだ。

問題の軽重を問えば、勿論安保採択に決まっている。理不尽な新国立競技場の問題は要するにメンツの問題以外に論をたてることは出来ない。

其の前に本当にメンツの問題なのかと言う問題が有る。めんつめんつと言っているのは固執推進派だけである。本当にメンツの問題があるのか疑問である。メンツを超えてIOCに対する公約違反だと強弁するヤツもいる。本当かね。つぶさに検討を加える必要があろう。

大体、東京招致は東北大災害の日本に元気を与えるためという大義を建てた筈である。それを復興の予算もままならないのに、近年のオリンピック開催国の6倍から7倍の費用をかけるというのは絶対にスジがとおらない。

下村文科相は国民に負担のかからない収入を模索したいとか言っているらしい。ようするにスポーツくじのことだろう。スポーツくじ収入を増やすのは結構、その収入は東北の復興に投入しなければならない。