東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

太平洋0.5-1.5人ヨット横断

2013-06-24 09:01:42 | 国際・政治
日本テレビのキャスター辛坊氏のヨット遭難救出騒ぎ。海上自衛隊だか海上保安庁の油代が500万だとか、1000万とか言っている。

当然すでに辛坊氏は費用の弁済を申し出ているものと信じたい。個人としての負担能力はあるだろうし、日本テレビも宣伝費から楽チンで出せるだろう。遭難救助費用は一般論として請求されるものと理解している。

しかし、立場上、請求されてから出すというのは心証が悪い。出さないとか出せないとか揉めたら破廉恥者だ。

彼もヨット歴が30年あるという。一人なら横断した人もいるし、別に不思議にも思わないが、全盲のヨットマンと一緒だと言うのだろう。これが理解を出来ない。ヨットマンといっても単独でヨットを操れる訳は無く、集団で操船する場合に補助的な役割をしたことがあるということだろう。

二人で二人分機能したとは思えない。よくて1.5人乗りだろう。むしろ大きな制約となって結果0.5人だった可能性もある。今回のような緊急時にはトータル0.5人相当になるだろう。

これが尖閣で熱戦が始まったら、三機も飛行艇を割けたかね。ここのところも考えなければいけない。




自己批判という病

2013-06-20 10:18:02 | 国際・政治
自分で自分を断罪することによって、他人の評価を獲得しようとするーこれは家畜道徳の第一要請である。

シナ共産党独特?の自己批判がこれである。アジア的非・道徳の典型である。ソ連共産党にも自己批判なる茶番があったのかどうか、知識の乏しい私には手持ちの認識が無い。極めて東アジア的(大陸、半島)な頽廃的産物であろう。

これはいい、とアメリカ占領軍が考えて、日本人にほどこしたのが「War Guilt Program」である。これはオームの呪縛よりも手の込んだものであったらしい。いまだに有効だからね。

それによって、自分の罪悪もオフセットしようという魂胆でもある。日本全国での民間人に対する無差別爆撃、二発の原爆投下にたいする南京事件のでっち上げがこれである。最初は数千人規模という主張から始まって今では30万人になっているらしい。

これは二発の原爆投下によって殺傷した民間の非戦闘員日本人の犠牲者の数をオフセットしようとしたことは明白である。

これで彼らの良心もうずかなくなるわけである。

従軍慰安婦の問題も、歴史認識で攻め立てると日本から金が無制限にせびりとれるという彼らの学習のほかに、北朝鮮による拉致への非難をオフセットしようとして出てきたことは明白である。時期的にもぴったりだ。

それを、当事者の北朝鮮が音頭をとらずに南朝鮮が主導しているところもうまいところである。南朝鮮内の北朝鮮シンパは非常に比率が高い。民族共闘というわけだ。核やミサイルでは連携が取りにくいが、相手が日本となれば共闘はお手の物である。


大陸浪人と福沢諭吉

2013-06-19 09:19:41 | 国際・政治
右翼のアキレス腱は大陸浪人的なセンチメントだろう。ある意味、それが過ぐる世界大戦での亡国の一因を助けたとも言える。

石原慎太郎は右翼ではない、タカ派だと喝破した人がいる。ま、分類はどうでもよろしい。彼にすら同種のセンチメントがある。南朝鮮に対する独特の思い入れがあるようだ。

福沢諭吉のように脱亜主義を堅持するには、明哲な自覚と矜持、自立心を必要とする。

戦略眼がしっかりしていないと、大陸浪人的なセンチメントはいいように利用される。






さて都議選だが

2013-06-18 18:01:36 | 国際・政治
維新を応援してやりたいが、波乗りじゃないか、という感じが候補者に拭えない。

橋下氏は参議院選挙にでるのかな。慰安婦発言では「捌き方」がどうも円熟していないというか、成熟していないというか、意外に思ったところもある。問題提起は的を得ていたし、散々叩かれたとはいえ、問題意識は深く到達していると思うよ。

意外だったのは、全体として見た議論の建て方が、耐震基準を満たしていないのだな。震度3でもぶっ倒れるような議論の構成だった。

弁護士だからもう少しメリハリを付けたインパクトのある議論を展開すると予想したがね。

もっとも私は弁護士なる職業の平均IQ値を知らないのであんなものかも知れない。




逓信省役人の無知

2013-06-16 12:29:57 | 国際・政治
復興庁参事官のツイッターかフェースブックか知らないが、「左翼のくそ」問題。

道を渡る時は左右をよく見るのは常識だが、その常識がない。しかもそれが逓信省の出向役人だというのだから。おっと郵政省か、いや総務省か。

総務省はいくつかの役所が合併したものだが、その一つが郵政省だ。通信業務を監督するのが役目の役所だ。よりによって、そこの参事官が横断歩道を渡る時に左右を確認しなかった、というのが不思議でならない。

