ヌードル・ハラスメントというのがあるらしい。察するに音を立ててそばを啜る奇習に関連しているらしい。そばはズルズル音を立てて吸うのが通だというヤツがいるという。いるどころではない、現在では日本人の多数らしい。驚くね。昔はそば屋でびっくりするような音を立ててソバを吸い上げている客等いなかったような記憶が有る。ああいう食べ物だからどうしても音はすることもあるが、無理して不快な音を立てる客等いなかった。
こう言う奇習は田舎者の文士とか新聞屋が「都会ぶって」得意になって広めるものだ。別に外国人が不快になるから止めましょう等とハラスメントをする気もないが、あれが通のソバの食い方だというのはさすがにあきれる。あれとともに不愉快なのは田舎の百姓が旅先のローカル駅の食堂などで熱い茶を一口吸うたびに、ハーッ、ハーッというのも不愉快だな。あれと同じだよ、ソバを馬鹿でかい音を出して曲芸師見たいに食うのは。
思い出したけど、イタリアかどこかで、スパゲッティを食っていた男(イタリア人かなんかだろうが)ナイフとスプーンを曲芸的に操りながら食っていたのを思い出した。あれも見せるためにやっている大道芸人みたいな物だな。日本のOLなんかは感心させられるかもしれない。
大体ソバというのはどう逆立ちをしても下品な食べ物であることは間違いない。しかし昔の東京の人はもっと静かに食べたものである。常識の問題だけどね。