都庁が組織として機能していないことの一例が豊洲醜聞である。人的側面は免責してはならないが組織の見直しが必要である。
都庁を三分割するのがもっとも効果的かつ現実的であると思料する。すなわち
1:政府直轄行政区、専任大臣をあてる。
2:東京市、都から東京府を吹っ飛ばして東京市まで縮小する。
3:都内、都下の市区町村への大幅な権限委譲
都庁が組織として機能していないことの一例が豊洲醜聞である。人的側面は免責してはならないが組織の見直しが必要である。
都庁を三分割するのがもっとも効果的かつ現実的であると思料する。すなわち
1:政府直轄行政区、専任大臣をあてる。
2:東京市、都から東京府を吹っ飛ばして東京市まで縮小する。
3:都内、都下の市区町村への大幅な権限委譲
副知事、局長とはいえ、役人とは小心なものである。それが今回の豊洲の問題では無警戒というか大胆というか、本来の役人とは違う印象を与える。
おそらく大きな枠を決めたのは石原氏や都庁外部の政商やフィクサー、それの下請けの内田某からの発信だからだろう。
豊洲という土地の開発では色々な分野が色気を示していたらしい。築地の移転先に決まる前にはカジノ計画の候補地だったり、アミューズメント・パークの候補地だったりしたらしい。それらの関係者と石原もと知事は因縁が深かったようだ。だから市場に決まった後で、そういう連中にしかるべき挨拶が必要になったに違いない。
いくらなんでも都庁の高級官僚がインチキと分かっている書類にああ易々とハンコを押すとは考えられない。それ相応の話(賄賂や圧力)があったと考えるのが妥当であろう。
豊洲問題、これだけの巨額公共プロジェクトで平然と隠蔽が行われている実態が世界に喧伝されたわけで、日本の押し進める海外へのインフラ輸出は数十年遅れることは必至である。
中国がどうの、こうのとは言えなくなる。安倍首相の言う「質の高いインフラ輸出」なんてのは信用されなくなるだろう。
これは東京都の問題であると同時に日本政府の問題である。解決策は二つある。
1:徹底的な隠蔽を継続する。これは問題がここまで明らかになれば不可能である。問題が破綻しているのであるからして。日本は共産主義国家でもないしね。
2:徹底的な真相究明、調査結果の完全公開、全担当者への厳罰処分を行うことである。これによって数十年の遅れが少しは改善されるだろう。本問題の決済、実行に責任のある元知事、都庁幹部への刑事罰を当然に含む厳罰を実行する以外に道はない。盲判を押しました、なんて言い訳は通用しない。
知事や幹部は「盲判」が問題になった時に一切の責任を負うから高い給料を貰っているのである。高い給与、退職金が与えられているのは押印責任料である。連帯保証人のハンコと同じである。だからこそ甘い汁の吸える天下り先があてがわれているのである。
それ以外に知事の押印の意味があるのか。安倍首相の迅速果断な処置が注目されるところである。
日本の政治家のほとんどは外国の首脳と握手するとすぐにカメラの方を向くように空いている方の手で相手にうながす。これが比較的目立たないのが安倍首相である。国際級として合格である。絶対にしないというのではない。嫌みに目立たない、日本人政治家の中では、という意味である。
最近岸田外務大臣がアメリカのケリー長官と握手した時の映像を見たが、やはり岸田氏は広島の田舎者だな。あれじゃ常任理事国入りは遠い。握手そのものが悪趣味だがそれは言うまい。握手するからにはしばし、何秒とは言えないが、しっかりと相手と対面して気持ちを確認し合う物だ。それを握手した途端に、そういう目的をほっぽり出して、カメラに顔の正面をさらす。相手にも失礼だ。
まるで自分の顔と強国の実力者の相手の顔の写真を撮らせることが握手の目的みたいだ。そういう証拠写真を沢山とって選挙区でバラまくのが目的だろう。相手に対して失礼だし、こういう土着メンタリティーでは首相にはなれない。世界の舞台で外交の主役にはなれない。
ヨーロッパの人はあまり握手をしない。アメリカ人がやたらと握手をするから、その風習が広まったのだろうが、日本の政治家はその風習をさらに見苦しくしている。握手の時に田舎者が驚喜したように両手で包み込むのも大抵の場合見苦しい。ゲイじゃあるまいし、抱きつかんばかりに両手で(しかも相手が片手しか出していないに)握りしめて目を見つめ合ったりだらしなく笑ったりする。見苦しいことおびただしい。
マスコミも責任があるだろう。握手早々にそういう催促がカメラマンからとぶのかもしれない。上から下まで一億総田舎っぺ国家である。常任理事国入りなんて無理だ。
石原氏はたしか芥川賞作家でながく芥川賞選考委員をしていたと記憶している。それにしては言葉の使い方を知らない。彼は在任中役人を完全にコントロールしているという印象を与える豪語をしていた。芥川賞選考委員に言葉の使い方を教えるのもなんだがね。
