東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

マイナンバーは郵便局でどのように保管されているのか

2015-11-26 09:12:54 | ITと情報システム
インターネットのある(長たらしいので引用しない)go.jpサイトに政府機関から地方自治体(?)にマイナンバーを送付した日付をのせている。

広報が不十分だからよく分からないが、政府機関>地方自治体>郵便局>配達という流れかな。

そのサイトのリストによると十一月のなかばにはかなりの自治体への送付を完了したことになっているが、相変わらず配達されていない。郵便局は電話の繋がらないところで、先日直接郵便局に行ってみた。係によるとそのサイトに出ている日にちの2日後に局には届いたそうで、その日からでも10日も経っているのに半分くらいしか配達を終わっていないという。なんとか今月中に全部配達したいそうである。

ということは20日以上局に留め置かれているが、その間の管理はどうなのかな、と不安をおぼえた。そもそも、政府から送達されるものがどういう状態で来るのか。厳重に封印された封書なのか、簡単に中をのぞける物なのか。つまり郵便局で封筒につめるのか、疑問はつきない。

郵便局というのは人の出入り、各種郵便物の出入りが激しい所であるが、そんなところで20日からひと月も日々の出入りが激しい郵便物をきちんと管理できるのか疑問だ。

ところでその時に目撃したのだが、郵便局に特別の受付が出来ていてマイナンバー受付というのがある。要するに不在配達通知のある人が局でも受け取れるように特別のコーナーを設けて再配達の手間を省こうというのだろう。

プライバシーを守るために書留にするのであり、不在の場合は再配達で対応するのがスジだろう。それでは捌ききれないというので特別コーナーをもうけるのだろうが、首を傾げざるをえない。

係は厳重に身元をチェックすると云っているが、守られるかどうかの保証はない。

すべての責任は非現実的なスケジュールを立てた総務省幹部が負わなければならない。

考えても見なさい。オートロックのマンションに書留を配達する、インタフォンで居住者に解錠してもらって部屋まで届ける。そしてまた一階に戻ってインタフォンで他の居住者に連絡する。これを50戸なら50回繰り返す。300戸なら300回繰り返す。

その際貴重な残りの書留はマンションの前に停めたオートバイの荷台にむき出しで置かれている。無人で他人に持って行かれても分からない。最近はマンションが多い、しかも大規模な物が多い。一つのマンションに配達するのに半日は最低かかるだろう。

それにかなりの部屋は不在で再配達になるからさらに時間がかかる。再配達のメモを書いて郵便受けに投入するのでも時間がかかる。再配達メモを入れ忘れることも多いにあり得る。その場合住民はどうするのだ。

そんなことを考慮して今のスケジュールを考えたのか、総務省幹部は。大臣にも責任がある。以上の配慮は常識の範囲であって専門知識等全く不要だ。高杉早苗くんは事務方に「大丈夫か」と確認しなかったのかね。大臣失格どころではない、人間失格である。


携帯0円よりひどい話がある

2015-11-25 08:36:39 | 携帯電話料金
これも回線業者がらみの悪徳商法である。パソコンを買い替える。量販店に行くとパソコン5万円というのがある。それしか目に入らない。そろそろ買い替えようと思っていたので店員を呼びつける。

そうすると、ある回線業者と契約してくれという。いまどきパソコンをやる人で回線に繋いでいない人はいない。回線は持っているからいい、というと「それなら15万円です」という。店員が指差す所をみると別のチラシに小さな文字でその正価が書いてある。携帯0円商法とおなじ悪徳商法である。それが一販売店だけではない。どこの店にいっても同じである。

回線業者が加入者数競走に狂奔していると聞く。その店で、その業者の回線は持っていると言うとそれを解約して同じ物を契約しても15万円が5万円になるという。内容にかかわりなく、新規契約としてカウントされ業者に10万円以上のリベートが支払われているのだろう。

パソコン量販店で例外無く広く行われている商行為であり、消費者庁が摘発しないのは不思議だ。

それも加入者数が右肩上がりに増えていた時代ならまだ増加する回線業者の利益から顧客への還元という形で吸収できたろう。しかし、回線の加入者数というのは長い間横ばいではないか。そうすると、理不尽な業者へのリベートはどこへ転嫁されているかという問題である。

