プライバシーに顧慮したうえで全文を引用する。
『検針員の子宮・宮子(コミヤ・グー子)です
ガス機器、生活まわりのお困り事はございませんか?
検分、お見積もりにお伺いいたします。
ガスと電気をまとめると検針票に電気の詳細が載ってとても見やすくなります
お手続きは簡単です。ご連絡をお待ちしております』
一応手書き風だが活版刷りかもしれない。
これがしつこく毎月ガス検針票と一緒に来る。まるで売春婦が書いた客引きの付け文だ。これは彼女たち検針おばさんの独創ではあるまい。店でプロタイプを作って従業員に強制的に出させているのだろう。客を一件引っ掛ければなんぼとインセンティブをつけているのだろう。
月によっては東京ガスにすると電気代も安くなるようなことが書いてある。独占巨大企業として品がなさすぎる。気持ちが悪い。東京ガスは渋沢栄一が作ったか関係した会社らしい。ホームページに誇らしげにうたっている。渋沢と言えば『論語とそろばん』だべ。そろばんだけで阿漕なことを検針員のおばさん達に強制してはいけない。
ちなみに東京電力はすでに検針票の配布をやめてWEBで見られるようにしてある。『見やすくなります』とはどういうつもりだ?東京ガスもWEB表示にしたらどうだ、合理化に遅れるな、売春婦の付け文戦略で売り上げを伸ばすくらいの経費節減効果はすぐ出る。
『検針票が見やすくなります』には笑わされる。東京ガスは検針票のほかに売春婦の付文に加えていろいろなガラクタ製品のパンフレットもつけてくる。受け取るほうはなにか重要な連絡があるかと一応目を通すから「読みやすい」どころではない。検針票だけに比べて煩瑣極まりない。逆効果だということがわかるセンスがないのかね。