大淵何とか、という女弁護士が一ヶ月の教務停止処分を弁護士会から受けたことについて橋下徹がインターネットで(twitterかSNSか何かしらないが)重すぎると騒いでいるという。例によって当ブログは「死んだマスコミ」の情報しかないわけであるが、それにしてもおかしい。
橋下氏はテレビに出演を斡旋する事務所の顧問弁護士だそうだ。だからその事務所が関係する問題で弁護士活動をするのはいい。しこしこと異議申し立ての書類を作るのは仕事になるのだろう。
それを一般向けの媒体を使って世間に発信する場合にはその内容による。よほど一般常識から見ておかしい、というなら世間にアピールしてもよろしい。しかし今回の件はまったく該当しないようだ。シコシコと与えられた仕事を専門的にしている分には当ブログも問題にしない。三百代言の仕事は事の正邪に関わらずなんとかして依頼者の利益を図ろう、依頼者の刑罰を軽減しようとする物だからね。それはやったらよかろう。それで金を稼いでいるのだから。
今回の件は大淵の弁解の様に知らなかったではすまされまい。今回はたかが10万円以下の民事の問題だが、弁護士の無知で死刑になるか、ならないかの分かれ道になることもある。業務知識それも基本的な業務知識の欠落は弁解できない。しかも5年間も関係法令、判例をチェックする時間はあったのだから。弁護士としての心構えが皆無であったと言われても当然だろう。
橋下がなんとか依頼者の事務所のために「すりぬける」手段を考えるのは可である。しかし、世間に訴えかけるのは論外である。それこそ天一坊として大岡越前の裁きを受けなければならない。世間を騒がせし段、重々不届きにつき裁きを申し渡す、****、なんてね。都連の内田みたいに見苦しいね。