よくどうしようもない人間をタコというが、新日航はタコだよ。タコはどこが頭か分からない。あの頭みたいに見えるまるい部分は消化器らしい。そうすると、中枢神経というか頭は8本の足にあるのかな。
新日航タコの司令部はどこにあるのか。企業再生支援機構か、稲盛CEOか、これから決まるという重役会か、前原誠司お子っちゃまか、国交省の役人か。管直人か。
日航破綻の元凶と言うべき歴代の日航旧経営陣、OBたちはこれまで持っていた利権を保持しようと政官界に執拗な裏工作を続けるだろう。
莫大な債権放棄を強要され、膨大な保有日航株を無価値にされた金融機関も実質経営に大きな発言力を持つだろう。
事前調整型というが、金融機関以外の取引先は事前の相談にあずかっていない。これからは債権者として再生計画に厳しい注文をつけてくることはまちがいない。
一言の相談もなく足蹴にされた株主たちもこれから背任、損害賠償などの訴訟を連発して黙ってはいないだろう。
この新生日航タコの足は八本では足りないかもしれない。新生日航ムカデ(百足)と言うほうがいいな。
& 22年2月2日
「JALの再生」とはそも何ぞ
近頃のマスコミは見出しの付け方をしらないらしい。納税者の観点からすれば、JALに貸し与えた1兆円を超える税金が何時どういう形で国庫に返済されるか、ということである。それがJALの再生計画である。もちろん応分の利息をつけてである。
それが国家予算を正当化する唯一の「JAL再生」の定義である。
この観点から再生計画を報道あるいは検証したマスコミは皆無のようである。昨今の報道を見るとJALの再生計画と言うのはJALの営業収支が黒字になるということらしい。国民の貸し与えた税金はどうなるのだ。JALの資本として塩漬けにされるということか。
こんな計画を政府は推進しているのか。JALの再生とはそも何ぞ(そもそも何なのか)。
昨日稲盛氏が会長就任の記者会見をしたが、こうした自覚があるとは思えない。彼の言っていることは営業収支を黒字にする、という見通しらしい。それすらも3年後には無理と言うのが「無理のない」予測であるが。
JAL戦犯、国交相、前原誠司、民主党政府の[JAL再生]の定義は借り手側のずうずうしい理屈を口移しにパクパクしているにすぎない。主客転倒というか、なんというか。
以下2月2日の次の記事を参照されたし
『日航の再生計画とは税金の永久塩漬けのことか』
つづく