さて、首相談話の楽しみな発表が近づいてまいりました。シリーズでお送りしましょう。
戦後70年談話とは戦後の70年を振り返り今後の(70年の)長期展望を開陳するものでなければなりません。
年末になると皆さん新しい日記を買うでしょう。そうすると巻頭に過去一年の回顧とか反省とかいう頁が有る。次に今年の抱負なんていう頁があります。一昨年の反省なんてのはありませんね。今東アジアの悪道が言募っていることが如何に馬鹿げたことなのか分からない人がいるが、催眠術にでもかかっているのですかね。あるいは悪霊が取り憑いているのか。
首相の回顧は昭和27年より前にさかのぼるのは適切ではありません。昭和27年に講和条約が発効してまがりなりにも日本は独立を回復したのですが、それまでの占領期についての歴史は連合国(戦勝国)による人類史上例を見ない悪意に満ちた隠蔽歪曲がなされており、政治の領域で確定的なことを述べるのは不可能です。まず歴史学的な研究検証が先行すべき時代です。
同様に、あるいはそれ以上に政治家が慎重に扱うべき領域は昭和20年以前の歴史(とその評価)です。連合国軍やそのしっぽにぶら下がる東アジア種族によって例を見ない歪曲隠蔽が加えられている時代です。
学的な研究がなされるべき分野です。戦後70年になるにもかかわらず全く学的な検証がなされていない領域であります。
昭和27年以前の歴史については政治家が絶対に踏み込んではならない領域です。
大体政治家を選挙で選ぶ時に、選挙民は何を政治家に負託するか。歴史家が検証すべき領域に知識もなしに踏み込んで歴史的判断をする権利を選挙民は政治家に与えていない。与えたつもりになっている選挙民がいたら反省するべきです。
したがって、村山談話、河野談話は許しがたい越権行為であり、国民がそれに縛られる義務は毫も有りません。現在の政治家諸君に対する法的拘束力もまったくありません。そんなものは放擲して当然であります。
次回以降戦後70年(正確には昭和27年以降)の反省すべき歴史を振り返りましょう。