餃子ライスを食っていた一円課長が「部長、一円玉をすこし増産しときますかね」
「消費税かね。まだ手配していないのか」
「勿論手配済みです。それとは別にですね、部長、今日の夕刊フジによると韓国経済がいよいよポシャるらしいですよ」
「そんなの関係ないね」
「だけど誰も助けてくれる国がないから、また泣きついてきますぜ。いままで散々悪態をついてきたことなんか忘れたふりをして」
「それがどうして一円玉の増産なんだ」
「部長、乞食に一万円札を恵みますか、せいぜい一円玉か奮発しても五円玉を投げ与えるだけでしょう」
「それでおとなしくしているかな。へたに金をやると、今度は胸ぐらを掴んでもっとだせ、と強請ってくるぜ」
「そうしたら、下郎、そこえなおれ、無礼打ちにしてくれる、ってわけでさあ」
「自衛隊の出番か」
・・・・
「一円玉を一万個ほど作っておくか」
山中教授のES細胞にしてもSTAP細胞にしてもこの手の再生、誕生、変身の話は古事記にそっくりなのが満ち満ちている。
古事記はありゃ、寓話でなくて、真実だ。どうも人類は異星人の研究室から生まれたんじゃないかな。
例えば、古事記、日本書紀でもいい、かくずちの神の例。分娩時に母親のにいざなみのみことが死亡する。怒った父親のいざなぎが息子を滅多切りにする。飛び散った血潮から無数の神が生まれた。これって、再生医療とか、肝細胞と同じだね。
小保方さんに適切な刺激、たとえば酸性液に浸すとかすると、仮面の下から異星人の顔が表れてくるかもしれない。
独立行政法人「理研」ね。インターネットであたったんだが、この組織とか運営方針ね、当然研究者が考え付くことではないし、「外部有識者」の類いが関与していたんだろうが、米系コンサルタントの臭いがするな。
もちろん検証しなければいけないわけだが、マスコミの諸君は調べてください。今度の小保方問題、プレゼンテーションの芝居がかったところなんか、とても日本的な感性になじまない。
理研の企業(組織)風土から咲いたあだ花だとすると、その辺まで掘り下げないといけない。
ある時、気が緩んだのか、気を許したのか、米系M社のパートナーだったか、アソシエイトだったかが、「私たちは企業内部に蔓延していくばい菌みたいなものですよ」と言ったものだ。正直な本音だろう。
ばい菌というよりかHIVヴィールスと言ったほうが良いかもしれない。M社の顧客は株式銘柄番号でいうと末尾が01とか02の大企業に広く食い込んで骨がらみにしている。
フリーメーソン的だし、好きな人にはイルミなんとかの陰謀ということなのかもしれない。
とにかく米系大手コンサルタント・ファームの関係者は日本の大企業を顧客にしているし、現閣僚にまでいる。政府関係の有識者会議とか諮問委員会にも沢山名を連ねている。
マスコミが分析すべき要素であることは間違いない。米系コンサルタントのコンサルテーションを受けた大企業はその後問題を起こして長期衰退期に入ることが多い。
クリミアでロシアに厳しく対応しないと尖閣でチャイナに付け入るすきを与えるという議論がある。これはよく考えてみなければならない。考えることもないんだが。チャイナは自分の都合でどんな屁理屈でもわめきたてるから、あまりこういう心配をしてもしょうがないということもある。
また、北方領土問題で日本の主張の根拠が侵食されるというしたり顔の「評論家」のおじさんたちがいる。これも論拠を精査する必要がある。
クリミアについては一世紀近くロシアの領土だったという事実がある。もっともその前はオスマントルコの領土だったし、その前はタタール人というかモンゴル帝国の一つに所属していたわけでそこまでさかのぼればクリミアはモンゴルのものということになる。
北方領土は、千島を含めて無主の地であったが、江戸末期には南千島は日本の影響圏にあった。ロシアもそれを認めて江戸末期に徳川幕府と条約を結んだわけである。さらに明治になって千島列島全体を日本の領土として認めた。
