東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

バイデンの閣僚候補

2020-11-10 18:32:32 | 大統領選挙

 報道でバイデン当選者の閣僚名簿が取りざたされている。驚くのはその顔触れ。田中真紀子みたいなのがうようよ。小沢一郎や二階風の連中が多いらしい。中国詣でをして共産党幹部から謁見を賜るのを無上の名誉と心得る連中がほとんどらしい。

 テエヘンなことだ。今後の日米関係は安倍もと首相でもさばくのに苦労しそうだ。菅さんで大丈夫だろうか。


トランプに訴訟費用があるのか

2020-11-06 13:17:47 | 大統領選挙

 トランプが今朝(日本時間)記者会見をしていたが、こんなのを見ても始まらないとチャンネルを変えたが、驚くべきことに全局が同じ映像を流していた。アメリカでもテレビ中継をしたが、あまりにもバカバカしいというので途中で放映を中断したという。演説はたった十五分だったらしいが、それが終わるのも我慢できずに途中で「大統領の記者会見」の中継を打ち切ったという。ポン人のテレビ関係者のあほさ加減がもろ出だったね。

 ところでさ、トランプは訴訟訴訟と息巻いている。当然超一流の弁護士を頼むのだろうが、弁護士費用は天文学的金額になる。だれが払うの。客観的情勢からみてかなり不利な立場らしいし、弁護士も破格な費用でなければ引き受けまい。とくに有力弁護士は自分の体面もある。やすい費用で引き受けることはあり得ない。ましてトランプの不動産業界で多い成功報酬で約束しても乗ってくる弁護士はいないだろう。

 トランプは個人的には借金だらけというし、まさか政府の金を流用するつもりなのかね、あるいは共和党の資金をあてにしているのか。個人的な観測だが、いくら共和党でも党一丸となってトランプのバカバカしい訴訟の費用を丸抱えしたり、承認するとは考えられない。共和党の大勢は良識派だろうしね。そこまでアメリカの政界は腐っていないだろう。

 トランプには天文学的な弁護士費用の調達が八方ふさがりなのが分かっているのだろう。いつもの元気が記者会見ではまったくなかった。それにしても日本のマスコミに登場している有象無象で、この弁護士費用の調達の浮世離れしていることを誰も指摘していない。

 めでたし、めでたし。

 

 


夕刊フジの記事は楽観的すぎる

2016-05-06 20:48:58 | 大統領選挙
トランプが大統領になったら中韓には大凶というのだ。そして日本は対応次第で好機というのが一面記事だ。時系列で発言内容の変化そして発言量のデータを把握したうえで分析しているのか疑問である。

韓国はどうころんでも大凶だろう。これには合意だ。日本は対応次第というがきわめて展望は暗い。大化けするのは前回のアップでも触れたが中国だ。下手をすると集金ペイの二大国主義に乗せられる可能性がある。

もっともトランプはすでに痴呆症という説もある。特におかしいのは北朝鮮問題に対する発言である。北朝鮮は中国にまかせる、というノーテンキ一点張りだがこれは六カ国協議のメンバー国がずっと取って来た態度だろう。それでなにも進展がない。いまさら、チャイナになんとかさせるなんて、調子外れの小学生のようなことを言われても呆れる他はない。

チャイナは経済的に圧迫すれば2日で潰れるといったことがあるが、それだけの手腕なり力量がトランプにあるのかね。2日は無理でも一番有効な方法であることは間違いない。しかし、F・シナトラを麻酔なしで生体解剖するようなもので、暴れられた時の対策があるのか、トランプに。おっと訂正支那虎の間違いでした。お詫びして訂正します。


トランプの「ドリームボート・ツー・チャイナ」願望を暴く

2016-05-06 09:11:10 | 大統領選挙

#トランプは因業なあきんど

トランプが共和党の候補にほぼ決まったようだが、日本に対する発言はますます狂人的になってきた。日本での報道を読むと(あるいは見ると)、発言の比重がシフトして来ている。

最初はメキシコとの国境に壁を作るということで注目を集めたが、その内にチャイナ、日本を貿易問題で標的にし始めた。ところが最近では日本に対する発言ばかりが報道されるが、これは彼の実際の発言の傾向や量を的確に反映しているのか。

日本については貿易問題からシフトして、米軍駐留費用の全額負担や日本からの撤退をあじっているようだ。それにつれて、中国への言及がまったくなくなった(=日本では報道されなくなった)。このシフトは分析論評の重要な論点だろう。

習金平(近だっけ)が先頃アメリカを訪問した時は上陸草々シアトルでジャンボを300機注文してアメリカの頬をひっぱたいた。いかにも田舎者のやることだ。しかし、オバマはそのシグナルを無視した。アメリカをあきんどの国と馬鹿にするなよ、ということである。

トランプは因業なあきんどである。彼ならジャンボ100機でも中国に尻尾を振っただろう。トランプのチャイナ人脈を徹底的に取材すべきである。このところ第三国の関係する外交戦で日本はチャイナに連敗中である。

これまでの大統領候補キャンペーン中に中国がトランプに働きかけたことは明白と思われる。日本の政治家はアメリカの歴史的な「ドリームボート ツー チャイナ」願望に細心の注意を払う必要がある。ペリーの黒船以来、ヤンキーの目標は中国である。

19世紀中葉既に南回りの経路は欧州勢に押さえられていた。太平洋を北上するルートには徳川幕府が立ちはだかっていた。ペリーの開国要求の目的はチャイナ・ルートの確保以外にはありえなかった。

第二次世界大戦の重要な原因は日本がすでに大陸を押さえ、アメリカの求める満州の利権要求をはねつけたからである。北一輝が論文で主張した様に満州の鉄道利権の一部でもヤンキーに投げ与えておけば太平洋戦争は起こらなかったであろう。

日本は日本兵の血で購った利権は一円でもアメリカにやれぬと突っぱねた。あまつさえ、欧米からの秘密援蒋ルートとなっていたビルマ・ベトナムルートを遮断するために今のベトナム全土に進駐した。南ベトナムからはアメリカの植民地フィリピンまでは一またぎである。

日本の外交当局の手腕には一抹の不安をいだく。禍を転じて福となすきっかけにしてもらいたい。もっともまだトランプと決まった訳ではないがね。