伏魔殿があるとすれば、石原君が作ったということだ。もし彼が言う様に「だまされた」ならだまされたほうが悪いに決まっている。力量不足、お飾りのトップだったということになる。伏魔殿を作らせないような組織風土を維持するのがトップの責務だからね。
「おれが辞めたらわずか三年の間に都庁に伏魔殿が出来た。おれがやっていたら伏魔殿等作らせない」というなら文法上は正しい。しかし、豊洲問題はまさに彼の長い在任中に起こったことであり、該当しない。
それとも、彼は自分の小説のなかの一人物として発言しているのか。それなら分かる。その登場人物のキャラクターは「まったく責任能力のない痴呆老人」と設定されている。批判されたヤクザがすごむような役回りだ。かれは私小説を書いているのかな。
朝のテレビは連日長時間豊洲問題の検証だが、追加で調査取材が必要なことを列挙する。ただし、全部の局を見ている訳ではないので、何処かの局が取材カバーを既にしている所があったらご容赦をねがいたい。
石原氏が最初に言っていたのは、海洋学者か誰かに聞いた話と言っていたが、その内に自分の発言を隠蔽するためか空洞化の話は部下から聞いたと正反対のことを言い出した。これだけでも断罪の十分な理由になる。
当時の市場長の話等から経緯を組み立てると、石原氏がどこかから(ここを取材してもらいたい)海洋学者から聞いたとしてコンクリートの箱にする案があり安く早く出来るから検討しろと市場長に言った。市場長は検討した結果費用が却ってかかりすぎると石原に報告したという。ま、こちらの方が正しいだろう
取材して欲しいのは、この海洋学者(海洋工学専門家)の氏名であり、石原との交遊あるいは利害関係(この学者?を通して関係のある会社を含む)である。石原はその後インターネットで見たと発言を変えているようだが、それならインターネットの記録をトレースせよ。大体畑違いの海洋学者が専門会議まで開いて検討している問題に権威のある発言が出来るのか。
また、専門委員会と技術委員会のメンバーを公表して欲しい。同時に設置に当たって指定された役割について(当然委員会の設置基準というか、いわゆるTerms of Referenceがあった筈である)。
今朝の某局に技術委員会のメンバーというのが二人出ていたが、もと都副知事と都庁の外郭団体の役員だった。とすると技術委員会は都庁つまり石原の傀儡だったということだろう。
ほかにも色々あるがとりあえずここまで上げておく。
石原慎太郎の大罪という疑問系の記事をアップしたが、それが証明されたようだ。フジテレビの番組に出て来た石原慎太郎が「騙された」と怒ってみせたそうである。白々しい。
知っていようと、いまいと都知事として今回の事態の全責任を負うのは当たり前である。そのための権限であり、「騙された」で通るなら痴呆老人である。
これほど重大な問題を「知らなかった」では世間は通らない。これは推測であるが石原氏は知っていたと見るのが自然だろう。三期目に当選してすぐに、何の説明もせずに止めたのは「何か理由があるはずだ」とこのブログで書いた。
都幹部事務方が空洞化を決定の際か、事後かは知らないが石原氏は気づいていたのだろう。それの是正を求めなかったのは追認したに等しい。問題が表面化した時に現役知事として追求の矢面に立つことを逃れるために突然辞任したとするのが自然の解釈ではないか。
副知事の猪瀬氏を推薦した時にも不自然に感じたが、豊洲問題を隠蔽処理するためには恩をかけた猪瀬氏を後任にするのがいいと考えたのだろう。ところが天網恢々疎にして漏らさず、猪瀬氏は怪しげなフィクサーから五千万円を「あずかってしまった」。そして辞職。舛添氏が後任、彼も知っていた可能性が高いが、あるいは都庁幹部、内田ドンガラ一派に懐柔されたのか。「殿、週末は湯河原の温泉でおくつろぎくださいませ」なんて口車に乗って何も言えなくなったのかも知れない。
小池都知事をこのブログではおしたわけだが、予想以上にがんばっている。安倍首相も外交でまずますだ。そこでこのブログの記事も、しばらく彼らに任せて「街で拾った話題」をもう一つ書くことにした。
車掌、すごい言葉だよ、考えてみると。車を掌る者という訳だから重要な仕事である。問題は車内アナウンスである。アナウンスであるから相手に届かなくては意味がない。事故等の時にはアナウンスが乗客に届かないならば事故の悲惨さをさらに深刻化する。
ところがこのアナウンスが大多数の場合、何を言っているかわからない。声が聞こえない。車掌は自分の声が車内でどのように聞こえているかモニターする装置を車掌室に持っていないらしい。それなら、教育でマイクの使い方を会社が徹底的に指導しなければならない。
もし車内の状況が把握出来ないなら、モニター制度を設けるべきだ。あるいは交通機関で時々やっているように乗客に調査票を配ってアナウンスが聞こえたかどうかチェックすべきだろう。あるいは常設的に乗客からの摘発をしやすくするような窓口を設けるべきだ。たとえば、X駅発何時何分のどこ行きの車掌のアナウンス意味不明、とかね。そういう乗客からの報告を随時奨励すべきだろう。事故の安全対策でもっとも大切なことなのに、交通機関でまったく気にしていない所が多い。具体的に書くと、
