東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

うすらさむい4

2007-08-31 07:01:47 | 社会・経済

復興への逆コース >> ==

太平洋戦争後のアメリカの対日占領政策を環境面から概観しよう。ポツダム宣言にあるとおり、占領の目的は民主化による民族家畜化と日本国力の徹底的破壊である。

GHQ民生局に入り込んだ民主党のアカどもが跳梁したわけである。だが世界情勢の変化でわずか1,2年にして潮目が変わってしまった。冷戦の勃発と深刻化である。

戦後すぐに再燃した中国共産党と国民党の内戦で共産党は勢力を拡大して、その優位は昭和22,3年ごろには決定的となった。昭和24年の初めには中共政権樹立、国民党は台湾に追い落とされた。ソ連と西側との冷戦は昭和22,3年ごろから激化、昭和24年にはソ連が原爆実験に成功する。

昭和25年には朝鮮戦争が勃発する。中国共産党は義勇軍を出して人海戦術でアメリカと戦う。ソ連のミグ戦闘機は朝鮮半島上空で空中戦をする。アメリカ不変のアジア政策は中国市場の獲得とアジアでの覇権である。日本は太平洋とアジア大陸の間に立ちはだかる壁であり、排除すべきものであった。

が、中国に共産党政権が成立すると、中国市場へのアクセスは夢のまた夢となる。しかも、中共は朝鮮半島のみでなく、日本赤化を目指すことは勿論のこと、ベトナム、カンボジア、マレイシア、インドネシアなどアジア全域への侵略を着々と計画実行する。アメリカがせっかく日本から奪い返したフィリピンにも共産党ゲリラが出没する。

いまや日本はアメリカのアジア支配の障害ではなく、中国の侵略に対する障壁にしなければならない。日本が弱体化しては困るようになった。GHQの占領政策は昭和22年ころからおおきく舵をきった。民生局からはアカの若造は追い払われた。

世に言う逆コースが始まった。「主義者たち」にとっては彼らの目論見の逆コースであり、それはまた、日本経済復興への順コースであった。その成果はすぐに現れた。朝鮮戦争のころから日本経済は目覚しく回復して昭和30年の経済白書では、日本はもはや戦後ではないとうたいあげた。

オマンマが心配なく毎日食えるようになると人間というものはマツリゴトに信頼をおくようになるものである。アメリカ式もなかなかエーじゃないか、となる。占領政策に対する批判も沈静化する。パカ・ブッシュがいう日本占領政策の成功になるのである。ブッシュさん、勘違いしないようにね。イラクのケースとの違いをよく検討するようにパカそろいのアメリカのシンクタンクにも注意しておくように。


薄ら寒い3

2007-08-30 10:22:18 | 社会・経済

モデルを追え >>

日本人はモデルのしりを追いかけるのが好きだし、うまい。そのかわり、目の前にプリンプリン揺れる尻がなくなると目標をうしなって、たたらを踏む。ウエクサ先生みたいなところがある。

明治維新が成功したものモデル選択がよかったのと、モデルを取り入れる日本人の能力の高さによるものだ。西欧モデルだから必然的に帝国主義になる。西欧がライオンだとすると、最初はチーターから豹あたりの役どころで四方八方に目配りをしていた。だからうまくいっていた。

第一次世界大戦からおかしくなった。漁夫の利をしめたし、戦争直後は疲弊した欧州に気兼ねをする必要もなくなった。つれて日本は油断をするようになったし、脇が甘くなった。自らライオンを気取るようになった。

世界大戦で得をしたのは日本だけではなかったことに気がつかなかったのだ。アメリカも日本と同様に大もうけをしたのだ。これを過小評価したね。依然として欧州モデルを採用していたことはかわりがない。ただ自分をライオンと気取ったわけだ。

太平洋戦争開始から昭和18年あたりまでは欧州モデルの延長線上だ。つまり自国の獲得した権益を武力でまもる自衛戦争。18年の大東亜会議あたりから「アジアの欧米からの開放」が新しいモデルになった。こいつはうまくいかなかった。時期が遅すぎた。いかにも急増のでっちあげであった。

あたらしいモデルを探して >>

日本はサムライの国というのは本当だ。サムライの特徴の一つは「潔さ」である。強い相手に完敗したときには素直に相手を認める。自らも武力を頼むかわりに、より強い相手には素直に敬意をあらわす。相撲でもそうだベ。負けた力士は潔く頭をさげる。これを朝青龍のようにふてくされると日本人は許さない。横綱のように未練たっぷりの態度を日本人は侮蔑する。

