東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

雲助タクシー白書

2022-09-23 14:24:57 | タクシー

 タクシーに乗車してまともな運転手に当たる確率は低くなったようだ。これは食えなくなった個人タクシーの運転手が会社タクシーに大量に流れ込んだためだろう。
 コロナ前は会社タクシー運転手の接客態度は一部の会社を除き、おおむね、むらなく良好であった。あまりタクシーを使わない経験から言うとTkタクシーとTyタクシーを除いては外れは無かった。ところが最近は二回に一回は非常に不愉快な雲助に出会う。
 個人タクシーと言うのは個人経営の一人経営者一人従業員の実態であるが、それになるのが彼らの最大の生きがいらしい、一部の連中にとってではあるが。個人タクシーの免許をとると、まるで別人のように偉くなったと思らしい。客を客とも思わなくなる。運転技量はともかく、会社経営の能力などないのがほとんである。
 とにかく客と対等になったと思うらしい。ゴルフの話をしたり、ハワイや八丈島に釣りにいった話を自慢げに客に持ち掛けてくる。これに対等に乗ってやらないと不機嫌になる。
 個人タクシーの運転手は道順を指定されるのを極端に嫌う。それにはいろいろ理由があるらしい。
 プロとしてのプライドが傷つけられたと思らしい。だからわざとナビを見ない。ナビなんか見るのは沽券にかかわると思っている。それで正しい道を通って行けると誇示しているらしい。それで客が不安になって遠回りを注意するとふてくされて客を脅かす。
 また、客の無知をいいことにして遠回りして料金を稼ごうとするのだろう。そういう運転手が会社タクシーに増えてきた。かって無かったことである。そういう例に最近あまりに多く出会うので妙に思っていた。
 おそらく、コロナで客が減り、ハナから経営能力がなく、社長なら派手にゴルフや釣りや遊びをしないと沽券にかかわると勘違いしてますます左前になり、昔の会社タクシー会社に戻ってくるらしい。乗客はそんな運転手かどうか、乗る前には分からない。
 しかし、これは個人タクシー崩れだなと言うのは乗ってすぐにわかる。まず客を客とも思わない横柄な口ぶり。希望する道順を言うと途端に横柄な口を利く、など。乗ってから分かるのでは遅いのだ。会社タクシーの経営者はドライバーの採用には注意しなけらばいけない。


ユーザー・フレンドリーではないタクシー料金

2017-02-02 20:41:20 | タクシー

硬貨のやり取りはお客にも運転手にも負担をかける。

先月の27日に新しいタクシー料金に文句をつけた。大抵の人はあれで分かると思うが少し不親切かとも思うので補足しておく。ちょっと暇が出来たのでトランプ・ネタとタクシー・ネタがごった煮になった。

タクシーの客席は非常に窮屈で不自然な姿勢を強いられる(ボックスカー・タクシーはいっこうに増えないね)。しかも夜は暗い。あの中で小銭を取り出したり、数えたりするのは昼間でも神経を使う。油断して小銭を床に落とすと探すのが大変だ。

この作業はとくにお年寄りには負担がかかる。また年寄りには、特に婦人にはしっかりと計算する人が多いからね。よくタクシーが停車したのになかなか客が降りてこないことがある。なかで小銭を出すのに手間取り、何回も何回も数え直しているおばあさんがいるのだろう。

今回の料金改定は外国人観光客に乗りやすくするためだという。小銭が行き交うのは外国人には非常に負担になる。まして短期間の観光旅行では日本の小銭の種類等覚えさせる方が無理だ。実に無神経な料金制度だと言わざるを得ない。

運転手から聞いた話だが外国人は端数が出るのはチップが欲しいからだとおもっているらしい。日本の小銭は分からないから手のひらに乗せて運転手に見せてここから取ってくれというらしい。また、帰国のために飛行場まで乗る客は日本の小銭を持っていてもしょうがないから面倒な釣り銭のやり取りをしないという。それはそうだろう。これから国に帰るのに日本の硬貨を持っていても両替出来ない(実質的に面倒だ)。高額な紙幣なら両替も可能だろうが。

タクシーは基本料金も百円単位(400円とか)とし、追加料金も百円にすべきだろう。距離で調整をすればいいから問題はなかろう。とにかく、外国人観光客の利便のためとか、東京オリンピックで増える訪日客への配慮とその理由を聞いては笑ってしまう。

 


タクシー新料金制度の瑕疵について

2017-01-27 06:58:28 | タクシー

来週か来月からタクシーの初乗り料金が410円になるという。それでインターネットで検索したが、国交省やタクシー業界の発するサイトは皆無である。この一事をもってしても彼らの無神経、無節操、無能ぶりがわかる。

どうして730円とか410円とか細かく設定して釣り銭が複雑になるように設定するのかね。その無神経には呆れる。初乗り後の料金アップも今は90円と半端な金額だし、今回の改訂でもテレビのニュースは聞き逃したが、たしか百円未満である。 

400円とか500円にしたらどうなんだ。そうして追加料金は百円にする。彼ら国交省とタクシー業界(つまり共謀者)の反論は分かっている。「初乗りは2キロですよ。厳密な原価計算をすると410円になるのよ、この馬鹿が」というのがかれらの答えであろう。また追加料金についても距離優先で決めているというのであろう。

私は共謀者の原価計算を全く信用していないが、それなら料金を切りのいい所で決めて原価計算で距離を逆算して割り出したらよかろう。つまり1900メートルで400円とかね。追加料金も同断である。

なぜ金額優先でないと、つまり切りのいい所で決めないと著しい不便を乗客に与えるのかという理由は自明であると思うが、分からなければ次回説明しよう。

このブログもトランプからタクシー料金の守備範囲が広いね。