東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

オットマンの上で見た痴夢

2016-02-26 09:22:08 | 政治(内政、外交、軍事)
中東紛争がいっそう泥沼化している。かってあの地域は長い間オスマントルコの広大な領土であった。オスマントルコは日本で言えば平安時代末期いや鎌倉幕府時代かな、から第一次世界大戦後まで存続した。最盛期には中東、近東、東欧、地中海島嶼国やアフリカ北部まで支配した大帝国であった。強権独裁国家であったが、いわばトルコの平和という時代が長く続いた訳だ。

中東が平和を取り戻すためには一帯を一元的に統治支配するかってのオスマントルコ帝国のような国が出てこないとどうしようもないだろう。

以上がオットマンの上でみた白日夢であります。とにかくあの地域でパックス・アメリカーナは絶対に成功しない。同様にパックス・ロシアや西欧の介入による平和は未来永劫絶対に成功しない。

民族自決や部族長連合レベルあるいは宗派エゴでは混乱を増すだけである。

一般に外資系企業製品のアフターサービスが劣悪なことについて

2016-02-24 20:21:05 | 社会・経済
アメリカ本土でも米国企業のアフターサービスが劣悪でテイをなしていないことはすでにご案内のことと存じます。だからトヨタなどの車がアメリカで売れるわけです。アメリカでもそうですから、ヨーロッパやアジアではもっとひどいのでしょう。

夕刊フジにもと週刊文春編集長の花田紀凱氏が「天下の暴論」というコラムを連載している。今日の記事でipadの充電器が壊れたときのアップルの対応を報告している。

それを読んで昔の不愉快な経験を思い出した。ヨーロッパの電機メーカーのオイルヒーターを買った。ほどなくして電源関係がおかしくなったので連絡したのだが、出て来た女の対応はこちらが小学生で自分が教師のような高慢ちきな態度でこちらの取扱が悪いと決めつけた。オイルヒーターなんて単純な機械で取扱がどうのこうの、という難しいことがある訳ではないので相手の態度に呆れた。とにかく顧客に対応しているという意識がない。

それで恐れ入る訳にも行かないので引き取って直させることにしたら宅急便が来た。それで渡したらしばらくして戻って来たが全然直っていない。世間で一応直ってしばらくは動いたがすぐ壊れたという話はまま聞くが、使ってみて全然修理していないことは明瞭であった。それでもう一度引き取らせて修理させた。今度も戻って来た時にまったく同じ状態だった。

強硬にクレイムすべき所だが、最初の電話の応対から始まって相手の一連の鉄面皮な対応からして、相当強硬にやらないと相手にはカエルの顔にションベンだと思った。その当時仕事が非常に忙しく、時間と金と労力をこんなクレームに注げないので泣き寝入りした。たかだか数万円?のことだしね。

それでくだんのオイルヒーターはインテリアとして狭いマンションの相当部分を十数年間にわたって占領していた。その後引っ越しをする時に金を払って引っ越し業者に処分してもらった。

冒頭にもふれたが、彼らにはアフターサービスという観念はない。さらに日本法人の場合には、不良品として戻ってくる製品の数が不良品率として本社に報告され、支店長なり担当者の勤務評価に反映されるらしい。だから完全に外国にある本社向けの顧慮しかなく、顧客のことなど、一旦売ってしまえばどうでもいいということなのだろう。

日本を完全に植民地なみに観ている。そして日本で働く男女職員は植民地本国(欧米)の顔色ばかりみているのは明らかである。

だから外国製品は買わないが、花田さん、嫌なことを思い出させてくれたな。


日本軍の南部仏印進駐に相当する南沙諸島へのミサイル配備

2016-02-18 20:11:14 | 南シナ海
アメリカが本気で立ち向かってくるとは思わなかった帝国陸海軍は南部仏印進駐後にアメリカや同盟国が行った石油、鉄鋼、軍需物資の対日輸出全面禁止措置に仰天した。開戦のやむなきに追い込まれた。南部仏印進駐(今のベトナム南部)が7月末、真珠湾が同年12月8日である。

