東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

丸川珠代さんは嘘つきか

2007-07-31 06:35:17 | 社会・経済

参議院選挙で当選したもとアナウンサーのマルカワ・トモヨさん、テレビ朝日のトーク番組で好感度抜群だったンだけどね。並みの女子アナウンサーとちがう知性を感じさせた。安倍首相もそこに惹かれたのだろう。

例の住民登録を忘れたので選挙権がないという問題。これは分かる。しかし、分からないのは本人が三年の間その事実を知らなかったという釈明。こんなことがあるのかね。

世捨て人のような生活を送っている人、ホームレスあるいは知的障害者のケースなら分かる。三年といえば国政選挙も何回かあっただろう。地方選挙も複数回あったはずだ。彼女は東京かな。とすればついこの間行われた都知事選挙もあった。

わたしなんか、投票に行かないこともあるが、そんなときでも投票用紙が郵送されてこなかったり、遅れたりすると、どうしたンだと詮索する。当たり前だろう。アナウンサーという職業、時事問題の討論番組の司会をしている人間が3年もの間投票用紙が送られてこないのに気がつかなかったというのは嘘だ。

3年間なにも手を打たなかったのは選挙権なんかなくてもいいや、どうせ投票にはいかないからと思っていたことは間違いない。

マスコミもこの辺をつかないのはどういうわけだ。彼女がマスコミを引き連れて期日前投票に行って、「うっかりして忙しくて住民登録を忘れてました」と言ったのは嘘であろう。

マスコミは彼女が投票所に入る前と出てくるところの映像を撮っているが丸川さんの表情はまったく変わらない。普通は思いもかけないことにあわてるか、表情がこわばるものだ(出てきたときに)。ようするにあれはパーフォーマンスだったのだろう。

それであれば、なぜあんなパーフォーマンスをしたかということだ。宣伝みたいに期日前投票にマスコミを引き連れていくのを避けるのが普通の心理だろう。黙って頬かぶりしていればいい。それとも週刊誌あたりが事実をかぎつけて記事にしようとしたので慌てて先手を打って、いくらかでもダメージを小さくしようとしたのか。

どこかの政党から出馬したペルーのもと大統領フジモリ氏は選挙権がないはずだ。そういう候補者はほかにも相当いたのではないか。ひょっとしたら当選者のなかにもいるかもしれない。

もし丸川珠代さんが奇手のつもりで先手をうって、あんな行動に出たなら希代の嘘つきということになる。

マスコミもまんまと手玉に取られたネ。

彼女が選挙違反で取調べを受けるという話もない。ということは選挙権がなくても立候補には影響ないということなのだろう。それなら、わざわざマスコミを使って釈明会見を演出することもない。これは電波どろぼうダヨ。

そういえば彼女の選挙参謀はもと警察官僚の平沢勝栄氏だったな。法律上のことは百も承知の御仁だ。やはりスタッフと示し合わせたヤラセ、宣伝に間違いあるまい。


小沢一郎君に祝電を送る

2007-07-30 18:41:23 | 社会・経済

参議院選挙での勝利を祝するとともに、先輩として初仕事の指示を与える。久間防衛大臣の「原爆しょうがない」発言を追及したときに小沢君は安倍首相に原爆投下でアメリカを非難して謝罪を要求する気は無いのかと聞いた。

その時にブログにも書いたがそんなことは行政府に要求するのではなくて民主党が国会決議を提案しなさいと指示した。今度は参議院で明確なマジョリティを確立した。まず最初に行うべきは参議院で民主党が原爆投下非難決議案を成立させてブッシュ大統領に謝罪を求めることである。

民主党の諸君も頑張りたまえ。小沢一郎君のお許しが出ている。


今日の日記は参議院選挙です

2007-07-30 08:34:50 | 社会・経済

ブログというのは「日記」だそうです。ブ「ログ」から来ているのでしょう。ブはなんだったかな。ウェ*ブ*かしら。昨日の参議院選挙は自民党の大敗でした。日記を書くならこのことを書かなきゃいかんのでしょう。まだ寝ぼけ眼でピントが合うかどうか。政治屋というのは粘っこいから、まだ色々あるだろうし、早まって書くのは考えモノなのですが。

