東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

安倍首相は運のいい男

2018-03-15 08:24:27 | 森友学園

 安倍首相は本当に運のいい男である。日本精神の精華を体現する機会に恵まれた。日本会議の宣伝にもなる。武士は疑いをかけられただけで切腹した。彼はつくづく運のいい男である。道徳教科書に載るぜ。

 麻生氏については大目付あつかいではなくて町奉行所の管轄となろう。したがって切腹の名誉はありえない。


麻生君の三回目のペコペコ

2018-03-10 07:21:54 | 森友学園

  麻生君のことだから、ふんぞり返ってペコペコしている。マスコミや世間は彼が佐川元長官にペコペコしているとは思わない。佐川氏本人には麻生がペコペコとして手を合わせて自分を拝んでいることがよく分かるのである。昨夜の記者会見を見た印象である。

  森友問題に関して麻生氏は少なくとも三回佐川氏にペコペコしている。これは正確に言うと安部麻生両氏は、と言うべきかもしれない。一回目は両氏の意を汲んで国有地を森友学園に叩き売ったときである。二回目は国会答弁でしらを切りとおした時である。三回目は今回辞表を出したときである。  

 佐川氏は彼らにとっては大功臣である。麻生君は何百回となく佐川氏は有能で誠実で(麻生氏に対してか国民にたいしてか?)、国税庁長官への任命は適材適所であったと口をきわめて褒めちぎっている。それならなぜ佐川を慰留しないのか。

 これは佐川氏への最後のご奉公を強要しているのである。辞職後俺たちのためにならない発言をするなよ、という脅しである。もちろん脅しの背後にはひょっとしてという恐怖心もあるのであろう。ここは佐川氏を神様のように褒め上げるしか手がないのである。

  とにかく今回彼らのとった佐川問題の処理は今後の帰趨に非常に大きな影響を与えるであろう。

 


安倍首相は絶好の機会に最悪の決断をした

2018-03-09 19:30:16 | 森友学園

  安部首相は絶好の機会を逃した。佐川国税局長官が辞表を出したという。一昨日の当ブログの記事の直後なので驚いたが、安倍首相は手順を誤った。これでは絶好の機会を最悪の決断にしてしまった。

  安部首相の起死回生の一手は佐川長官と麻生大臣の更迭だったんだけどね。辞表を受理してしまっては逆効果だ。突き返して更迭すべきだった。もちろん更迭の理由もはっきりと説明する機会にもなっただろうに。安部首相もカンが鈍ったとしか言いようがない。辞表を受理したのは安倍首相に弱みがあったとしか考えられない。


伊調馨報道に欠けているもの

2018-03-09 14:30:30 | スポーツ

 報道されている側面はそうなんだろうが、視聴者としては何かが欠けているように感じる。彼女自身の現在の実力。これからの東京オリンピックへ向けての専門家の客観的な予測。これが報道に欠落していることに素人としては疑問を感じる。練習環境が理想的ではないからと言って、はたから見ても筋肉が削げ落ちているのがわかるような状況になるものだろうか。トップ選手ならいくらでも精進する方法はあるのではないか。

 宮本武蔵は競争相手がなくなってからも実力を保つ工夫をしたという。すこし大げさなたとえだが、トップアスリートが男子コーチに指導してもらえないから勝てないなどと泣き言を言うものだろうか。年齢からみてもよくてリオがピーク、あるいはもう下り坂に入っているのではないだろうか。この辺の報道、予想がないのが不思議だ。

  国民栄誉賞ももらって達成感からくる脱力(心理的)は絶対にあるはずだ。これまでに「パワハラ」というのはあったのだろう。しかしこれまで、それをはねのけて工夫してきたわけだろう。それが急にできなくなる理由があるのか。泣き言にしか聞こえない。マスコミは検討を加えるべきだ。そろそろやめようかなと思ったので、これまでの恨みつらみを、言葉は悪いが「行きがけの駄賃」としてぶちまけようとしたようにも見える。週刊誌などに報道されているが告発者(表向きの)の思惑もあったのであろうが、少なくとも彼女も同意していたことは間違いない。

  ところでほぼ同年配の吉田沙保里さんもリオ大会後引退したが、彼女も栄監督に引退を勧められていたという。彼女のほうは母校の中京大学の副学長に就任したという順調ぶりだ。この辺の女性同士の感情のもつれも関係もあるような気がする。とにかく、報道にはもう少しすっきりとしたオールラウンドなそつのない企画をしてもらいたい。

  永続して日本選手の世界的レベルを将来的に維持することも指導者の責務である。若い選手へと切れ目なくつないでいくという配慮もあったのではないだろうか。

 


準戦時宰相論

2018-03-07 07:26:23 | 森友学園

安全保障や外交の分野で安部さんは余人をもって代えがたいように見える。

一方で自民党のある首相経験者は「現政権は土台から腐りつつある」と批判した。

  加計森友問題をめぐっての発言であったと記憶するが、安部氏がオールラウンドな首相として機能し合格点をとるためには、ご機嫌とりや忖度なれのした高級官僚の綱紀を躊躇なく正すことを国民に示す必要がある。それをかばうのは理由があろう。そんなことをしたら尻をまくられて自分の都合の悪いことを高級官僚に暴露されるのではないか、あるいはサボタージュされると恐れているなら、それだけで首相失格である。政権運営能力はない。あるいは自分のために努力してくれて有難う、などという動機でそういう人物を処分するどころか昇進させるなどは宰相としてするべきことではない。まさか、これを認めれば累が自分に及ぶことが必至なのか。

  腐りかけている、という元自民党首相の発言は正しいのかもしれない。安部さんにとってはチャンスなのだ。これほど国民に自分を評価してもらう、わかりやすいチャンスはそう何回もめぐってこない。法の番人であり法の執行者であるはずの高級官僚が逆に、自分の立身利益のために法をまげて忖度などするなどまともな政権ではありえない。

  国民にこれほどわかりやすいチャンスはないのだ、安部君。これを生かさなくてどうする。こういうチャンスはもうめぐってこないよ。麻生という男の薄気味の悪いニタニタ笑いも気になるところだ。意味不明というか頭がおかしいのか。安部君、国民の疑念を一掃してこの国難にあたろうではないか。