国政選挙でも都議会議員選挙でも雲霞のごとく湧き出すぼうふら、ミミズ「新人」は政治信念に突き動かされて出てくるのではない。議員になりたい、なって威張りたいというだけの欲望だけで出てくる。だからどの政党でもいい、自民党が圧倒的なら自民党から出る。小池百合子が人気ならその尻馬に乗る。要するに一番当選しやすいという政党から出る。政党の名前は忘れたが自民党から政権交代した民主党だったかな、記憶はあいまいだが、それが風に乗っていると民主党から大量の政界進出者が出た、特に官僚から。ようするに当選できそうならどこでもいい。
自民党でもそうだ。一回生の時は右も左もわからないからおとなしくしているが、二回目となると松の廊下の歩き方もわかってくる。仕事なんかしなくなる。「このハゲー」となる。
新人の連中もそうだが、これが政界で甲羅を経た老女でもこういうのがいる。今回の希望の党と民進党の合体なんて言うのは、どう転んでも政界の常識ではありえない。しかし、小池老女は飛びついた。ようするに合体して数が取れれば自分が首相になれるかも、と思い込んだが運の尽きである。
これだけ政策が違い、共闘した歴史もない政党が合体してもうまくいかないというのはおそらく幼稚園児でもわかる。かっての細川そのほか連立内閣があっという間に空中分解したのを間近に見ていたのに豚が(狐といったほうがいいのかな)鼻先に吊るされた残飯に食いつた。政権が成立してもやりようがないのが分からないのだ。自分が日本で最初の女性首相になればあとは日本がどうなっても構わないのである。半年で辞めようが三日で内閣が瓦解しようと彼女には関係ない。「日本最初の女性首相」という記録が残ればいいのである。