東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

前原誠司くんが考え直さなければいけない点

2009-10-31 09:37:37 | 社会・経済

教条主義者、経験不足の前原国交相がとらわれている強迫観念から解放されなければならない。

1・JAL問題の解決にあたって、JALが再生できると根拠もなしに前提してはならない。結論が出る前にこれまでのように、軽々にそのような断定を繰り返し述べるのは不適切で不謹慎きわまる。

2・破綻企業の処理にあたっては、外部の人間が最後までかかわれるのは解散処理のみである。

ゴーイング・コンサーンとして企業を存続させるなら、居酒屋であろうと風俗店であろうと、ましてや航空会社であろうとも、その道の業界人がやるよりほかはないのである。

政府が適当に埃を払ってクリーニングをしてやったからといって、問題を起こした人間にふたたび任せては再生するわけがないのである。

クリーニングをしてノウハウのある、ANA、デルタ、アメリカンなどにバラ売りすれば成功している航空会社の経営エクスパテーズを不安なく活用できる。すなわち、公共交通機関としてのサービスで国民に迷惑をかける事態は生じえない。

3・国内に同じような規模の同じようなネットワークを持つ航空会社が二社以上ないと、競争がなくなりサービスが低下すると余計な心配をすることはない。逆に資源の無駄使いになる可能性もある。業界の特殊性、マーケットの大きさも考慮しなければならない。

航空業界のような特殊な業界では、過当競争からサービスの悪化、途絶、低下を招来しかねない。いわゆる行き過ぎた自由化で世界は苦い経験をしている。

これは(競争という甘い言葉)一つの基準にはなるが、現下の緊急事態で、第一に老慮すべき絶対必要条件として金科玉条にするのは、本末転倒である。いまはそんなことを言っている場合か、あまり女学生みたいなことは言うな。

この基準を第一条件のように振りかざして、最適な解決策に縛りをかけるなど、政治家として拙劣きわまる。この点はマスコミの報道、評論も十分に気をつけたほうがよい。


前原誠司君失点挽回のチャンス来る

2009-10-30 22:28:31 | 社会・経済

前原氏はどうも教条主義的だね。JALが企業再生機構を使って再生するといっても、まだどうなるか分からない。さらに二転三転するんじゃないかな。

ところで海上保安庁は前原大臣の縄張りだろう。関門海峡事故処理を適正におこなうことで汚名を挽回するチャンスがめぐってきた。

あいかわらず、ニュースが少ないね。鳩山君が半島に要らぬ気兼ねをしているせいだろう。しかし、毎度あの護衛艦のみっともない写真、映像が出るだろうから、大々的にニュースにならないほうがいいのかな。

今日の新聞など小さな記事だが、ぼちぼち韓国船の操船ミス説が出てきた。前原君はこれを機会に関門海峡、その他の日本内海、近海での暴走船の実態調査を行うべきだ。そして必要な対策を講じるべきだろう。


関門海峡衝突事故、報道すべきこと

2009-10-30 07:33:32 | 社会・経済

取材、報道すべきことは韓国コンテナ船がなぜ追突を避けるために減速しなかったかということである。

狭い道で前の車に追突しそうになったら後ろの車はスピードを落とす以外にやることはないだろう。

後ろから前の貨物船の二倍の速度で数十メートル後ろまで接近して、右側から追い抜こうとしていたと韓国船の船長が言っているというのが今朝のNHKのニュースだ。

ルール、マナー、常識無視の追い抜き魔なら韓国船の船長は犯罪者である。

もう一つの可能性は操船技術が未熟で減速がうまく出来なかったか、である。

あるいはその時点でコンテナ船の不具合が発生していて操縦不能になっていた、減速操作が不可能になっていた可能性である。

これらは船員の資格をきびしく調べればかわる。あるいはコンテナ船の操船記録を押収して分析すれば分かるだろう。

韓国船の船長は、管制官から左から追い抜けと言われたから危ないと思ったがそうした、と弁解しているが、危ないと判断すれば追い越しをせずに減速するのが唯一の対処だろう。即刻身柄を拘束して捜査する必要がある。