安倍首相は続投すると言っている。自民党の幹部からも、今のところ、大した動きはないそうだ。これは田中角栄以前の自民党政治のメカニズムに戻ったということだろう。つまり行くところまで突っ走って、逃げ切るか滅びるかということ。

田中角栄なるバクロウの息子が出てきて金権政治を確立し、金権汚職で失脚したあとはバックシート・ドライバーとして首相在任中より強力に勝手気ままに力を振るう。「目白の意向」が政治を支配した。無慮30年近く続いた二元政治というか、キング・メーカー支配が終焉しているということだろう。無慮30年というのは田中角栄、竹下登、金丸信、野中某、橋本などと続いたキング・メーカーの系譜をいう。

小泉さんのおかげでキング・メーカーの系譜は息の根を止められた。裏のキングはいない。その辺のところが安倍首相の強気の原因でしょう。

自民党の幹部の反応はについては、久間さんの「原爆しょうがない」発言の表現力も生々しく想起される。安倍(アメリカ)も嫌だが、小沢や他の人間(つまりソ連)に首相になられるよりはましだ、というわけ。

さて、昨日ブログを整理しまして、新しいカテゴリーをいくつか作りました。その一つが「安倍内閣」というのですが、この半年の間にかなりな数の記事をあげています。こちらのほうもご参照をお願いいたします。


朝青龍の診断書

2007-07-28 07:56:59 | インポート

大前田英五郎といえば、清水の次郎長親分の同時代人だ。上州の大親分で浪花節や映画でおなじみだろう。ところで今回は前田山英五郎の話。

荒っぽい張り手が得意の39代横綱だ。高見山の師匠だった。昭和24年のことだ。アメリカ3Aのサンフランシスコ・シールズという野球チームが日本に来て後楽園で興行した。当時は日本のプロ野球は3Aにも歯が立たなかった。

いまでいえば、セリエAの優勝チームが日本に来たようなもので皆見たがった。おりから休場中の横綱前田山が観戦に行ったんだね。そして、オドゥールといったかな、監督と握手した写真が新聞で報道された。

前田山は即、引退させられた。今回の朝青龍のサッカー事件と酷似している。相撲協会は対外的にだいぶ強硬なことを言っている。大上段に振り上げた刀だ、ばっさりとやらないと収まりがつくまいヨ。その後前田山は高砂部屋の親方になって、高見山を育てたりアメリカ巡業を取り仕切ったりして親方としては功績をあげた。

朝の場合は日本国籍がないから相撲界には親方として残れない。止めさせるとしたら相当手切れ金をふっかけられるだろう。何しろ千代の富士、板井の後の現代八百長システムの胴元といってもいい存在だ。うっかり首を切ると、腹立ち紛れに今裁判中の八百長の実態についても洗いざらい内外のメディアにぶちまけるだろう。

これまでの朝の傍若無人な振る舞いをみると相撲協会は弱みを握られてなにもいえないように見える。今回はどうするか、見ものだ。

前田山の場合もうひとつ朝に似ているのは戦争中、戦争直後の大相撲存亡の危機に横綱を張って大相撲を支えたという意味合いがあった。朝青の場合も、長い一人横綱の時代をがんばったという功績は同じだ。相撲が荒っぽくて相手を怒らせたり、怪我をさせたりしたのも前田山と同じだ。

ところで、物事は多面的に検討することが大事だ。結論を出す前に。今度白鵬が横綱になった。地方巡業で横綱の土俵入りはもっとも注目を集める。朝は後輩にスポットライトが集中するように配慮して休場したのかもしれない。これなら美談だヨ。

それにしても、診断書を書いた医師だがネ、まさか相撲協会の診療所ではあるまい。骨折なんてレントゲン写真があれば証拠が残っているはずだ。ここが抜かったネ。内臓の疾患だとか、外見や検査証拠が残らない病名にすればよかったのに。

そうすれば、診察の当時は深刻な病状だったが、予想外にはやく回復したとか逃げられたのにネ。相撲協会は当然レントゲン写真の提出を求めなければいけない。そうしてマスコミにそれを公表すべきだ。


