東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

座して死を待つ必要はありません

2017-03-04 20:11:38 | 豊洲移転中止

妙なものでアップをしたいような話題が十日も二十日も無い日が続くかと思うと、書きたくなる話題が一日に二つも三つも重なることがある。今日みたいに。

今日は石原失笑会見のことを書こうと思っていたが、朝のニュースを見てふと閃いたものだから森友事件をまず書いた。ま、石原氏の記者会見はニュースでも非難されているから慌ててアップすることも無かったのでは有るが。 

最初に賭けをしよう。石原氏は百条委員会に出てくるか。来ないとおもうね。そのために昨日の会見をしたんでしょう。三日に話したことがすべてですよ、と言うんじゃないかな。オッズは4・5倍だ。つまりあまり自信のない本命。

石原氏(以下I)は昨日出かける時に自宅前の記者に「敵討ちに行く侍の心境」とかいっていたが、あれはヤクザのお礼参りだな。

「座して死を待つつもりはない」というが、誰も待ってくれなんていっていない。どうぞどうぞ、おやんなさいというだろう。三島由紀夫先輩の霊でも「幸福の党」の大川党首に呼び出してもらって皺腹のかっ捌き方でも教えてもらったらいい。それがサムライというものだ。

それと仮に百条委員会にI氏が出てくるとしても委員会の目標はなんなのか。猪瀬、舛添の場合は開くぞ開くぞと脅かして辞任に追い込んだ。それっきりだろう。Iの場合はとっくに知事を辞めている。委員会の戦略的目標ははっきりしているのか。

もし出席したら、Iが言っていた豊洲は安全だと言っているという「日本の代表的だか権威のある科学者」とは誰なのか氏名を聞いて欲しい。そんな奇特な人がいればの話であるが。

前にこのブログで「石原慎太郎の大罪?」というのを書いたが。はっきりしなかったので?マークを付けたのだが、どうも当たりだったようだ。彼が任期途中で知事のしごとを放り出して理由も説明しなかったのはそれなり思惑があったと推測したのだが、この頃なにか動きがあって豊洲の全貌が明るみ出たら現職知事として追求の矢面に立たされることを怖れて辞任したのではないかと思ったのであるが、あたったようである。

その記事でも書いたのだが、この辞任前一年間ぐらいは徹底的に彼と豊洲の問題をジャーナリストに取材調査してもらいたいと注文したのだが、誰もしていないみたいだね。

Iはしきりに俺だけの責任じゃない、都庁の役人や都議会も責任があるといっていた。その通りだが、「皆で渡れば怖くない」、だから俺には罪はない、とはならないことは分かっているね。都庁や都議会の責任はそれはそれできっちりと厳しく究明するから安心していなさい。余計なことは言わなくてもよろしい。

 


石原慎太郎君に官僚文学賞を与えるべきか

2016-10-26 21:35:58 | 豊洲移転中止

石原君が都知事の公開聴取に応じず文書で回答したという文章を読売新聞で読んだ。かれはああいう官僚文学も書けるんだね。わりと器用な男だ。 

ところで産經新聞を読むのはやめた。いまだに石原君のコラムを一面に乗せている。身の処し方をしらない人間の文章を、それも国家の根本に関わる問題を論じる文章を掲載し続ける等産経もあまりに無神経だ。まだ、フジの方が同系列とはいえ筋を通している。

ところでこれまでに何回か、前日のフジを買わされた。前日の新聞を回収管理していないんだね。こういう管理をしっかりしないとフジも買わなくなる。一日先付けで日付を印刷するから、コンビニのバイト女性には客から言われても分からない。返品を要求すると今日の日付です、なんていう。

なんで一日先付けにするのか意図が分からない。

 


石原慎太郎のファイルはすでに東京地検にある?

2016-10-16 07:24:19 | 豊洲移転中止

 舛添氏が辞任したころ、「石原慎太郎の大罪?」という記事を載せた。だれが次の知事になるか分からない時期で、豊洲問題、東京オリンピックのコスト問題も話題になっていなかったころである。石原辞任がこれらの一大スキャンダルのきっかけになるのではないか、というカンから書いた。

石原慎太郎は2012年暮れに突然辞任したのであるが、理由をまったく説明していない(報道を見る限り)。いかにも唐突である。その後短期間で都知事が三人もかわる。そのころ舛添追求記事を毎週特集していた週刊文春に石原辞任の不自然さの背景を取材したら、と書いた訳である。文春はいまだに私の示唆を取り上げていない。きっと忙しかったのだろう。

