東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

大阪なおみの意見はまとも

2021-05-28 13:06:14 | スポーツ

 世の中には妙な意見があるものだ。妙な意見はどうでもいいが、それが巾を利かすようになっては一言あってしかるべし。

 なおみは試合後の記者会見には出ない、というのだ。それで初めて事情が分かったのだが(部分的にではあるが)。テニスの試合(興業と言ったほうがよさそうだが)、勝者も敗者も記者会見をしないといけないらしい。報道で分からないのはすべての試合でなのか、上位何組かの選手かははっきりしない)が記者会見をしないと罰金だというのだね。

 これは世間の常識からいっても美学からいっても、グロテスクである。いずれ胴元(つまりテニス協会)の宣伝上に都合かららしいのだ。

 相撲でも、勝者のインタビューはあるし、もっともだ。しかしそれでも、その勝利に意味がある場合に限られている。つまり金星を挙げた力士とか、勝ち越し力士とか、優勝、三賞受賞力士などに限られる。別に義務でインタビューに応じなければ罰金などと言うキチガイじみた強制力はない。

 プロ野球でも勝利投手や勝利に貢献し活躍した選手は試合後お立ち台にあげてインタビューをする。ここまでは許される。しかし敗戦投手や失策をした選手までインタビューを受けさせるというのは一般人の常識美学に反する。

 全仏テニス協会の会長が大阪なおみの発言に息巻いているが、みっともない恥さらしだ。ところでいわゆるテレビのワイドショーでも取り上げていたが、どちらかと言うとアンチなおみの知ったかぶり意見が多いようだね。

 


大谷翔平は狙ってボールのボールを打つ

2021-05-19 19:33:46 | スポーツ

 メジャーリーグで活躍する日本選手は増えたが、BSで中継していたらまず見るのは、あるいは見たいと思うのは三人しかいない。他の日本選手は特別に見たいとは思わない。その三人は古いところから野茂投手、イチローそして大谷翔平である。

 今年は大谷だ、アメリカのメディアは彼がボール球をホームランにすると大騒ぎだが、これでイチローの打撃を思い出した。彼もとんでもないボール球を打った。たしか小泉さんが首相のころ、アメリカのブッシュ大統領が来日して国会の演説だったが、イチローに話が及んで、かれは来たタマは何でも打つなんていって万座の笑いを誘ったのを思い出す。かれはワンバウンドの球をヒットにしていたからね。

 それで思い当たったのだが、イチローはやみくもにボールになるたまにバットを出していたのではなくて、そういう球を狙っていたからこそ、安打になったのではないか。それで大谷のことに思い当たった。ボールになる高い球を打とう、地面すれすれの球を打とうとしていたから、それに応じた打撃ができたのではないか。もっとも、イチローにせよ大谷にせよ、技術やパワーがなければヒットやホームランにはできないのは勿論である。

 そう思っていたら、13号だか14号のホームランを打ったときにマドン監督が彼はあの球を狙っていたのかもしれないと言っていたがその通りだろう。

 投手は意図的にボールダマを挟む。バッターを迷わすためだが、そういう投球は全力でなげない。当たり前だ。もともとボールにするつもりの投球に全力を出していたら疲れてしまう。つまり意図的になげるボールダマには最初から力もクセもない。打ちやすいのだ。

 自分も投手の大谷は相手投手がボールダマを挟むタイミングを予測出来るのだろう。そしてあえて狙い打つのだろう。ねらっていれば容易の巧打を打てる。

 ピッチャーは困るよね。力のあるストライクばかりなげていれば疲れるし、そのうちに打たれる。外そうとした球はコース、球種を読まれて強打される。とんでもなく外れた玉を投げればホームランではなくてフォアボールですむが、ファンの手前そんな露骨なことは出来ないだろう。大谷の本塁打はかなり増えそうだ。

 

 


オリンピック中止、決断の時

2021-05-12 10:02:39 | 東京五輪

 今日明日中にも、とまでは言わないが、近日中に中止を決断しないと大混乱になりそうだ。実施を強行すれば大混乱になる可能性がきわめて高い。政府は四方八方に眼をくばっているのだろうが、国内の世論は中止に傾いているのは明瞭である。海外メディアでも開催強行の無謀を指摘する声が多い。国内外の評判を政府は懸念する必要はないだろう。

 競技場の建設やら種々の準備で多額の出費を開催で取り戻そうというのは、馬券に外れ続けたギャンブル依存者が今度こそは今度こそはと有り金をつぎ込むのと同じだ。国内の観客だけを入れてやっても収益は限られている。まして無観客でやるのなら収入はない。

 IOCは遮二無二開催を主張しているらしいが、これは放送メディアとくにアメリカの大手放送業界から莫大な違約金を要求されるのが怖いのだろう。アメリカのメディアがごたごたと盛んに日本政府を非難しているが、その前に自国の因業メディアを批判せよ。

 とにかく、あらゆるリソースをコロナ対策に振り向けるべきだろう。オリンピックなどやっている場合ではない。

 政府関係者は強行すれば万が一にも成功すると思っているのだろう。そんな理不尽なギャンブルをすべきではない。

 ま、デッドラインは今週中だな。