たしかに左から追い抜けとアドバイスしたなら問題だが、減速不能で追突を避けるためにはその時点で左に回避して操縦技量でなんとかすり抜けてもらうしか方法が残っていないと判断したのではないか。

物事は原因、すなわち第一原因を突き止めることが大切だ。コンテナ船が前の船に合わせて減速しなかったことがすべての原因であろう。

なお、コンテナ船はほぼ海峡を直角に横切るように舵を切っているから、このことだけでも操船ミスあるいはコンテナ船の操舵システムが機能していなかったことは明瞭である。


護衛艦くらまは貨物船か

2009-10-29 19:46:22 | 社会・経済

関門海峡衝突事故のくらま側の印象だが、これは事故の責任とは直接関係はない。

鞍馬はどこがつくったのか。日本のメーカーか。いくらミサイル時代でも装甲がチャチすぎる。

手抜きじゃないか。どうせ実戦はしないからと、ペラペラな装甲でメーカーが手を抜いたか。

それと艦首の大火災は積んでいたペンキやシンナーが燃えたというのだが、護衛艦は貨物も運ぶのか。

乗せるにことかいてペンキなんかどうして運んでいるのか。それにこの情報は事故後きわめて早い段階で表に抵抗もなく出てきた。これもあっけにとられたというか、引っかかるところだ。

ミサイル時代だって、ミサイルで攻撃されることもあるだろう。指揮艦があんなにチャチでいいのか。


関門海峡の暴走族

2009-10-29 08:10:56 | 社会・経済

護衛艦くらまと韓国の貨物船との衝突事故。マスコミで情報がすくない。一方が自衛艦で片方がイチャモン国の船だから情報が流れないのかもしれない。

読者、視聴者としてマスコミ報道で欠落していると思うところを箇条書きにしておく。

+ 韓国のコンテナ船は時速26キロで航行していたというが、あそこにはスピード制限はないのか。あの狭い、交通量の多い場所ではほとんど暴走スピードではないか。

海上保安庁はまずスピードを落とすように指導すべきではないか。それをあのスピードで追い抜きを前提としたような「情報提供」をするとは。

スピードを落とさず舵をきれば鋭角的に横っ跳びして狭い対向車線に飛び出すのは素人でも分かる。

海上保安庁の管制官が韓国船とやり取りをしたときに前方の貨物船との距離に余裕があったのか。公表されたやり取りの前に韓国船から彼ら一流のディマンディグな「前方船舶をどけろ」とかの要求があったかどうか。

海峡の幅が500メートルだそうだが時速30キロ弱で舵を切れば、一分で400メートル以上進む。斜行していたとしてもあっという間に反対車線に飛び出すだろう。

操舵技術が未熟ならあっという間に対向車線(船線)の前に飛び出す。

それと追い越しの場合に対向車線に出ていい、というつまり自分の車線250メートルの幅を飛び出してもいいのか。

前方を確認できていればいいが、今度の韓国船は前方に船籍を確認しないで対向車線に飛び出しているようだ。

韓国船の船長、操舵手の技量はまともだったのか、だれが操舵していたのか、マスコミは速やかに取材、報道すべきである。

& この問題はブログで色々取り上げられているようだが、鳩山首相が「韓国を刺激しないことが大切だ」と北沢防衛省に指示したという。ほんとかね。指揮権発動だよ。事務的に処理すべきだが(第一段階は)、最初から「韓国の責任は調査するな」と言っているととられる。

わいろでももらっているのか。売国奴的発想だ。

韓国船の運航状況は徹底的に調べるべきだろう。次のような点は必須だ。

* スピードを落とさず追い越しにかかったとすれば、操船責任者の無知か、すでにその段階で船のシステムに重大な故障が発生していたか。つまり減速しようとしても操縦不能のトラブルに陥っていた。

* 追い越しのために舵をきった段階で船は操船不能状態に陥っていたのか。

* 海峡は潮流の流れも複雑で早いという。満足な操船も出来ないか、船が不具合で操船不能に陥っていたとすれば事故は必至と言わなければならない。

* ブログでは貨物船の積み荷に不法不正なものがあったのではないか、というのがある。自衛艦を海上保安庁の臨検と間違えて逃げようとしたというのだが。すこし考えすぎだが、積み荷の内容は徹底的に検査すべきだろう。