会社に関係なく女性の車掌はすべて分かりやすい。
男性車掌には蚊の鳴くような声が多い。あるいは恥ずかしそうにボソボソ音を出すのが多い。
会社別に言うと、比較の問題だが一番悪いのはJRと都バス(運転手兼務)である。教育をまったくしていないと思われる。組合の力が強すぎるのだろう。
ただし、都営地下鉄は合格である。
事故の時ばかりではない。他線への乗り換え案内とか急行から各駅停車の案内とか、は大切である。とくに乗客がその路線を通勤に利用していて路線の運行形態を熟知している場合は別として、乗り換え案内が聞こえないととんでもない所に連れていかれて、逆戻りをしたりして余計な時間がかかる。こういう案内が乗客に聞こえないというのは大問題である。場合によってはアナウンスが分からなくて不安になって慌てて必要もないのに飛び降りてしまい一列車遅れてしまうこともある。
駅にポストのような物を置いてアナウンスに関する苦情をいつでも出せる様にすべきである。
携帯電話会社、クレジットカード会社、パソコン・メーカーその他近頃は大抵のところはフリーダイヤルでサポートしている。あるいはサポートの電話番号を案内している。
会社はサービスのつもりでしているのだろうが、大抵の場合電話すると不愉快になる。あれは電話する人間をすべて悪質なクレーマーの可能性があるとみて、防御網を張っているつもりなのだろうが実に不愉快である。大体サービスは会社によって違うが応答のスタイルは同じだから、たちの悪い弁護士の知恵を借りてスタンダードな対応をとっているのだろう。
それについて書けば色々あるが、今日は「声」についてである。まず用件によって客を振り分けようとメニューを選択させる。この声が人間の声とは思えない。あるいはシナ人のアルバイトかなと思われる。これまで人工合成音声と思っていた。客と問答せず一方的に指示するから決まりきった言葉になる。人口音声でもなんとか通じるが、あれを聞くのは実に不愉快である。
たいして長いメッセージでもないのに、なぜ奇麗な肉声で録音して折目正しく案内出来ないのか。昔はうぐいすのような声という表現があって、心地よく分かりやすく案内した物だ。どんな会社にもそういう女性がいた。もっとも今日ではテレビのアナウンサーでもまともな日本語がしゃべれないから、清く正しく美しく日本語をしゃべれる女は払底しているやも知れぬ。
ところがいよいよ電話が担当者につながっても、おかしな話し方をする女が出てくることが多い。チャイニーズかと思う。コンビニだけでなく、一般企業までが日本人の女が不足して来たか。
一問一答になるから合成音声ではないだろう。客の質問内容を判断して回答できるほど人工知能が安く手に入るとも思えない。これは会社によりサービス内容が違うから企業スタンダードも作れない。しかも奇妙なのは、どの会社、どの係も声の質が同じに聞こえる。
ふと気が付いたのだが、あれは肉声を全部ボイス・チェンジャーにかけて変えているのではないか。そうするとあの現象は説明出来る。問題はなぜそんなことをするか、だろう。おそらく「悪質なクレイマー」に担当者を特定させないためだろう。そうすると最初に名乗る名前も源氏名(仮名)を使っている可能性がある。
最初にさもマナーにかなった対応の様に名前を名乗るがこれがハッキリと分かる場合はゼロである。これも源氏名、仮名を使う後ろめたさがそこだけ声を小さくさせるのだろう。いやな世の中になった。あんなのは『サービス』じゃないよ。逆効果だ。せめて自分の名前を名乗る時だけでもはっきりと落ち着いてしゃべりなさい。
豊洲問題や南シナ海問題に比べれば些細なことだが、社会のゆがみを本質的な所で露呈している問題だから書いてみたわけです。
お行儀の悪いトイレが多い。躾がなっていないのか教育が悪いのか。
立ってするほうの話である。利用者が作業を終わり、仕舞う物をしまって身支度を整えてトイレを離れるタイミングを見計らって洗浄するのが作法であって当然そのようにセンサーとプログラムは設定されていなければならない。
なかに、近づいただけで水が出るトイレがある。水が無駄である。そういうトイレは不思議と水が勢い良く出ることが多い。まだ奇麗なところに無駄な水が流れる。水がはねてズボンや手を濡らす恐れがある。引っ張りだしたあとだと大事な道具が被災することもある。
最初から間違えてそのようにセットされているのか。使っているうちにトイレが狂ってくるのか。結構こう言うのがあるんだよね。
水量の調節設定がおかしいのもある。どばっと出て来て、あわてて跳び退るときがある。ステージによっては滑稽な場面になる。
酷使によるのか、アンモニアの蒸気がセンサーやIC回路を誤作動させるのか。あれは担当者がこまめに整備をしたほうがよい。行儀のいいトイレだとほっとする。