東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

鳩山君もう首相ごっこはやめてくれ

2009-11-30 20:52:22 | 社会・経済

民主党にはタオルを投げ入れるセコンドはいないのか。今日の国会答弁はひどかった。

1「母親から金が出ていることは全く知らなかった」

2「当局の捜査が明らかになった段階で見解を述べる」

たしかこんな答弁だったよね。1・はいい。もしそうなら「母親から金は一切もらっていない」と断言すべきだろう。自分のことで、身内とのやりとりで知らなかったというのは、そういう事実はなかったというのと同じだ、普通は。

君に残された道はこの段階で二つしかない。すなわち

甲 そういう事実はないと断言する。そして首相を続ける。

乙 報道を事実と認めて辞任する。

さらにおかしいのは、自分で直ちに確認して説明するならまだしも、捜査が終わってから説明するとはどういうことか。これは刑事事件で容疑段階の被疑者が苦し紛れ発出するコメントと瓜二つの常套的反応ではないか。ほんとかもしれませんね、だけど捜査が終わるまでは、ね、ということか。

ひょっとしたら母親からの金はもらっていたかもしれない、しかしそれは自分では調べられないということか。

こんな答弁が通用するか。

鳩山君、限界だよ。首相ごっこはもう終わりだ。


秘書の管理も出来なくて脱官僚とは、鳩山君

2009-11-29 08:30:48 | 社会・経済

わずか数人しかいない(しかも公設秘書は一人か二人だろう)秘書の監督も出来ないで、膨大な国家の官僚群を政治主導などというのは狂人のたわごとだ。

秘書の資金管理の問題を「知らなくて」、予算の作成、事業仕分けなど漫才のネタにもなるまい。

小沢一郎と鳩山一郎もとえ由紀夫とどちらが倫理的欠陥があるか。

と、人問わばなんと答えるね。

まず、倫理的欠陥と言っても種類がある。したがって上記の設問は適切とは言い難い。

悪いことと知っていて、なんとかごまかそうとする、それが小沢だろう。鳩山首相は倫理的感覚が欠落している部類だろう。したがって罪悪感はないと思われる。

人相見の観点からいうと、この点で前原誠司と鳩山由紀夫は同類である。大アマに評価すれば、ドストエフスキーのアリョーシャ・タイプである。どっちのアリョーシャだって、そうねぇ。

危険だ、危険だ。今の日本はジャンボ機を小学生に操縦させているようなものだ。


お母さんからのお小遣い、鳩山由紀夫君

2009-11-25 20:01:29 | 社会・経済

第一報に接しただけだから、断定的なことは言えないが、

悪質とは言わなくても、きわめて奇妙な話であることは間違いない。

奇妙なと言っても、ポシティヴな意味にはとれない。気持ち悪い、とか薄気味悪いとかいうニュアンスだ。あるいは宇宙人というかな、そういう意味ではこのあだ名は本質をついているのかもしれない。

& 26日の朝刊によると、検察は鳩山首相の母親の事情聴取を検討しているという。年齢は87歳と大変な高齢だそうだ。ご本人が明確明瞭な意識を持って自主的に報道されたようなことをしていたなら、しょうがないだろう。国会の参考人招致もありうる。

しかし、母親主導ではなくて、由紀夫氏あるいは秘書のイニシアティヴで行われたことなら、親不孝これに過ぐるものはない。

インターネットでは、実態は禁止されている外国人団体からの資金の流れをカモフラージュするために、この仕組みが考えられたのではないか、という観測がある。あまりにも不自然であり、母親がきわめて高齢であり、などの事情を考えるとあり得ることだ。

すくなくとも、そうでないと断言できるまで調査しなければならない。御母堂には事情聴取に応じていただく必要があろう。厳格なクリスチャン一家と聞くし、教育ママとしても令名が高い御夫人らしいから、ご本人が積極的にこういう形で援助していたとは考えにくいのではないか。