オバマ訪日中止

2009-10-28 18:09:34 | 社会・経済

普天間のことで話がつかなければ訪日を中止するとか、今日の夕刊フジ。こういうおどし(のつもり)はゲーツ長官の来日前からあった。

これまでにこの手の脅しは効果があったのだろう。日本が言うことを聞けばこういう話は消えてなくなるわけだ。

アメリカの小役人が日本政策で実績を上げたくて、上の覚えがめでたくなるのを期待して、こういうことを言う。日本の<小>安全保障専門家、評論家がオマンマのために連動策動する。

鳩山君は「ああそうかい、ああそうかい」とでも言っておけばいい。アメリカが日本の宗主国ではあるまいし、鳩山新政権はアメリカに冊封してもらうつもりでもなかろう(自民党と違って)。

続く

& ところで普天間関連の合意(あるいは諸合意)の性質がどういうものかにもよるところがある。国家間の合意といってもピンからキリがあるわけで、ある程度キッカリした合意ならば守ったほうがいいかもしれない。

だが、いきなりヘイコラする必要はない。その前に一揉み揉みこむのも一興であろう。それくらいできなければ国際政治家とはいえないよ。

そこでだ、ためしにだね、もうアメリカの不良国債は一切購入しないと通告したらいい。そして10兆円ほど、とりあえず売り払ったらよかろう。

&& ある日の国防省、国務省連絡会

「クリキントキ国務長官、普天間のことははっきりしたの

小役人(国務省日本部長):相変わらず煮え切りませんので、すぐに確認しなければ大統領の訪日は中止になると日本の新聞に流しました」

ク長官:そんな乱暴なことやって大丈夫なの

小役人:なに、これまでにもこの手で日本は脅えてしまいますので。それに日本にはお手当を与えている評論家やジャーナリストがわんさといますので、その辺にも働かせますから、バッチリでござんす。

ゲ国防長官:頼りにしてるぜ

小役人:へへーっ

ク長官:愛い奴、引き続き励めや、来年は国務次官補にしてとらせるぞ

小役人:ありがたきお言葉、やつがれ、感涙にむせびましてございます。

国務長官、国防長官:ウムウム


沈まぬ太陽をいやがった自民党中曽根君

2009-10-27 18:24:28 | 社会・経済

本屋の店頭にあるDVDで沈まぬ太陽をリプレイしておった。熱心に見ている若者がおった。

それで思い出したが、この小説の映画化をJALが嫌がるのは分かるが、当時の自民党が猛烈な勢いで言論弾圧をしたというのだね。

中曽根もと首相は最初カネボウの伊藤淳二会長を日航会長に送り込んだりして改革にえらく積極的だったのに最後には自分の手で送り込んだ伊藤氏を追い出してしまった。その時にあれこれ画策したのが彼の官房長官だった後藤田正晴だった。

全体の流れが非常に奇妙だったが、中曽根君や自民党が猛烈にいやがったのはどうも、恩地君の労働問題ではなくて、小説のなかでそれとなく触れられている大損を出した先物取引のことだったようだ。

これはよほどおおごとだぜ。単純そうな前原誠司くんに扱える問題かどうか。こころもとない。政権をとって自民党の腐敗をあばくと鳩山君は昨日の施政方針演説で大見えをきったところだ。絶好の機会だよ。ぜひ生かしてくれることを期待する。

そのころの幹事長の一人は金丸信でやはり、先物予約問題をほじくられるのをエラク気にしていたという。小沢一郎は金丸信のバシリだったんじゃないかな。小沢が実務担当者だった可能性もある。前原君最後まで追求する勇気があるかね。


鳩山金四郎影元始動

2009-10-27 07:38:13 | 社会・経済

徳川幕府が三百年の泰平を保った原因は鎖国と行政のダブル・チェック体制である。

鎖国のことは、次回述べるとして、ようやく北町奉行所が動き出したらしい。昨日施政方針演説をしたというではないか。私は聞いていないが。

本来なら南町奉行所と北町奉行所は月ごとに変わる。先月行った行政に不正や問題がなかったかは次の月番がチェックする。

不正がないということが、結局無駄の排除にもつながるのだ。