だからクリミアとおなじ状況にある。ただ諸般の事情からクリミア方式がとれない。日本人の住民も島を追い出されているから住民投票という手も使えない。不在投票という隠し技があるかな。
クリミア方式をプーチンがとったということは、理屈としては、同じ理屈で日本に返しなさいという議論はむしろ通りやすくなった。ここでロシアと経済的な利害関係のないアメリカ原理主義につきあう必要はないかもしれない。
いずれにせよ、ここでアメリカ原理主義のお先棒をかつぐことはない。本当の
Statesmanshipが安倍首相に求められる所以である。ちょっと心もとない気もするが。
すこしそれる。連載早々寄り道をするのも気が引けるが。
ロシアとの距離感の取り方として明治維新以来二回の節目があった。今年は三回目の節目になりそうだだ。
一回目の節目は日露戦争に至るまでである。満州朝鮮と南下するロシアとの距離の取り方をどうするか。融和政策にするか、対決するか。伊藤博文は融和論であった。しかし日英同盟が出来たために対決路線を取ることが可能になった。
当時イギリスは南ア戦争でアジアまで手が回らず、日本に代理戦争をさせてロシアの勢力拡大を牽制できればとの思惑で日英同盟が出来たわけだ。日露戦争が始まると英国は忠実に義務を果たした。
戦争資金の調達に尽力したし、日本海に向かうロシアのバルチック艦隊がイギリス植民地で石炭ほかの補給をするのを拒否した。バルチック艦隊はよれよれになって対馬海峡に到達したわけだ。
二回目は言うまでもなく、太平洋戦争前に締結された日ソ不可侵条約だ。これは連合軍に対する敗勢が濃厚になるとアメリカがソ連を対日戦に誘い込みこれにソ連が乗ったためにまったく役に立たなかった。
なにしろ、日本は米軍が九州や本土に上陸したら天皇に満州に移っていただく案まであったのだから、タイミングによってもっとひどいことになった可能性もあった。アメリカとの和平交渉をソ連に仲介してもらおうとしたり、かなり信用していた(信用せざるを得なかった)。
第一ヒトラーがソ連に攻め込みその後ナチスが崩壊して欧州戦線が終結するまでソ連にはいずれにしても満州に攻め込む力はなかったから、日ソ不可侵条約はあってもなくても同じだった。そして肝心のときにあてにした不可侵条約は簡単に破られた。
三回目が今年ですよ。どうするか。安倍さんはクリミア後どうさばくか。秋田犬まで送ったんだ。もとを取らないといけない。非常に難しい。しかし、難しい局面をさばくのが政治家というものだ。
STAP細胞事件は政治問題なんだな。遠慮せずにこのカテゴリーにアップしてもいいわけだ。
科学立国という国是にかかわる問題であり、その政策実現の重要な機能を担う理研の問題であるからして。
タイトルは今週の週刊文春の記事のタイトルのコピペである。普通週刊誌のその週の目玉記事というとオドロオドロしい見出しが躍るが、中身は2、3ページというのが多い。読んでも「なんだ」というのが多い。
しかし、これは違う。10ページ近くある。こんなに長い記事というの異例だ。その理由だけで私は買いました。いや、なかなか中身のある記事でした。
一言でいえば彼女はいわゆる「ふてえアマ」というやつだ。17世紀のニューイングランドだったら間違いなく火あぶりになっている。
もっとも、この手の女性は会社なんかには必ずいる。全女性の1パーセントならお愛嬌だが、10パーセントもいるとその会社はつぶれる。
官庁なんかにもいるだろう。驚くのは理研のような研究機関にもいて好き勝手に組織をかき回していたということである。
さて久しぶりに政治外交の話だ。小保方さんのメイド喫茶風ドレスも話としては面白いが、今回は国際政治の話。
謀略には謀略かと思ったが素人だったな。ウィキリークスだったかな、ロシアもたんまり情報を持っているから相当のことが出来るだろう。
ただ、ウクライナ政権の謀略転覆に直接謀略で臨むのはあまりにも芸がないのかもしれない。謀略には「軍事侵攻」で真正面から返したね。とりあえず、とうことだろう。そのうちに謀略でもお返しをするだろう。