私の読書傾向(2)

2007-07-23 19:10:55 | 社会・経済

フィリップ・マーロウはチェスの棋譜を読むんだね。詰め将棋なんかも。渡辺探偵事務所の沢崎は囲碁の本を読む。それも贔屓があるらしい。何といったかな、一昔前に活躍した人なので名前を忘れた。わたしも歌舞伎町のバーでカラスミのお土産を貰ったりしたんだけど申し訳ない。本因坊だったか名人だったか。大竹名人だったかな。沢崎って知らないですか。原寮さんのハードボイルド小説の主人公です。

私もいっときは詰碁の本を読んだものです。とくに寝つきが悪い夜なんか格好の睡眠薬だった。しかし、全然上達しないので腹を立てて読むのを止めてしまいました。読書にもTPOがあって、就寝前に適した本というのがあります。寝付かれないときとか、夜中に目が覚めて眠れなくなった時とかには、酒でも飲んで詰碁なんかすると効果満点でした。

目が覚めてしまったのが午前3時前で、再び眠れそうも無いときは匂いの無い蒸留酒(ラム、ウオッカ)を飲みます。冷蔵庫のなかにジュースがあるときにはそれでカクテルを作ったりします。ジンも割ればにおいも気にならなくなります。ウイスキーやブランデーはだめですね。午前3時には似合いません。ビールはいけないようです。便所が近くなるということもありますが、どうも腸を刺激するんでしょうか、いやな夢を見ることがあります。3時を過ぎていたら酒は我慢します。3時過ぎの酒はどうも朝まで後をひくようです。

こういうときにアルコールを飲みながら中世の坊さんが書いたものを読むといいようです。いわゆるスコラ哲学ですな。すぐに眠くなります。それに多少実用的な意味もありましてね。近世、現代の哲学は中世を吹っ飛ばしてプラトン、アリストテレスとつながるのですが、論理学、言語分析はスコラ哲学が参考になるんですな。これも最近の研究の成果です。たかだかここ2,30年くらいではないですか。言語分析の分野で現代哲学との関係が注目されるようになったのは。

スコラ哲学は煩瑣哲学といわれるくらいですから午前3時の不眠症には最適です。


私の読書傾向(1)

2007-07-23 07:44:00 | 社会・経済

まず小説の場合、日本の小説はほとんど読まない、なんて格好のいいことを言って。

たとえば最近当ブログに連載したハードボイルド・ミステリーの場合はアメリカのものか、翻訳だ。理由は馬鹿馬鹿しいほど単純。

英文では人の名前など固有名詞が大文字で始まる。翻訳の場合は固有名詞はカタカナ。読み返したりする場合に該当箇所を見つけやすい。日本の場合、名前は大体漢字だが、漢字はあらゆる品詞に使われている。

昔は夏目漱石の小説なんか、一部はよく読んだ。「我輩は猫である」と「坊ちゃん」くらいだが。後は好まない。大体趣味が低俗なのが分かる。総ルビ付きの馬鹿でかい漱石全集が家にあってね。重さが3キロぐらいあったかな。一冊で。小学生のころなんか、持つと背骨が曲がりそうだった。

あれは大正時代か昭和初期の出版だったかな。大日本帝国の最盛時ですべて雄大だったね。建物にしてもそうだ。戦後に立てられたビルは解体が始まるとあっという間に更地になる。立て替えられた昭和初期?の丸ビルなんか解体だけで何年かかったと思う?