考えられることとしては、高齢の老人の理解不足を息子や秘書が利用したという可能性は排除できまい。すくなくとも国民はその疑念を否定する十分な説明を求めるだろう。資金の出所が在日であれば、こんなに売国奴的な行為はない。いずれにしても、公にしたくない、出来ない不浄の金である可能性を排除できない。

資金は生前贈与でもなく、政治献金でもなく、違法性のない貸付金だそうだが、貸付の目的は国民に説明する必要があろう。そして鳩山氏はその金をどう使ったか説明することだ。


前原国交相疑惑のスケジュール

2009-11-25 18:38:14 | 社会・経済

前原くん、こんなにあからさまで見え見えなことをして恥ずかしくないのか。

意図的ならば悪質な詐欺行為であり、日航、財務省を巻き込んだ猿芝居、談合、八百長の可能性がある。

もし、意図的でないなら前原国交相はすでに操縦不能状態に陥っていることになる。

## 数ヶ月前から言われていることども:

11月末までに1000億円の資金繰りがつかなくなる。すなわちJALは倒産する。

企業年金の削減が出来なければ国費をつぎ込むことができない。

## これに対して:

日航が漠然とした方向(3割、5割削減)を示したのは二、三日前

しかも、これは年金受益者に対する具体的な提案ではないと言う。具体的な提案は12月にするそうだ。そうして、来年一月までに賛成かどうかの返事を聞くと言うのだ。

これによってこれを見ると、日航はわざとぎりぎりまでサボタージュを決め込み、そしてそのスケジュールを見ると11月末までに1000億円の資金注入が必要なのに、来年一月に結論を出すといっているのだ。

これは、とても年金の縮減は満足にできないのを承知だから、引き延ばしたのだろう。

*********

ここまではいい。政府は資金を与えないで倒産させえればいいのだから、そうすれば国交相や財務省は責任を問われることはない、この点に限ってだが。

ところが、前原は日航が具体案も示さないまま、しかも結論が出るのが来年という案の説明会を開いた翌日に1000億円と言う膨大な融資に政府保証をつけている。日航がこのまま存続すれば間違いなく将来も再三、際限もなく巨額の政府保証をつけなければならなくなる。

そしてそのすべては回収不能だろう。

前原くん、嘘はもっと上手につくものだ。あまり国民をばかにするものではない。

現在事業種分けというのをやっているが、一方でめちゃくちゃに削りながら、こちらでは野放図な税金のばらまきをやっている。どう説明するつもりか。

今年度は予備費でも使うつもりか。来年度予算には計上しないつもりか。事業仕分けの俎上には初めから乗せない腹なのか。

前原には八ツ場ダムでの乱暴至極な振る舞いがある。一方では日航に対しては1000億円単位の、場合によっては一兆円にも達しようかと言う無駄使いをしている。どう説明するのか。

前原くん、きみは日航になめられきっているのだよ。


日航企業年金の運営会社

2009-11-24 23:34:41 | 社会・経済

JALというのは子会社とか関連会社をやたらと作る。もちろん、お仲間グループの天下る先を作るのである。官庁そこのけのずる賢さでシラミ版天下りをする。ネズミ算的に子会社を増やす。これがJAL赤字の原因の一つである。

こういうのは、御用組合の役員経験者や、専従を長いことして、そろそろ上がりだというやつのために作る。あらゆる業態の会社がある。資金運用会社もあるだろう。日航の企業年金もこういう関連子会社が請け負っているとしたら犯罪的で、かつ壊滅的に悲劇的状況になっているだろう。

これも取材でつぶしていくポイントである。

こうなると、歴代の組合委員長、書記長、執行委員はまとめてしょっ引く必要があるな。M’s ブラザーあたりからね。


日航の企業年金、さらに

2009-11-24 18:38:41 | 社会・経済

今朝のニュース(番組)なんか見てると、すこし詳しく紹介するようになった。

そこでだ、マスコミ労働者諸君、あとひと踏ん張りだ。取材報道すべき点を若干指示しておく。

一般会社は資金の運用を専門家(金融機関、保険会社、ファンドなど)に一任するのが普通だろうが、日航の場合はどうだったのか。これはきわめて重要なポイントであるような気がする。