戦後日本の「豹変」を理解するにはこの観点が不可欠である。それと日本人のモデル好きね。完敗した相手はモデルとして長所があるに違いないと一生懸命に勉強する。明治維新の時にアジアを侵略して東漸する欧州のモデルを研究したときと同じである。これがマッカーサーの日本占領政策が成功した原因である。これはイラクのケースには全然当てはまらない。

東西冷戦も幸いして軽武装、経済重視路線がとれたので主としてアメリカ経済の生産性の高さを一生懸命勉強して目覚しい成果をあげた。

問題が現在アメリカ・モデルはあらゆる点で価値を失っていることである。日本は新しいモデルを外界に求めるか自分で作るしかないのである。日本人は自分でモデルを作るのは苦手だ。しかも世界にはどうやら有効なモデルはどこにもない。


うすらさむい男2

2007-08-29 20:59:53 | 社会・経済

ブッシュが度々おかしなことを言うので思い出した。軍事的にイラクを制圧したあとでブレナーという聞いたことも無い男をイラク占領行政の最高責任者に指名した。その男の顔を見たときの印象だ。

深夜のデパートでマネキンに出くわして幽霊かとぎょっと驚くといったらいいのかな。ブレナーは男なんだけどね。映画俳優みたいな美男子なんだ。マネキンみたいにね。だけど生命がない。というか生気がないというか、中身がない。とくにオツムのなかに何もない。そういうのがいるだろう。映画スターだとか、タレントだとか。おれからみれば歩く幽霊さ、そういう連中は。

この男は一番大事なときにイラク復興の責任者ということでブッシュ大統領から送り込まれたおとこだ。何年か勤めたが、その後の消息を聞かない。どうもブッシュの「お仲間」らしいね。ブレナーの写真を見たときに、こりゃだめだと思った。人相見というのは基本だ。

イラク占領政策の失敗はブレナーにあるといっていい。もちろん、イラクに攻め込むという政策の可否はおいといて、という話でね。そこまでいけばブッシュはアウトだ。ブレナーはブッシュの失策をなんとかお化粧する役割を担っていたわけだが、逆にはなはだしく悪化させた。

パウエル元国務長官を送り込めとは言わないが、もう少しましなのがいたんじゃないのかね。アメリカもそこまで人材が払底していないだろうに。あの程度の人間で押さえ込めると考えているとしたら、それがブッシュ大統領の限界だ。最初から失敗、悪化して取り返しがつかなくなるのは分かっていた。

それにくらればマッカーサーは月とすっぽんだ。欧州戦線のアイゼンハワーと第二次世界大戦の武勲を分け合う軍人だ。二度も共和党の大統領候補になりかけた男だ。結局共和党の指名選挙では敗れたが。

マッカーサーは日本にとってはにっくき敵将ではあるが、もしブレナーみたいなプールサイドで金持ちの娘を追いかけているばかりしか能のないおとこが来たら日本の占領行政はうまくいかなかっただろう。


うすらさむい

2007-08-29 07:26:08 | 社会・経済

ちかごろうすらさむい(薄ら寒い)思いをすることが多い。こんなうすらパカについていって日本はどうなるんだと心配である。

今日は8月29日か。あと二つ三つ8月分を書いておきますかね。アメリカのブッシュ大統領がことあるごとにイラクの占領と第二次大戦後の日本占領を比較する。イラクがうまくいかなる度に日本の成功例を出す。いい加減にせいよ。

比較するというのは似たものを比べることだ。多くの共通点がある場合だ。もっとも正反対のものを比較して、一方のどこが悪かったかと検討することもある。ブッシュのいうのは日本のようにうまく行くはずだというんだから、多くの点で似てなきゃいけない。

どんな平均的な知能の人間でもイラクと日本が似ているとは思わないだろう。これはイラクと日本の民度の比較とかそういうことではない。誤解の無いようにしてもらいたい。この程度のアメリカの政治家や軍人がイラクで大殺戮をほしいままにしていると思うと、まさに地獄とはこういうことかと思うね。