辞任直後に石原は新党を結成し国政復活を表明、同年12月の衆議院選挙に立候補して当選するともう一つ手品を繰り出す。平成の天一坊橋下徹に抱きついた。田舎芝居もいい所だ。

そこで改めて文春に提案する。2012年石原の辞任まえ、そうね、一年ほどの期間の都政、都議会にまつわるスキャンダルの種を徹底的に調べて欲しい。勿論豊洲問題はそれより前から動いているのだが、なんらかの石原に都合のわるい事態が水面下で起こっていたのではないか。問題発覚につながるきっかけが可能性として2011−2012の間に有ったのだろう。 

前にも書いたが石原慎太郎が辞任したのは問題が発覚した時に現職の知事として矢面に立ちたくないということと思われる。また、国政に逃げ込んだのは国会議員の不逮捕権を万が一にそなえて担保して起きたかったのだろう。橋下徹に抱きついたのも同じ理由に違いない。彼らの間には国防を始め共通の認識があるとは見えない。

以上は取材のための「仮説」である。実り豊かな成果を期待したい。それにつけても元特捜副部長が退職して自由な立場になったとはいえ、あれだけハッキリと都政の闇を選挙運動の期間、訴え続けたのはそれなりのソリッドな理由があると考えなければならない。すでに東京地検には石原慎太郎のファイルがあるとみなければならない。あとは時間との勝負だね。

 


都庁三分割案

2016-09-28 07:42:22 | 豊洲移転中止

都庁が組織として機能していないことの一例が豊洲醜聞である。人的側面は免責してはならないが組織の見直しが必要である。

都庁を三分割するのがもっとも効果的かつ現実的であると思料する。すなわち

1:政府直轄行政区、専任大臣をあてる。

2:東京市、都から東京府を吹っ飛ばして東京市まで縮小する。

3:都内、都下の市区町村への大幅な権限委譲


元来小心な都庁の役人がなぜ平然と犯罪に加担したのか

2016-09-24 09:41:17 | 豊洲移転中止

 副知事、局長とはいえ、役人とは小心なものである。それが今回の豊洲の問題では無警戒というか大胆というか、本来の役人とは違う印象を与える。

おそらく大きな枠を決めたのは石原氏や都庁外部の政商やフィクサー、それの下請けの内田某からの発信だからだろう。

豊洲という土地の開発では色々な分野が色気を示していたらしい。築地の移転先に決まる前にはカジノ計画の候補地だったり、アミューズメント・パークの候補地だったりしたらしい。それらの関係者と石原もと知事は因縁が深かったようだ。だから市場に決まった後で、そういう連中にしかるべき挨拶が必要になったに違いない。

いくらなんでも都庁の高級官僚がインチキと分かっている書類にああ易々とハンコを押すとは考えられない。それ相応の話(賄賂や圧力)があったと考えるのが妥当であろう。

 


日本のインフラ輸出は数十年遅れる

2016-09-24 08:41:42 | 豊洲移転中止

豊洲問題、これだけの巨額公共プロジェクトで平然と隠蔽が行われている実態が世界に喧伝されたわけで、日本の押し進める海外へのインフラ輸出は数十年遅れることは必至である。

中国がどうの、こうのとは言えなくなる。安倍首相の言う「質の高いインフラ輸出」なんてのは信用されなくなるだろう。 

これは東京都の問題であると同時に日本政府の問題である。解決策は二つある。

1:徹底的な隠蔽を継続する。これは問題がここまで明らかになれば不可能である。問題が破綻しているのであるからして。日本は共産主義国家でもないしね。

2:徹底的な真相究明、調査結果の完全公開、全担当者への厳罰処分を行うことである。これによって数十年の遅れが少しは改善されるだろう。本問題の決済、実行に責任のある元知事、都庁幹部への刑事罰を当然に含む厳罰を実行する以外に道はない。盲判を押しました、なんて言い訳は通用しない。

知事や幹部は「盲判」が問題になった時に一切の責任を負うから高い給料を貰っているのである。高い給与、退職金が与えられているのは押印責任料である。連帯保証人のハンコと同じである。だからこそ甘い汁の吸える天下り先があてがわれているのである。

それ以外に知事の押印の意味があるのか。安倍首相の迅速果断な処置が注目されるところである。

 

 