為替予約だとか、商品(燃油)先物予約だとか、金融のプロでも難しいものにまで素人のくせに手を出したがったヤカラだ。膨大な年金資産の運用に手を出していなかったか。もし出していたとすれば相当に深刻な各種不正行為を行っていた可能性を排除できない。

もし、JALが運用にかかわっていたなら、それは労務(厚生部門を含む)、御用組合系の幹部がかかわっている。それに政界、財界の接待、裏工作にかかわる特殊な社内の一団である。

これはニュース記者としては、バイタルな点だよ。

それから、資金運用の年次(定期)報告は受益者に適切に伝えられていたかどうかだ。もし、外部の保険会社などに一任している、すなわちまっとうな形態をとっていたなら、定期的に運用報告がきているはずだ。

すなわち社内の問題ではないから、ちゃんとした資料がなければいけない。つまり取材で容易に裏が取れるはずだ。まずこのあたりから手をつけたまえ。

それから取材をするときに常に意識をしているべきことだが、マスコミでOB、OBと言われている退職者、これも現役時代からの御用組合系と恩地元系に分かれていろいろなしがらみがあることを念頭に置いて分析をすること。

まぁ、今日のところはそんなところか。また気がついた点があれば後便にて。


日航の企業年金、その他

2009-11-23 22:44:11 | 社会・経済

NHKは日航の企業年金の契約書を見てから報道したのだろうか。普通年金や保険などの契約では「運用利回りは**パーセントを目標とするが、経済情勢により変更される場合があります」という文言があるものだが、日航の年金契約書では無条件で4.5パーセントを保証しているのか。きわめて異例ではないか。その意味するところは日航が世界の利回り水準を支配すると宣言していることになる。

そうならOBの主張するように何が何でも約束通りにしろというのも無理はない。

前原誠司くんはたよりない。年金制度設計、運用の合法性、違法性の検証は国交相ではなくて検察の手が入るべきだろう。そしてPost Mortemでもいいが、これは生体解剖をして正確に見極めるためにはしばらく日航を人工呼吸器、生命維持装置につないでおくのも一法かもしれない。


日航の企業年金

2009-11-23 22:00:26 | 社会・経済

23日の午後7時と9時のNHKニュースで日航の企業年金減額について社長が説明会を開いてOBたちに頼んだという。トップニュースだ。それも長々と。そしてなにを報道しているのか視聴者は分からんのだよ。

マスコミ(NHK以外がどう報道したか知らんのだが)の能力の低さを如実にあらわすものだ。

従来から年金の仕組みを伝えないまま報道しているから、わけのわからん話だと思っておったのであるが、今日みたいに公共の電波を長々と拉致して報道されると、そのいい加減さを指摘するのも義務かなと思う。

企業年金といっても法的な問題は全く不案内だが、会社によってさまざまじゃないの。日航の場合はどうなっているのだ。まずいつから始まったものか。

従来の報道で伝えるところによると、年金は終生支払われるという。高額法外な年金が死ぬまで支払われる仕組みだと言うが、そんなことが制度設計としてそもそも最初から現実的で可能だったのか。たいていの企業年金は支払い期限を区切っているのではないか。

御用組合、労務屋、お仲間集団が最初から集めた資金を流用する目的だった可能性が高いのではないか。そうだとするとこれはれっきとした多世代にわたる特定の集団による犯罪である。

経済監獄の箱モノを一つこしらえないと間に合わないかもしれないね。

普通の理解では厚生年金に上乗せして支払われる企業年金は会社支出と従業員の給料の一定割合を掛け金として運営されるものだろうが、今日のニュースでそれに加えて退職金を原資にしているらしい。こんなことが現在ではほかの会社でも一般的なのか。きわめて奇異に感じる。OBが湯気を出して怒るのも分からんではない。

これも退職金支払い負担を減らすだけの目的で一部労務屋的経営者、御用組合連合体がおこなった詐欺的行為ではないのか。

それと、日航はこの何十年か、何年かおきに、従業員の一定割合のリストラをしていると報道されているが、無理やりに退職者数の帳尻を合わせるために高額の企業年金をあてもなく約束してきたのではないか。