使われているコンクリートの量が桁違いだ。ダムみたいだ。ダイナマイトを使わないと解体出来ない。戦艦大和の時代だからね。

あと、永井荷風はほとんど読むね。出来の高低が小さいようだ。そんなわけで日本の作家について書くと時々間違える。日本の作家諸君には伏してご海容を請い願う次第であります。


ゴングを鳴らせ

2007-07-22 18:59:39 | インポート

名古屋場所が終わった。朝青龍が優勝したからひとつ褒めておこう。

彼は待ったをしない。どんな相手にも待ったをしないで立つ。感心なことだ。待ったを駆け引きに使う力士がかなりいる。かっての若乃花(貴乃花の兄、弟?)。彼は待ったの駆け引きで横綱がはれたようなものだ。あいての「早突っかけ」の場合もあるだろうに、ちゃんと合わせて立つ朝青龍は立派と言わなければならない。

八百長と同じく、待ったの胡散臭さが大相撲の醍醐味かもしれないから野暮なことを言うな、と言われるかもしれないが、どうも気に食わない。今日は優勝を争っていた琴光喜が待ったをした。待ったには二通りのタイプがあるようだ。一つはずる賢く相手の気勢を殺ぎ立会いを有利にする。若乃花の場合だ。現役では露鵬がうまい。千代大海もうまい。もう一つは今日の琴光喜の場合。自信のなさ、かたさが現れる。こういうケースは結構ある。こういう場合はまず負ける。

テレビで相撲を見る楽しみのひとつは待ったがどっちの場合か予測することだ。今日は琴が負けるなと思ったが、その通りになった。

大相撲は判定にビデオを入れた。スポーツの世界では最初の快挙だ。今度は制限時間一杯になったら待ったを認めず、いずれにせよ行司の軍配がかえってから10秒くらい経過したらボクシングみたいに時計係り審判がゴングを鳴らしたらどうだ。勿論手を突かないでたったら無条件で負けにする。


紙っぽいハンバーグ

2007-07-12 18:43:18 | 社会・経済

時々紙を食べているような気がするハンバーグがある。中国ではない、日本の店である。そういうところには二度と行かないようにしているが、人工肉とか合成肉を使っているとか聞かされていた。いずれにしても気持ち悪いものだ。本能的に拒否反応が出る。

肉まんでも、一流デパートで売っているものだが、同じような感触の肉が入っているものがある。最近は肉まんを敬遠している。そんなところに、中国でダンボール入りの肉まんのニュースだ。今日午後6時のフジテレビ・ニュースでも映像を流していた。日本は大丈夫だとコメントしていたが信じられない。

ハンバーグや肉まんで紙っぽいと思ったのは合成肉ではなくて日本でも紙(ダンボールかどうかは知らないが)がかなり前から、まぜられていたことは間違いない。ほかにもひき肉を使った料理は気をつけたほうがいい。原料を四名から輸入したものか、中国の料理人が日本にノウハウをもたらしたのかどちらかだろう。

羊頭狗肉という言葉があるが、羊頭紙肉だぜ。

この格言を見ると品人は韓国人ほど犬の肉を珍重しないものと見える。


トラックバックってよく分からない

2007-07-09 18:27:15 | インポート

これはOCNに対する公開質問状のようなものですが、、、、

トラックバックは受け付けないことにしているのですが、設定が悪いのかTBが入り続けるんですね。設定画面で「トラックバックを受け付ける」というところにチェックを入れなければTBは来ないと思っているのですが、違うんですか。

もっとも、この画面は分かりにくいつくりで一番最初に「公開を保留する」というのがあって、こちらにはチェックを入れています。ここはチェックしないほうがいいのかな。念のためのつもりでチェックしておいたんですがね。no filterで飛び込んでくると困るのでね。

普通のメニュー画面のように、最初にトラックバックを受け付ける、受け付けないという質問があって、受け付けるとしたら、では公開はチェックするまで保留しますか、と質問が続けば分かりやすいんですがね。

毎日せっせと、黙々とアクセス禁止リストに載せて削除しておりますが、そのリストが大分長くなりましてね、リスポンスが遅くなると読者に迷惑がかかりますしね。そんなことはないんでしょうかね。

最初はTBを受け付けていたのですが、読者に対する責任がありますから内容をチェックするんですが、どうしてTBがついてくるのか趣旨が分からないのがある、いきなりいかがわしい画像へのプロンプトが出てくるなど。それにそういうのを細かくチェックしていくと時間がかかるんですね。チェックする過程でクリックして変なところに連れて行かれるのも困りますしね。それでTBは謝絶しているのですが。

これってOCN ブログ人の設計の瑕疵ではないかと思うんですがどうでしょうか。