民主党も同じだよ。イラクのマリキ首相を批判する意見がアメリカ政府にあるが、民主党のヒラリーなんかも「イラクの首相をかえろ」なんてあからさまなことをいう始末だ。形式的には歴然とした内政干渉であり自分の国は先進国だと思っている国の政治家の言うべきことではない。

アメリカが世界に民主政治の模範を示しているとうぬぼれているなら、こんなことを言ってはいけない。ま、イラクの政権はアメリカの傀儡だよと正直に言っているのだろう。ヒラリーという女はブッシュに負けず劣らずひどい。

つづく


朝青龍が「怖い」のは何故

2007-08-26 09:23:07 | 社会・経済

江戸時代にたしか小錦という力士がいた。幕末に生まれて明治時代に横綱になった小錦八十吉とはちがうし、ハワイ出身のKONISIKIともちがう。

関脇か大関くらいの力士ではないかと思うが、彼が江戸の路上でヤクザに切り殺された。バクチのトラブルが原因とも言う。

横綱や大関ともなると後援会長には政界、財界の大物が多いのではないか。朝青龍の場合は後援会長とか有力後援者とかタニマチにはどういう人たちがいるのだろう。

横綱の性格や高砂親方ともほとんど交渉がないことを考えると朝の周りに群がるタニマチはスジが入っている人たちが多いのではないか。

ある週刊誌(週刊文春だったかな、立ち読みなので正確でない。ゴメン)によると、謹慎処分を受けた直後に朝青龍が引退届けを提出しようとしたという。日本語でいえばケツをまくろうとしたんだろう。これが届けられていれば、今までの朝のイメージとも合うし、身の処し方としてはモンゴル・サムライとして一つの立派な終わりかたの美学だったろう。

そこへタニマチの一人が血相を変えて飛び込んできて引退届けを引き裂いたというんだね、週刊誌の記事では。

タニマチには止められては困る事情があるのだろう。無償の気持ちでタニマチになっているような人物ではないのだろう。色々利用しようと近づいて横綱をおだてあげているのだろう。大鵬親方が指摘していたように。

止められては困るのである。自宅マンションを出てホテルに入った朝青龍はひとこと「怖い」と言ったそうだ。Why。医者に注射をされるのが怖いのか。あるいは、


小池百合子の狂態(3)

2007-08-25 08:31:07 | 社会・経済

狂態から狂体になったね。インドで「イージス艦の情報漏えいの責任をとってやめる」といったそうだ。自分ではかっこよく決めているつもりなんだろうね。こんな知能の女には大臣はおろか正常な社会生活もひとりでは出来ないだろう。区役所は介護サービスをつけてやらねばなるまい。

どんなに荒唐無稽なコメントでも大臣が記者に発言すればそのまま、将来にわたって自分の発言のみが記録に残ると算段したらしい。それで自分を美化、正当化できるというつもりだろう。常人にはキチガイの精神構造の解釈は骨がおれる。狂犬の精神分析をしているようなものだ。

「首相から慰留されたらどうするか」と記者が質問したら、「聞かれてみないと分からない」と答えたそうだ。なんだい、これは。テレビでは、これは他の大臣ポストに横滑りを画策した発言ではないかといっていたが、どうもどうも。責任を取ると言うから大臣を辞めるということかと思ったら他のポストならいいということらしい。安倍さん、鼻毛を抜かれないようにしっかりしなさいよ。

さて、前回お約束した旧竹下派との内通である。次官人事がゴタゴタしたときにテレビに出てきた石破元防衛庁長官が小池を擁護していた。妙だな、と思った。「シビリアン・コントロールだから大臣に人事権がある。よく考えた人事だ」なんていっていた。石破は元自由党で小沢一郎の側近だったそうだ。小池百合子も小沢一郎の腰ぎんちゃくで自民党への出戻り組である。日ごろからよしみを通じているのかな。

昨日の日刊ゲンダイによると、いまでも小沢と連絡があるらしい。そういえば、石破は参議院選挙後いち早く安倍首相の退陣を要求していた。小沢別働隊という疑惑もあるらしい。それに小池百合子だ。同志を裏切って多数の政党を渡り歩いたオンナだ。今度のことで面白くないことになったからまた小沢にくっ付こうと画策している可能性もある。

夕刊フジに須田慎一郎の連載コラムがある。その2137回に「自民党の防衛族議員が画策した守屋降ろし」というのがある。このコラムは時々ヒットを飛ばす。これを読んで石破の奇妙な言動が分かった。ジグソー・パズルがはまったわけよ。