それまで、日本は小出しに北部仏印進駐とかしてきて、アメリカが大した反発を見せないので安心しきってサイゴンに入城したのだが、情勢は一変した訳だ。

歴史に学ぶということはそういうことだ。アメリカも今度は本気になるんじゃないかな。地政学的にも同じ地域だしね。

見方によっては、西部劇のスピリットだね。お尋ね者の無頼漢にさんざん好き放題にやらしておいて、相手が我慢出来なくなって腰の拳銃に手を伸ばした所で早撃ちでしとめる。南シナ海、西シナ海、そしてわが東シナ海でもそういうシナリオが予想される。

そろそろ、オキナワは戦時体制に入るべきだろう。そうしないと真珠湾的奇襲を受ける可能性がある。

見苦しいぞ、国谷党

2016-02-14 09:31:10 | NHK
NHKの夜7時のニュースに続く「クローズアップ現代」とかいうマンネリ番組のキャスター国谷某女が交代するらしい。

朝日新聞の某記者によると国谷の取り巻きが大分この人事に抵抗したらしい。一体何人がこの利権にぶら下がっているのかな、それにその家族も。

23年も続いたんだってね。これにも呆れる。国谷君はNHKという暖簾がなくなると、ジャーナリストとしてやっていけなくなるのか。

能力を持ったジャーナリストならとっくに独立するか、転職しているだろう。お声が一つもかからなかったのかな。

一体、国民の貴重なリソースである電波媒体にいつまでしがみついているのだ。

それでも内容が毎日観る価値があるならまだしも、平板、陳腐、尻切れとんぼの構成で、ときどき不良「進歩的知識人」を喜ばすようなセリフを入れて命脈を保つ。

百年前に番組を中止すべきだった。それをぐたぐた文句を付ける「朝日新聞」があるから世の中は気楽なものだ。

サイレントキラー

2016-02-03 09:32:17 | 自転車
HV車に騒音発生器を装着することを義務化するという。行政官、立法者にそのくらいの知恵があるなら、先にやることがある。

サイレントキラーの代表である自転車にまず騒音発生器をつけさせることだ。装着しない場合の罰金は10万円くらいが適当だろう。

最善の策はいかなる歩道でも自転車走行を禁止することである。歩道の幅が3メートル以上あるところでしか自転車の歩道走行を認めていないが、全然守られていない。

それより以前に3メートル以上なら自転車を認めても安心というのはあり得ない。むしろ重大事故に繋がる事故は増える。歩道の幅が広ければ馬鹿なヤツはかえってスピードを出す誘惑に勝てない。そういう場合には事故の深刻さは狭い歩道で起こす事故の数百倍である。

秋葉原の線路の下をくぐり向こう側に抜ける広い歩道がある。そこで、後ろから歩道をスポーツ用の自転車で猛スピードで降りて来たチンピラの自転車と接触しそうになったことがある。そのときにその若造がなんと言ったか。「馬鹿野郎」と怒鳴りつけられた、謝るかわりに。

車道なら自動車にはバックミラーがついているから後方車両を確認しながら車線変更をする。歩行者には後ろはまったく見えない。いわんや、歩道でちょっと脇に寄るくらいのことでいちいち後方を振り向きはしない。

あくまでも、後ろから来る者が前方を確認すべきだ。後ろからくる歩行者の場合もそうだし、ましてスピードの違う自転車の場合は後方から来るものに注意義務の全責任がある。
歩道を歩いていて「歩線変更」のたびに歩行者が後ろを振り返り自転車がくるかどうかをを法律で義務づけますか。そんな法律は気違いが作ったと思われる。

しかるに、現実は歩行者がいちいち、後方を確認しないと町を歩けない。気違いだよ、日本の歩道は。