まず、つぎの記事を見てください。
『靖国参拝:米下院外交委、日本に非難書簡
【ワシントン及川正也】米下院外交委員会のハイド委員長(共和党)が、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を非難する書簡を加藤良三駐米大使あてに送っていたことが24日分かった。複数の韓国メディアが報じ、日本政府筋も書簡の受け取りを確認した。
ハイド委員長は20日付の書簡で、靖国神社を「太平洋戦争での(日本の)軍国主義の象徴」と指摘。「第二次世界大戦での戦犯も合祀(ごうし)しており、日本政府関係者の度重なる神社参拝には抵抗感を感じる」と批判している。
毎日新聞 2005年10月25日 12時14分』
わたしはこの趣旨のニュースを半島系のでっち上げ、思惑報道を無批判に垂れ流す、あの悪名高いNHKで見た。たしか25日か26日だった。おやと思ったので(この記事を見ておや?と思うくらいの感度は欲しいものです)、翌日の新聞を注意して読んだが記事が出ていない。
他のテレビでも報道しているのに気がつかなかった。そこでインターネットで検索したのが上の毎日新聞の記事です。これ以外はマスコミの記事は見当たらない。赤旗とか2チャンネルの話題は検索に引っ掛かる。半島語で検索すればどっさり出てくるのだろう。2チャンネルの受け売りだが、アメリカのマスコミ(CNNなど)やウェブサイトでもこのニュースは検索に引っ掛からないそうだ。
したがって、手紙の内容も確認の仕様がない。どのような文脈でどのような言及があったのか分からなければ話しにならない。おかしな点はいろいろある。文書は報道を見ると駐米大使あてで、日本政府あてではないように見える。なぜ、このような問題を駐米大使に当てた手紙に書いたのか(本当だとして)不可解だ。なぜ、日本の大使あての手紙の内容が半島マスコミの手で報道されたのかも妙だ。
一言半島人の喜びそうなことを言っておくが、アメリカ人であれば東京裁判は、批判されることには敏感になる微妙な問題である。たとえ、共和党員であっても。それにこの人は戦時中はフィリピンでマッカーサーのもとで従軍した人らしいから、上司が取り仕切った東京裁判が間違いでしたなどというわけがない。逆の立場の日本人が東京裁判はまことに結構でしたといえないのとおなじことだ。しかし、これは個人の心情の問題であって、外交委員長という要職にある政治家が面と向かって日本にいうとも思われない。そこが確かめたいところだ。しかし、半島発の情報だけでは判断のし様がないではないか。
この「報道」の仕方はなにやら臭う。日本のマスコミで真相、経緯を徹底的に追究してもらいた。