首都圏昨日発行(六日付)の夕刊フジに歳川隆雄氏のコラムがある。「永田町・霞が関インサイド」というのだが、先月末流れたフェークニュースは米国国務省下僚が情報源であるという。
それによると7月31日の朝日新聞朝刊で米国が日韓の仲裁に乗り出したと報道した。しかも仲裁案の内容まで報じている。それは日韓ともステイタス・クオつまり現状を維持して何もしない、日本はホワイト国除外を発動しないという内容である。
この報道を筆者はNHKのニュースで聞いた記憶がある。朝日新聞は読んでいないからしらなかったが、NHKのニュースを聞いておかしいな、と思った。まずフェークに間違いないと思ったが、まあほかのマスコミがフォローするだろうと思ったが全然なかった。
そして実際にはアメリカのポンペイオ国務長官も何もしていない。バンコックでやあやあと日韓外相と会っただけだった。
筆者の意見は最後に述べるが、歳川氏のレポートを最初に要約する。かれはジャーナリストだから米国の高官に取材したところ、報道されているようなことは全然無かったという。そうして、国務省のごく下っ端の官僚の仕業だろうとしている。その根拠としてホワイトハウスと米国国務省の関係はよくなく、特に下僚はトランプ大統領就任以来圧迫を受けているのでその腹いせに嘘のリークをしたのだろう、というのが歳川氏の判断である。
それでは次に筆者の見解を述べる。
#第一にニュースを聞いた時に情報源(人名)が隠されていることに不審感を抱いた。
#第二にトランプ大統領が日本に一時アクションを止めろというようなことは、これまでの流れからして考えられない。第一仲裁するつもりなら、その内容を事前にぺらぺらマスコミにしゃべるはずがない。
#ポンペイオ氏はたしかにバンコックで三者会合を持ったが、日本の行動を否定するような行動はとるまい、と思った。その通りになった。
#しかし歳川氏の言うように国務省の下僚がトランプ大統領に対する腹いせに一方的にリークすることはありえない。ここは韓国が担当者にわいろを贈ったとみるのが妥当である。
ワイロを贈って、これこれの報道をしてくれ、と国務省のうだつの上がらない下級役人に指示する。そしてアメリカが日本に圧力をかけるだろうという印象を与えるリークをさせる。問題はポンペイオ国務長官にもワイロを贈っていたか、である。その可能性もあると見ていた。そうとう巨額になるけどね。国務長官へのワイロとなると。結果的にみるとその可能性はある。ワイロは儀礼的贈り物、接待という形をとって韓国は日常的に行っている。
最終的にはポンペイオは踏み止まったが、機内での発言は思わせぶりなところがあった。ワイロを貰ったから多少は色をつけてやろう、ということかもしれない。しかし、出来るのはあそこまでだよ、という判断は持っていたらしい。
ロイターもたっぷりワイロを貰って裏もとらずにそのままフェークニュースを流す。
いつもの手である。おそらくロイターの記者も韓国政府はワイロで買収していただろう。なぜならまともなジャーナリストなら国務省下僚のリークの裏を米国政府高官から採るはずであり、そうすればあんな記事は出せない。
朝日新聞はワイロをやらなくてもあの手の偽情報はホイホイ紙面に乗せる新聞である。時系列ははっきりとしないが、まずロイター報道があって、すぐに朝日新聞が翌日の朝刊に載せたのだろう。
現在アメリカの新任国防長官が訪日し、訪韓予定だが、韓国はまた例の同じ手を使うようだ。アメリカが防衛情報共有条約を維持したいなら日本に新貿易管理の発令をやめさせろとというわけだ。今度は引っかかっちゃあだダメだよ。韓国の聯合通信とかロイター、AFP、ニューヨークタイムズなどのフェークニュースに誤誘導されないように注意しよう。
日本で引っかかりそうなのは朝日新聞、毎日新聞、NHKなどか。
朝日新聞はワイロをやらなくてもあの手の偽情報はホイホイ紙面に乗せる新聞である。時系列ははっきりとしないが、まずロイター報道があって、すぐに朝日新聞が翌日の朝刊に載せたのだろう。
これを見ると、トランプ大統領がフェーク、フェークというのも分かるね。