困ったときに友人に助けを求めるのは当然だ。しかし、友人がいるのに隣のゴロツキに泣きつくのは狂気のさたである。
民主党はアメリカを牽制するためにチャイナや半島にすり寄ると言う戦術(と言えるほどのものじゃない)を持っているらしい。このDNAは小沢、鳩山だけではなく、スガ直人も同断である。
ある報道によると原発事故でスガはチャイナだけに特使を派遣したそうだ。ばかなおとこだ。最初にアメリカの援助受け入れ(原発事故)をしぶったというのもおなじ発想らしい。
ところで前から言っている米国債を処分して復興資金にしろという話はどうして出てこない。この点では与野党一致だ。共産党までだまっている。無知なのか。
最初の話だが、アメリカがこの事故に対する技術援助で一挙に日本原子力産業の植民地化を図るということはありうる話だ。念のためにそれを牽制するならチャイナに特使を派遣するなどと言うピンボケなことをしないで、フランスを使え。
フランスも日本に色気があるようだ。儲けがらみの援助提案もあるようだ。それにのれ。そしてフランス政府に米国債をはめこむのだ。ぼろ証券だから多少のディスカウントは必要だ。
火急の際である。市場で処理すれば値が崩れる。為替にも影響があろう。フランス政府と相対取り引きで引き取ってもらうのだ。額面を割り引く必要はあろう。
フランスは引き受けるだろう。引き受けさせるように交渉するのが政治家の腕だ。フランスも断るまい。日本と違って米国債の償還期限がくればビジネスライクにアメリカに償還を要求するから損はしない。フランスはもうかる話だし、アメリカに対する有力な交渉材料を国際社会で持つから一石二鳥だろう。
アメリカがぐずればフランスは市場で無慈悲に売り浴びせるだろう。これが日本だったら償還期限がきてもアメリカに脅されて償還期限を百年延長するだけだ。