各紙の報道で早くから沖縄問題の密約が守屋降ろしの背後にあるのではないか、ということは言われていた。しかし、自民党の防衛族、主として竹下派(現津島派)がいるということは須田氏のコラムが始めて指摘したことではないか。

いくら狂気の小池百合子と言えども

沖縄県
知事や名護だっけ、どこかの市長との闇取引であそこまで大博打を打つ勇気はあるだろうか。もっとも一旦打った以上は狂気の突進あるのみが彼女だけどね。

沖縄の利権、なかんずく建設利権は旧竹下派の米びつである。普天間の飛行場移転では今より沖合いに建築するという案は工事費も莫大に膨らむ。つまり、地元業者にも竹下派にも同じ利益をもたらす。それに、沖縄の自治体はなんだかんだ文句をつけて、地元振興策の名目で10年間に2000億円もの税金をせしめている。守屋次官はこれに反対していたというのだ。

沖縄、竹下派利権、そして飛行場移転というアメリカへの手土産という一石三鳥にも四鳥にもなる奇策だと小池百合子がのめりこんでいくのは分かるね。それには障害になる守屋次官を追放すればいい。これが短絡オンナ小池百合子の動機であった。しかし、情けないかな、あわれなるかな、政治家としての力量不足、オンナの浅知恵で乱暴極まりないやり方をして自滅したわけだ。合掌 頼むからおとなしく成仏してくれヨ。


小池百合子の狂態(2)

2007-08-24 09:14:31 | 社会・経済

前回、最後に「つづく」と書いた。書くネタのあてがあったわけではないが、このオンナならまだイロイロありそうだ、ぐらいなところであった。早速ネタが出てきた。

一つは今週の週刊新潮、「回転寿司マダム小池百合子の武器は『女とウソ』」、もう一つは昨日の夕刊フジ須田慎一郎の金融コンフィデンシャル「防衛省事務次官人事騒動の裏、自民党の防衛族議員が画策した守屋おろし」

さて、小池百合子の祖先はスカンクらしい。小池百合子のマンションにはスカンクのトーテムが立っているのではないかな。先の次官人事のリークのときは悪臭紛々たるやつを尻からひり出しておいてからアメリカに逃げてしまった。昨日紹介した夕刊フジの偽装記事はパキスタンに外遊したあとで紙面に出るように手配した。毒ガスの当て逃げ作戦だ。毒婦らしい演出である。

冒頭で紹介した週刊新潮の記事 ++ 携帯電話事件の経緯が詳しく書かれている。もしこれが本当だとすれば、彼女を国会で証人喚問すべきだろう。人事は大臣の権限だとか、文民統制だとかいう以前の問題である。小池百合子の人格の欠陥の有無をまずつまびらかにしなければならない。携帯電話の発信、受信記録は通信会社に残っているだろうから、なまさかな(生賢しらな)ことでは言い逃れは出来ないだろう。

小池は次官が間違いなく反応するであろう公用の緊急用携帯電話にではなくて、わざと次官が私用で使っている携帯電話にかけたという。しかも一回ベルを鳴らしただけて切ってしまったという。深夜には私用の電話の電源は切るか無音にするのが当たり前だろう。しかもいわゆるワン切りというやつだ。また小池は公の場で二回電話をかけたといったが、守屋次官の電話の受信記録は一回しか記録がないそうだ。こんなのは証拠をそろえて国会で小池を証人喚問の場に引きずり出せばたちまち露見する。

こんな嘘つきに国防大臣をまかせるのか。安倍首相もよく考えないといけない。大臣の資格があるかどうかの段階の問題だ。文民統制云々の目くらまし議論のはるか以前の問題である。

次回は彼女の今回の行動は旧竹下派と内通した結果である可能性が強い、利権がらみの思惑らしいということ。今の津島派だが、竹下派は小泉さんの仇敵であり、小泉政治の5年間は竹下派の利権がらみの悪事を封じ込める戦いであった。小泉純一郎から後継者に指名された安倍首相にとっても旧竹下派は敵である。小池百合子は敵に内通していた裏切り者である。安倍さん、しっかりしなさいよ。


