隠居の選挙対策2:
最善の投票行動は棄権である。なに、排中律違反だって。なるほど。
党としての統一マニフェストを声高に叫ぶパカが多い。被選挙民にも、選挙民にも、マスコミにも、評論家にも。嘆かわしいことである。
政党は党としての統一マニフェスト作成、公表をただちに中止せよ、選挙民のために。
政策を練り上げるのは継続的な作業であり、ある時点を切り取って無理やりに作成するのは意味のない行動である。
政権を取ったのち、あるいは野党は国会活動の過程で進行形で作業をするのが政策、国家意思決定のプロセスだろう。
特に、政党の構成員の生い立ち、思想がバラバラの場合にむりやりマニフェストをつくるとわけのわからない抽象的なものとなる。最大公約数をまとめると無意味な美辞麗句が並ぶ。やめなさい。
とくに、民主党のように自民党分派あり、旧社会党系が身を潜めているアルカイダ系、旧民社党系、過激な「市民グループ」系が無理やりに自己の利益のために一つになっている場合、選挙民は「民主党」というレッテルに投票してはいけないのである。
保守層は今の自民党には投票しない。棄権するのが第一チョイスだ。しかし、民主党が小選挙区で個人マニフェスト(前には普通のことだった)で訴えれば保守層の票を得られるかもしれない。
民主党の議員は個人マニフェストにすることと、自分の生い立ち、来歴を詳細に公表明記する義務がある。たとえば、旧社会党員だったとか、自民党田中派だったとかだ。
民主党の場合は、選挙民向けの「マニフェスト」のほかに、党内政治のために、名前はどうつけようとまったく別の内政面での「別マニフェスト」を作成しようとしているらしい。
それは公表しないし、選挙では使わないらしい。こんなことを許してはならない。旧社会党系、過激派市民運動出身者を手なずけるためらしいが、選挙民、マスコミは厳重に監視しなければならない。
かしこい選挙民は、ボタン餅が出てくるか、とんこつラーメンが出てくるか分からない「おまかせ民主党メニュー」でオーダーするわけにはいかない。
続く
幼稚園児でもわかることだが、選挙というのは代議士、被選挙民のこれまでの行状、実績に審判を下すという意味が半分はある。残りの半分が将来への約束というか方針表示である。具体的過ぎれば意味がない。パカでも分かろう。
あんたが日記の最初に今年の目標というのを書くだろう。日別、週別、月別、年別とだんだん抽象的になるべ。選挙は長ければ向こう4年の計画だ。具体的な数字を入れすぎれば嘘をついていることになる。自分の四年日記の巻頭になんて書いたかもう一度見てみな。
いずれにせよ、将来への主張というのは選挙で有権者が判断評価する考課の半分にしかならない。実績の評価が重要である。民主党が解散、解散と喚き散らすのもこれまでの自民党の実績に文句をつけているからだろう。おいらが棄権を正面案とするのも別の観点からの実績評価である。
それを外国ではマニフェスト選挙が常識だなどと、女学生みたいな生かじりの知識に飛びついて、マニフェスト、マニフェストと騒ぎたてるマスコミ、小泉チルドレンは豚の餌にするより使い道がない。
小泉チルドレンはかんぽの宿など日本郵政不正をどう反省するかまず述べよ。
続く ?