石原慎太郎君に「伏魔殿」という言葉の使い方を教える

2016-09-18 02:37:51 | 豊洲移転中止

石原氏はたしか芥川賞作家でながく芥川賞選考委員をしていたと記憶している。それにしては言葉の使い方を知らない。彼は在任中役人を完全にコントロールしているという印象を与える豪語をしていた。芥川賞選考委員に言葉の使い方を教えるのもなんだがね。

伏魔殿があるとすれば、石原君が作ったということだ。もし彼が言う様に「だまされた」ならだまされたほうが悪いに決まっている。力量不足、お飾りのトップだったということになる。伏魔殿を作らせないような組織風土を維持するのがトップの責務だからね。

「おれが辞めたらわずか三年の間に都庁に伏魔殿が出来た。おれがやっていたら伏魔殿等作らせない」というなら文法上は正しい。しかし、豊洲問題はまさに彼の長い在任中に起こったことであり、該当しない。

それとも、彼は自分の小説のなかの一人物として発言しているのか。それなら分かる。その登場人物のキャラクターは「まったく責任能力のない痴呆老人」と設定されている。批判されたヤクザがすごむような役回りだ。かれは私小説を書いているのかな。

 


豊洲報道で調べてほしいこと

2016-09-16 09:29:26 | 豊洲移転中止

朝のテレビは連日長時間豊洲問題の検証だが、追加で調査取材が必要なことを列挙する。ただし、全部の局を見ている訳ではないので、何処かの局が取材カバーを既にしている所があったらご容赦をねがいたい。

石原氏が最初に言っていたのは、海洋学者か誰かに聞いた話と言っていたが、その内に自分の発言を隠蔽するためか空洞化の話は部下から聞いたと正反対のことを言い出した。これだけでも断罪の十分な理由になる。

当時の市場長の話等から経緯を組み立てると、石原氏がどこかから(ここを取材してもらいたい)海洋学者から聞いたとしてコンクリートの箱にする案があり安く早く出来るから検討しろと市場長に言った。市場長は検討した結果費用が却ってかかりすぎると石原に報告したという。ま、こちらの方が正しいだろう 

取材して欲しいのは、この海洋学者(海洋工学専門家)の氏名であり、石原との交遊あるいは利害関係(この学者?を通して関係のある会社を含む)である。石原はその後インターネットで見たと発言を変えているようだが、それならインターネットの記録をトレースせよ。大体畑違いの海洋学者が専門会議まで開いて検討している問題に権威のある発言が出来るのか。

また、専門委員会と技術委員会のメンバーを公表して欲しい。同時に設置に当たって指定された役割について(当然委員会の設置基準というか、いわゆるTerms of Referenceがあった筈である)。

今朝の某局に技術委員会のメンバーというのが二人出ていたが、もと都副知事と都庁の外郭団体の役員だった。とすると技術委員会は都庁つまり石原の傀儡だったということだろう。

ほかにも色々あるがとりあえずここまで上げておく。


女々しい石原慎太郎の弁解

2016-09-14 07:26:52 | 豊洲移転中止

 石原慎太郎の大罪という疑問系の記事をアップしたが、それが証明されたようだ。フジテレビの番組に出て来た石原慎太郎が「騙された」と怒ってみせたそうである。白々しい。

知っていようと、いまいと都知事として今回の事態の全責任を負うのは当たり前である。そのための権限であり、「騙された」で通るなら痴呆老人である。

これほど重大な問題を「知らなかった」では世間は通らない。これは推測であるが石原氏は知っていたと見るのが自然だろう。三期目に当選してすぐに、何の説明もせずに止めたのは「何か理由があるはずだ」とこのブログで書いた。

都幹部事務方が空洞化を決定の際か、事後かは知らないが石原氏は気づいていたのだろう。それの是正を求めなかったのは追認したに等しい。問題が表面化した時に現役知事として追求の矢面に立つことを逃れるために突然辞任したとするのが自然の解釈ではないか。

副知事の猪瀬氏を推薦した時にも不自然に感じたが、豊洲問題を隠蔽処理するためには恩をかけた猪瀬氏を後任にするのがいいと考えたのだろう。ところが天網恢々疎にして漏らさず、猪瀬氏は怪しげなフィクサーから五千万円を「あずかってしまった」。そして辞職。舛添氏が後任、彼も知っていた可能性が高いが、あるいは都庁幹部、内田ドンガラ一派に懐柔されたのか。「殿、週末は湯河原の温泉でおくつろぎくださいませ」なんて口車に乗って何も言えなくなったのかも知れない。