回線料の値上げで吸収しているのだろう。あるいは15万円でパソコンを買う人が回線業者のリベートを負担している。こんな馬鹿なことがあっていいのかね、高杉早苗くん。

この議論は公明党の消費者税の軽減税率の議論と一脈通じるところがあるね。

WBCはそもそもマーケット拡大戦略

2015-11-21 08:17:37 | 野球プレミア12
WBCはアメリカ・メジャー・リーグ機構が生み出した野球の世界市場への拡大戦略であった。であるとすれば、アメリカや日本が優勝する必要はない。もっともメージャー・リーガーや日本の一軍選手主体でチームを編成すれば、そんなことは云えない。だからアメリカはメージャーリーガーが参加しない。もっとも中南米国籍のメジャーリーガーはそれぞれの母国の選手として出場しているが。

だから野球が世界に普及するためには新興国や後進国がどんどん優勝すればいいのである。

プレミア12も同じ精神だろう。多少はWBCのアンチテーゼとして出て来たところはあるようだが、根っこはおなじだろう。

エディー・ジョーンズを違約金を払ってまでイギリス監督に

2015-11-21 07:42:06 | 野球プレミア12
エディーがラグビー・イングランドチームの監督になる。イングランドは南アフリカのチームと既に契約していたエディーの違約金を払ってまで彼をイングランド監督にした。もっともイングランドが外人監督を雇ったのは初めてだそうである。

それはともかくとして、欧州のサッカー強豪国でも外国人監督がいる。日本の場合とは違う状況があるのかもしれないが、野球の場合も参考にすべきではないか。野球では日本は先進国である。しかし日本人監督でなければならないという理由にはならない。

* 日本人監督のデメリット:球団の選手貸し出し条件(使用条件)の圧力に弱い。つまり勝敗のための冷酷果断で自由な采配は最初から無理である。

* 日本人監督のメリット:曖昧模糊として阿吽の呼吸で球団との融通が利きやすい。

これは外人監督にした場合は正反対になる。メリットはデメリットに、デメリットはメリットになる。問題はこんどのチームの病根はどちらの原因かということだ。

小筆は日本人監督のデメリットがまさった結果とみる。小久保氏は若い。現役を止めたばかりである。監督の経験がない。球団との関係ではおそらく完全な受け身だったろう。

日本人監督のメリットが出せるためにはそれなりの実績と人気のある人物が必要である。つまり球団も一目置かざるを得ない存在であることだ。初代の王監督の様に。世界に冠たる記録の保持者であり、すでに相当の高齢である。その王さんをしても球団や選手との調整にはノイローゼになるような苦労があったと云われる。げんに体調をくずして癌を発症したのもそのストレスのためであったと云われている。

WBCの時までに考え直す必要があろう。

侍ジャパンの監督は外人にすべきだ

2015-11-20 20:06:24 | 野球プレミア12
プレミア12だっけ、準決勝にはあっけにとられた。前から不思議におもっていたことが二つある。

疑問
1:何故サッカー侍ジャパンの監督は外人なのか(例外は岡田監督のみ)
2:何故野球の侍ジャパンは日本人の監督だけなのか

この二つは同じ答えで間に合うような気がする。

共通点
1:団体競技である。その心は各チームから寄せ集めなければならない。
2:いずれもプロの団体からの借り物となる。選手というのは球団なりチームの所有物であり、しかも金銭的に高い商品である。

問題、共通点から疑問に答えてくれ給え。分からなければ模範解答を後で示そう。

もう一つヒントを出そう。アメリカはプレミアにメジャーリーガーを出していない。WBCでもメジャーリーガーの参加には極めて消極的である。アメリカの態度は正解であろう。

もし、日本が今後も出場したいなら、成績は期待しないでアマチュア選抜にするか、選手の供出や使い方に条件をつける個別の球団に頭のあがらない日本人監督ではなく、外人監督にすべきであろう。ラグビーのように。

もっと丁寧に説明しなければいけない

2015-11-08 08:44:59 | 東アジアの悪友
前日のアップはいきなり横っ面を張り飛ばしたようなものでした。もうすこし丁寧に説明しなければ、と反省しております。

China 2049書評補足編1

この書はシナの情報戦略、機密外交政策の解説本の体裁をとっている。したがって一般書籍としてなにもかもさらけ出す訳にはいかないのは分かる。それを承知の上で最終原稿がまとめられたことは序文にも書いてある。CIAの関係部署複数で網羅的な査読を行ったと。それはいいい。