前回の続きであるが、小保方さんの善意を信じて説明をつけると(説明の付けかたはいろいろあろう、その一つと言っておく)、
+ 小保方さんの研究室で彼女たちの仮説、つまり簡単なストレスを加えるだけで幹細胞に変化するという仮説が酸性液につけるだけで実際に生まれた。しかし、それは彼女が加えた刺激だけではなくて彼女が見落としているほかの刺激圧力がさらに加わっていた。
その刺激とは
1:単純な物理的、化学的な刺激
2.オカルト現象
の二つが考えられる。もちろん1の可能性のほうが受け入れられやすい。いずれにしてもこのどちらの場合も彼女の提示する手順で何回実験をしても現象が再現することはない。
可能性は2の場合のほうが高い。なぜなら専門研究者が1.を見落とす可能性は少ない。1ならその見落としている条件を突き止めればいくらでも再現できる。
2の場合は再現不能あるいは不定である。だからオカルトという。オカルト現象があるとかないとかいうのは別の信念の問題だ。オカルトがないというのも同様に信念だ(つまり無根拠)。見えること、操作できることしか真実でないと断定すること自体が非科学的、いや非論理的だ。
分からない問題を一方的に断定するのは科学を否定することだからね。カントの「視霊者の夢」を参照。ま、敬して遠ざけるのがオカルトに対する健全な態度だろう。
一番いけないのは、私のところに来れば超能力で必ず治すという詐欺師宗教家ヒーラーである。
また、本を書いてオカルトが科学的に証明されるかのように自説を宣伝する似非宗教家である。科学でないからオカルトというのだよ。
オカルトの原義は「隠されている」、「説明できない」ということである。その特徴は科学的知見とことなり、再現不能性、操作不可能性にある。
今日の理研の中間報告の記者会見をニュースで(ということは細切れに恣意的に?マスコミによっていつものようにコピペされたと言いう意味)見たが、若干観察を述べよう。小保方さんについて益体もないアップを二つほどしたのでその埋め合わせに今度は真面目に(もっとふざけているって、そうかもしれません)。
* STAP細胞が出来たか、あるいはそういう概念が有効であるのかということについて質問されると、それは他の研究者の再現実験、検証で決められると理研が答えていたのが一番印象的だった。
実験データの取り扱いや論文の書き方についてはほとんど叱かりつけるといってもいい理研首脳の発言のなかで、この問題では慎重だったのが印象的だった。最初はなんだったか表現は忘れたが「論文の根幹部分は揺らがない」といっていたが、それの延長線上にあるように思われる。
すくなくとも、小保方さんからもらった細胞で実験をした山梨大学の教授がその先の実験を成功させている。いわば間接的にstab細胞の存在を確認はしている。これがすでに開発された例えば山中教授の方法で作って、自分が新しい簡単な方法で作ったと言っているならこれはもう犯罪とも詐欺ともいえるが、まさかそれはないだろう。
* わからないのは、どうして「論文の体をなしていない」偽造データ、剽窃データを「わざわざ使ったか」ということだ。小保方さんの心理、共同研究者の多くが見逃したという事実が不可解である。
いろんな説明があるだろうし、理研の調査が出てくるであろう。
研究者の世界のことは知らないが、こういう成果というのはすくなくとも何回か成功してから発表するものではないか。すくなくとも二回はして確かめると思うんだがな。彼女は一回だけしなかったんじゃないか。だからデータもきちんととってなくて、つじつま合わせに妙なことをしたのではないか。そうなら、絶対に許されることではないがね。
ながくなった、以下次号
大して長くもない(ほかの人たちに比べても)がどうも私の場合、これ以上の長さになるとアップするとガブッちゃうんですよ。ではまた。