小池百合子の狂態

2007-08-23 08:36:07 | 社会・経済

昨日の夕刊フジに小池百合子の作文が出ていた。しかも主要ニュースがくる第二面のほとんどのスペースを使っている。最初は取材記事かと思ったら、はじめから終わりまで小池百合子の作文である。

最初は当然夕刊フジの記者の書いたインタビュー記事だろうと思ってしまった。どうも文章が妙だと感じたが、文章の最後はこうである。『(防衛大臣) 毎週水曜リレー連載』。

フジは何人かの政治家に定期的にコラムを与えている。その一つらしいが、普段はずっと後ろのページにはるかに少ないスペースで、読む前からはっきりと寄稿記事と分かるレイアウトになっている。それは知っていたが、昨日のは全く違う。これで思い出したのは、週刊誌などで怪しげなサプリメントの広告なのに記事の体裁で自画自賛しているページだ。パチンコやギャンブルの必勝本とか電話情報サービスでも記事もどきに偽装した宣伝ページがある。あれだね、これは。

夕刊フジはいったいどういうやり取りが裏であって昨日の異例の取り扱いになったのか、興味のあるところだ。

さて、これからの防衛政策の抱負を読ませてもらえるのかと思ったら大間違い。最初から最後まで今回の次官人事のドタバタの自己弁護である。新聞という公器を使ってこんな弁解を垂れ流させていいのかね、夕刊フジさん。しかも異例の紛らわしい扱いで。

同じ日の夕刊フジの一面には安倍官邸チームの問題をジャーナリストの上杉隆氏のインタビューを中心にまとめてある。そこで彼が言った言葉、「私が月刊誌に書いた記事について世耕氏から反論が来たが、すべて自分に関する反論だったのに驚いた」とある。

小池百合子の場合はもっとひどい。世耕氏の反論は執筆者にあてたものである。小池の場合は一般読者むけの新聞という公器に自己弁明を長々と書いたものである。これだけで政治家失格である。

さて、小池百合子の文章であるが普通の人間の神経だったら恥ずかしくて人に読ませられないような幼稚な文章だ。一つの特徴は女学生なみの空疎で陳腐な「きめつけ言葉」がやたらと出てくることだ。噴飯ものだ。

「人事権を有する大臣として当然の仕事をしたまでである」、「、、、もってのほかである」、「「国家管理のイロハである」、などなど。だれもあんたのような欠陥政治家に国家管理のお説教をしてもらおうと考えていない。そんなにツッパラカラナイデ、優雅に言えないものかね、ご老嬢。自己弁明に終始している問題はいわずもがな。また、世間やマスコミから指摘されている問題点は徹底的に無視している。当然だろうが、自分の作文だから自分のペースで自分の都合のいいことしか書かないわけだ。

うそもいっているようだ。「想定外の報道先行や」とあるが、小池百合子が守屋次官を追い込むために、意図的に人事をマスコミにリークしたという観測が有力である。事態の経緯をみると有力なようでこうあっさりと片付けられると困るんだよね。

こんなのもある。「もとより有望視されていた人材が次期次官として落ち着いたわけで、これは安倍総理自らの決断があったからこそである」。負け惜しみを糊塗しているとしか思えないよ。そしてちゃっかりと安倍さんに媚を売っている。

つづく


朝青龍の解離性障害という診断に疑問

2007-08-21 07:20:22 | 社会・経済

幼児の虐待は現代の社会問題である。調べたことがあるが、今回出てきた解離性障害という言葉がよく出てくる。もっとも、大人の場合もあるらしい。そもそもこの病名が出来たのは、第一次世界大戦で凄惨な体験をしてショックを受けた兵士の研究から生まれたと記憶している。専門家ではないので間違っていたら訂正してください。

疑問というのは、協会の処分というのが兵士の極限状態での凄絶な体験に匹敵するものとはどうしても考えられないということだ。もっとも、これは体験する人間の性格の関数だ。普通の人に比べて性格が極端に弱弱しく、普段から一人で社会生活が出来ないようなナヨナヨした性格の人物なら、あるいは3,4歳の幼児とさして精神年齢が代わらない大人なら、普通の人に比べて受けるショックは何倍もあるかもしれない。

そうであれば、もともと、横綱の資格はなかったということだ。これまでの横綱の言動からは、協会の処分にナヨナヨ、クヨクヨする性格とは思えない。とすると、朝の場合は第一の可能性は仮病であり、演技であるのか。