お化粧をしたりするのはしょうがない。しかし、結果が老女の厚化粧をしたようなみっともないことになってはいけない。この本の出版に関係した連中にはその手のエステティシャンはいなかったらしい。以下順不同で箇条書き的に気が付いたことを記そう。

*著者は読者を説得しようとして(あるいはオバマ大統領を説得しようとして)古代シナの古典、戦略書、歴史書、小説から多数の出典を引いている。著者のお勉強の成果なのだろう。これらの書籍のエッセンスは原文を読んだことのない(あるいは読めない:注)現代中国人の日常語に紛れ込み、使っている本人は出典等意識していないだろう。

それを現代シナの政治家、軍人はそれらの古典に精通している様に書き、彼らがそれに西欧人が聖書に頼る様に依拠してあるというが、チト大げさすぎないか。

そう言う言い回しは日常会話に使われる熟語として、ことわざとして日常生活にとけ込んでいる。日本の場合でも同じだろう。どこの言語、文化でも同様だと思う。いちいち数千年前の古典をひけらかす必要はない。それが滑稽だと言うのだ。
ちなみに著者が引いている古典は以下のようなものであった。
礼記、春秋左氏伝、三国志演義、孫子、資治通鑑など。
ここでのキモは論語なんか読んでも彼らの表通りの思考は読めないということである。

注:現代中国語は猛烈な略字が多い。それになじんで教育を受けて来た現代中国の政治家、軍人がシナの古典を読めると思えない。
日本の鉄道の駅等で駅名を支那語で併記してある所が多いが(これもチョン語も含めて止めて欲しい、街の美観のためにね)、例えば郷の時を辺だけに略してある。全部で数十画もあるような漢字を数画の辺やつくりだけに略す訳で、こんな字で教育された彼らがシナ古典を読める訳がないと思うが。

* 覇道という言葉がある。王道に対比されることばで無理矢理、力で相手を服従させることで、日本では小学生でもその違いは知っている。それを大発見の様に触れているのはおかしい。
アメリカの通訳は毛沢東の「アメリカの覇」という表現をアメリカのリーダーシップと誤訳したらしい。著者は「いや、通訳の間違いでやんした」と数十年後に訂正している。お粗末なはなしだ。しかもノーベル賞物の大発見の様に得意げに。
ところで初めて知ったが中共の憲法かなんかに「覇権主義を禁止」している文言があるというのだな。南沙諸島での行動は憲法違反じゃないか。シールズ君にも批判して欲しいね。

* 囲碁の話がしつこく出てくる。チェスなんかと違い相手の王様を倒すのではなく地面の分取り合戦で地面を沢山取った方が勝で(その通りだが)、これがシナの戦略的思考だと大発見をした様に書いている。よしてくれよ、いまさら、といいたいね。

ま、他にもいろいろ出てくるだろう、まだ80頁しか読んでいない。

* そうそう一番大事なことを忘れていた。著者はこの大戦略、つまり「おとなしいふりをしてアメリカをだまし、2049年までにシナがアメリカの地位を奪い取る」という戦略は1949年当時からの一貫した揺るぎない方針だったというのだね。そんな荒唐無稽なことが信じられるか。それはその時代、時代で弱い時には強い国にへつらって、自分に出来るだけ有利になる様に立ち回ったことはあるだろう。中共じゃなくてもどこの国でそうするんじゃないの。とにかく一貫して2049年を目標に世界の覇権を狙って来たなどという方針があったというのはどうかしている。

それは2000年代に入りトウショウヘイが始めた改革が思わぬ経済発展を齎し、アメリカに近づいた(語弊のある言葉だが)ここ数年、いけいけドンドンで古証文の皺を伸ばしただけではないのか。 >>

駄書「China 2049」 日経BP出版

2015-11-07 17:15:02 | 東アジアの悪友
当書を80頁ほど読んだ。滑稽な駄目本である。著者は元CIA職員というが、どういう目的で書いたのか。なぜ一般向けに出版したのか。当然シナ人の目に触れることを予想して書いているのだろう。そうすると、CIAの中国担当者はこれほど無能ですよ、ということを見せて中国を欺き安心させるのが目的か。それなら理屈は通る(孫氏の兵法にもかなうね)があまりにも馬鹿馬鹿しい。お笑いにもならない。