「左翼のくそ」というのはなかなかインパクトのある表現ではあるがね。どうしても、それを発信したかったのだろうな。






大量のプロファイラー投入か

2013-06-10 08:40:23 | 国際・政治
米中会談にFBIは大量のプロファイラーを投入したようだ。

二日間の滞在、8時間の会談があれば材料のサンプリングは十分に出来ただろう。

中国は盗聴を怖れて別荘に宿泊せず、ホテルに泊まったようだが、手は盗聴だけではない。

それとこれは要確認だが、パームスプリングスに中国の息のかかったホテルがあったのかな。

これもアメリカがパームスプリングスを選んだ理由かも知れない。

アメリカが招致したということになっているようだが、就任3ヶ月で飛んで行くのはよほど焦りがあるのだろう。

尖閣問題でシナは日本に対してアメリカという虎の威を借りたかったのだろう。野中という内通者を使って仕掛けたのも切羽詰まった焦りであろう。

第一「断固主権を守る」なら棚上げ論なぞ出てくる余地はないはずなのに。すでに発狂寸前状態、論理破綻段階と見る。

ミシェル夫人が同行しなかったのもプロファイラーのサンプリングを容易にするためだったと思われる。婦人が対象に入ってくるとどうしても遠慮、制約が生まれる。

第一初対面の挨拶からいきなりラフな格好で入るというのは思惑が無ければ出来ないことだ。アメリカには確固として計画があり、

田舎者のシナは完全に希望的観測の上に「誤解」しているようだ。




米中会談の長さ

2013-06-09 09:15:28 | 国際・政治
パームスプリング?での米中会談の長さを喋喋するテレビが多い。長いから親密とかアメリカが重視しているとかいうわけだ。

会談の長さを決める変数は以下のようなものだろう。

* 長さは深刻な対立する懸案事項の多さに比例する。

* 懸案事項それぞれの解決不能性の高さに比例する。

* 独裁国家でトップだけが決定に加われる。すなわち日米のように官僚レベルでほとんどの詰めが出来る間柄、政治の仕組みの完成度がない。

* 滅多に会わない。従って会った時に出来るだけ多くのことを話し合おうとする。

* もともと相手の思考方法が特異であり、真意を確かめるためには相当な時間がかかる。

など。

二日間の日程をアメリカが設定したのには色々な背景があろう。

以上のことは米中会談の危険性を(日本にとっての)排除するものではない。

表に出ない会談内容についての、日本政府の情報収集能力が問われる。そうした情報は公表する必要は無い。日本には反日日本人が溢れているわけで、彼らを利する必要もない。




あきんどの先見性に敬意を払う

2013-06-07 18:58:40 | 国際・政治
中国経済が破綻するという報道が散見されるようになった。

今日の夕刊フジの一面は『中国七月恐慌』というのだ。

三ヶ月ほど前、ある大手デパートのキャッシャーのカウンタに「中国のクレジットカードは使えません」という掲示があるのを見た。

すぐれた商人の危険を先見する嗅覚にはすごいものがある。私は常々敬意を払っている。

私は現代中国語は出来ない。漢文ならなんとか分かるのだが。しかし、大体の意味は見当がついたので、レジの係に確認したところ、やはりそのような意味だった。




ゆすり屋は撃たない、15

2013-06-06 20:40:41 | 国際・政治
野中広務は発言時期まで指定された。勿論彼は確信犯である。発表するタイミングを含めてすべてシナ政府の指示に従っている。

ちょうど、ガチガチの共産党員が中央の指示で、どんな命令でも言われた通りに実行するように、野中はシナの指示に従っている。

つまり、確信犯であり、言わされているのである。

一つの証拠として発言のタイミングをあげよう。野中が自分の政治的信念で公表するなら、今ではなくて、紛争が始まった段階で発表すべきである。いや、発表すべきという訳ではないが、民主党政権時代なら民主党の首脳に伝えるべきであった。また現在なら自民党の幹部に彼なりの進言をすべきだろう。

相手の国に行って、相手に向ってご注進する形をとることなど、あってはならないことだ。

私の推測はこうである。今まで野中はシナから発表を禁じられていた。いや、この言い方は語弊があるが、彼の痴呆化した脳中で形成されたあの内容をご主人様であるシナ政府に、どうしましょう、これを発表しましょうかと、忠臣ぶって相談していたのだろう。

あるいは、シナから実はね田中先生との間でこういう話があってね、と言われた。野中は勿論党中央の言うことを疑うことはありえない。

そうしたら、シナ政府はいやそれはいかん、と今まで止めていた。なぜなら武力攻撃をちらつかせながら、あれはシナ固有の領土だと言っている時に、こういう発言はシナの利益に反する。シナが譲歩したような印象を与えることを心配した。

ところが、武力で威嚇してもちっともうまくいかない。それで「棚上げ論」を持ち出して日本を油断させようとした。それで一連のシナリオを書いて野中には初めて発言を許したのである。一連のシナの手からこれは確認できる。

すなわち、シンガポールの会議でシナ軍首脳が棚上げ論のアドバルーンをあげた直後に野中を北京に呼びつけて発表させたということだろう。そうして今週末のオバマとの会談でなんとか棚上げ論でまとめたいという思惑だ。

シナに呼びつけられた野中は、「野中よ、長い間お前を飼っていたのは、この日のためであるぞ、ぬかるなよ」と発破をかけられた。しくじればヤクザの掟で鉛筆で自分の名前の上に線を引かれる。失敗は許されない。注

シナもやきが回ったというか、もともと猿芝居の京劇しか出来ないのか、こういう見え見えの田舎芝居を見せられては日本人に馬鹿にされるだけだ。

こういう時が一番危険である。日本がちょっとでも気を緩めれあば尖閣に上陸を試みるに違いない。日本は一段と尖閣海域での警戒を厳重にしなければならない。

注:チャンドラーのペンシルという小説がある。邦題失念、またこの作品は原文でも二、三度タイトルが変わっていてpencilから又変わっているかも知れない。マフィアの暗殺から逃亡する男の話である。マフィアでは自分の名前の上に鉛筆で横線を引かれると、それはボスからの抹殺指令を意味する。