ほかにも背景はあろうが、あきらかに非現実的な約束であるのを承知で、集めた資金を経営批判を回避するための赤字対策に使っていたのだろう。また、妙に投機的な、個人的な資金流用も相当程度使われてきたのではないか。

国交相は監督官庁ならば、単に年金額の減額を求めるだけではなくて、年金基金をめぐる犯罪行為がなかったかどうかにもメスを入れるべきだろう。

無尽講だっけ、頼母子講だっけ、ネズミ算商法だっけ、日航のやり方はそれではないか。テレビに出てくるOBたちはちゃんと契約したんだからというがもっともだ。豊田商事でも詐欺的ネズミ算商法は、やる当人が出来っこない、必ず破綻するプランに基づいて契約で相手をだます商法である。日本航空の企業年金はこれらの詐欺商法を思い起こさせる。

NHKのニュースでは現在の経済情勢では年利4・5パーセントでは運営できないのが年金破たんの原因のようにいっている。日航の宣伝を全面的に受け入れている報道だろう。

そもそも、年金システム設計の段階から実現可能な計画だったのか、その経緯を捜査、監査する義務が国にはある。前原誠司くん、しっかりしたまえ。国の強権を使っても国民のために解明する義務がある。


練りこめ練り込め喧嘩神輿だ鳩山君

2009-11-17 08:26:19 | 社会・経済

沖縄基地問題だが、アメリカはペリーと時と変わっていない。そこが付け目ヨ。

ペリーが喧嘩を吹っ掛けてきたのが1853年だったかね。明治維新が1868年だ。

その間15年間、日本の国論は沸騰したわけだ。それがよかったわけネ。現在の日本と同じように「大変だ、テーヘンだ」とすぐにアメリカのエイジェントになるやつがいた。そいつらにたぶらかされる役人もいた。京都もあった。今の日本とうり二つヨ。

国内で15年間、もっといえばアヘン戦争で清が破れて仰天した1942年以来とも言えるのだが、国論沸騰、多くの選択肢が検討され、破棄され、欧米のやり口に対する理解が深まったわけ。

この15年間のプレリュードがなければおそらく欧米の植民地になっていたね。あるいはシナと同じようになっていただろう。貴重な15年間よ。鳩山君はさしずめ、京都役だな。いいんじゃないかな。岡田君は幕府役人か、佐幕派小藩というところだ。

もう一つの天佑がアメリカの南北戦争だ。これでアメリカのアジア侵略は19世紀末まで出来る余力がなくなった。

見方によればイラク、パキスタン、アフガニスタン戦争は南北戦争だよ。ひょこひょこ口車にのって助っ人するのは愚の骨頂かもしれない。南北戦争並みの時間稼ぎにはなる。そういう発想がいまの日本人には出来ないのか。

防衛大臣はなにかな、ジョン万次郎かな。

揉みこみ結構、徹底的に時間をかけろ。現下の世界情勢、アジア情勢は御無理御もっともでアメリカのいいなりにならなければならない状況にない。そういう状況も戦争後一時期あったがね。

この辺もいい加減な議論ではなくてしっかりとした見通しを立てる必要がある。

アフガニスタンといえば、かって日英軍事同盟が出来た背景にはイギリス・アフガニスタン戦争があった。日本はアフガニスタン戦争を利用したとも言えなくはない。19世紀数次のアフガニスタン戦争でイギリスはほとほと疲弊した。

アフガニスタンは地政学的にロシアの南下を食い止める位置にあった。つまりロシア、イギリスの代理戦争だった。イギリスはうまくいかなくて、アジアでのロシアの南下を食い止めるためには日本と軍事同盟を結ぶほかないと判断したのである。

なにしろ、シャーロック・ホームズの助手のワトソン君はアフガニスタン戦争で名誉の負傷だ。

21世紀の現在日本が現状を利用しない手はない。それをアメリカの言われるままにヘイヘイしたのでは話になるまい。どう利用するか、もっと国益にかなったマシな方法を考えよ。