新聞の広告がすごかったのと、売れ行きの出だしが良いようなのにつられて買ったが馬鹿を見た。

表紙の裏に元CIA長官のウールジーの推薦文が載っているが、牙を剥きだしたチャイナに「早急に強い行動をとらなければならない」というくだりだけは当たりである。

歴史を直視し未来志向と言わないこと

2015-11-03 11:01:50 | 日中韓首脳会談
歴史を直視する、大賛成である。直視とは何か。事実であると確認されたことを尊重することである。外交交渉で積み上げられた合意を尊重することである。

中国韓国の言うことはこうした学問的検証を拒否し、外交的法律的に積み上げて来た事実をチャラにすることである。むしろ歴史を無視する、軽視するということである。

安倍首相は、安倍首相が遠慮して言えなければ、日本国民は中国韓国に教訓を与え、指導的補導をおこなうべきである。出来の悪い生徒は放校すべきである。

官房長官談話は条約のような重みはない。日韓条約で解決したことを蒸し返すのはごろつきのすることである。契約書を勝手に破棄するということである。蛮族しかしないことだ。そうして契約締結権限のない部長(官房長官)の曖昧な内容のメモを振りかざして金を強請り取ろうとする。

韓国はあのとき韓国は軍事政権で(笑っちゃうがその軍事政権の親玉はパククネの父親である)民意が抑圧さていたから条約は無効であるというのである。また日本の圧力でむすんだから無効だという。

徳川幕府が欧米列強の圧力の元で結んだ「不平等条約」(これは明らかに不条理なものだったが)を、徳川幕府を内乱により武力で倒した明治維新政府は、徳川幕府が結んだ条約を圧力で結ばされたから無効だと言って破棄しましたか。忠実に履行する一方、数十年にわたる正式な外交交渉の結果改訂に成功している。

交渉というのは双方で圧力を掛け合っており合う物だ。例のTPPだって日米それに交渉参加国が圧力を掛け合っており合った物で日本は勿論参加各国も条約をまもる(ただし、正式に発効したらだが)。

圧力圧力というなら総会屋やヤクザの様に喚き散らして相手を困惑させるのも圧力である。河野談話のいきさつも日本側当事者の発言があるが、韓国が狂った様に圧力をかけたそうだ。それで軽薄にもこの程度の文言なら発出しても今後蒸し返されることはない、後難の怖れはないとの希望的観測のもとで、多少玉虫色の文言で出した。それで韓国も一旦はおとなしくなったのである。それを自分の都合のいい時にまたぞろ蒸し返してくるというのはまともな国ではしない。

河野談話(官房長官)を曲解して因縁をつけてくるのに対して、日韓条約(条約ですよ)で解決済みと反論すると狂った様に向ってくるのはどういう神経だ。

「歴史の直視」というスローガンは日本が立てるべき旗である。「未来志向」という言葉は相手にあめ玉をやるという意味を内包しておりあまり使うべきではない。 

安倍首相ほかの皆様、これからは歴史の直視を日本の最優先方針としましょう。

習金平は押し込めにあっているのか

2015-11-03 09:52:20 | 日中韓首脳会談
日中韓首脳会議には一枚格下の李国強が出て来た。この首脳会談を軽くみるという意思表示なのか。

しかし、先日メルケル・ドイツ首相が訪中した時にもリコッキョウが相手をしたらしい。習は訪米失敗、訪英見かけ成功実質失敗(という意見もある)それにアメリカ海軍艦艇の南シナ海制圧で精神に異常を来したのだろうか。

マスコミは習の近況の分析をすべきではないか。

安倍晋三様 結婚詐欺に引っかからない様に

2015-11-03 09:28:18 | 日中韓首脳会談
安倍晋三様 結婚詐欺に引っかからない様に。金だけ払わされてドロンですよ。
今回パククネさんは例になく念入りに化粧をして色気を振りまいていたようだしね。

交渉の裏の経緯は新聞報道では不明だがいろいろ餌を与えていないといいが。通貨スワップだとかTPPだとか、韓国が欲しがっているものが無数にあるので、安倍さんが気前よくチューインガムのようにバラまいていないかと心配である。