あるいは、すでに、はるかに深刻な病名が当てはまる状態になっているのか、どちらであろうか。この場合は、横綱に復帰することは不可能であろう。そしてその原因は今回の協会の処分とは関係がないのではないか。


復刻「アメリカのホロコースト犯歴」5(完結編)

2007-08-20 07:20:26 | 社会・経済

この週末にヴェネチアからメールが届きましてね。ちょっとご報告をしたいと思います。かねてかの地のシャイロック商会に照会しておりました。シャイロック商会というのは最近はやりの生体パーツの斡旋を取り扱う業者でございます。近年では臓器移植だとかいって、あちこちパーツの取替えっこをしたり、売買したりするようになりまして、それに伴いまして売買されるパーツの適正価格査定、品質保証を専門にする業者です。

もともとは金貸しでございましてな、エリザベス王朝時代からの由緒ある老舗でシェイクスピアなんかも利用したそうでございます。最初は臓器移植に必要な莫大な手術料などの融資をはじめたのですが、最近では非破壊検査により人体パーツの査定に手を広げたのでございます。

それによりますと、日本人の良心の重さは二分の一ポンドだそうです。比較的重たいそうです。アメリカ人についてははっきりとした測定は出来なかったそうです。ただ心臓の下に影がございまして、盲腸のような痕跡が見られるそうです。推定重量は四分の一オンスだそうです。よく蚤の心臓なんて申しますが、アメリカは蚤の良心というところですね。

さて、復刻版で「従軍慰安婦決議問題」と「アメリカのホロコースト犯歴」をお届けいたしましたが、最後に何故アメリカ人が自国には何の関係も無い問題で中国の反日活動家の運動にのっかるかという疑問について少しく考察してみましょう。

アメリカ人の良心はあってないようなものですが、それでも時たまうずくことがあるのですな。第二次戦争中に日本人に対して行った大虐殺の記憶が甦るときがあるのでしょう。アメリカ人というのは女みたいにクヨクヨと気に病むところがあります。それなら最初から悪いことをしなければいいのです。

そういうときに中国人が良心を慰めてくれるのです。「そんなに気に病むことはありませんよ。あんたは悪くないんだよ。日本人はこんなに悪いことをしているのですから」と言うのです。これがアメリカ人にとっては大変に甘い言葉なのですね。シクシクしだした良心を気持ちよく鎮めてくれるのです。そういう話にはすぐ飛びつくのです。従軍慰安婦とか南京事件とかね。歴史的事実を確認することなど思いもつかないのです。つまり良心の子守唄を聞かされてすっかりいい気持ちになってしまうのです。

大虐殺の数字が30万人という。これも大分数字の変遷があって、どんどん彼らの言う数字が膨らんできたようですが、最終的には広島長崎の原爆被害者と同じ規模にしてあるのでしょう。つまり量的にも秤の重さを均衡させてアメリカの良心を慰安、安心させるのです。従軍慰安婦については20万人のSEX SLAVEなんていいますが、これも同じオーダーにしようという魂胆でしょう。

東京裁判では従軍慰安婦のことはまったく出てきませんが、南京事件は訴因になっています。先日NHKで東京裁判のドキュメンタリーみたいなことを延々二晩にわたって放送していました。南京事件でいったいどういう証拠が出されて、何人という数字が出ているかと思って見ていましたが、延々とやるくせに具体的な数字は全くなし。証拠調べの話もでてきません。

裁判というのは結局証拠の有効性を争うものでしょう。証拠を具体的に紹介しないで、どうしてドキュメンタリーなんです。たぶん何百人とかそんな数字だったんでしょう。それでNHKが中国政府や左翼活動家におもねって放送しなかったに違いありません。もし間違っていたら、具体的な数字を入れて番組を再放送してください。NHKのあの番組はドキュメンタリーもどきの詐欺番組です。

東京裁判は弁護側の申請した証拠提出をほとんですべて却下した悪名高い裁判です。検察側の証拠の客観性は非常に疑わしいものが多いと考えられる。その上、どういう遠慮からか、検察側が主張する被害者人数も放映しないNHKにはマスコミの資格はありません。

ヴェネチアというのはどこにあるのか、ですか。これは失礼をいたしました。日本人にはペニスといったほうが通りがいいですかね、イタリアの水の都、ロマンチックなゴンドラの街です。 おわり