五行ブログ：福井日銀総裁研究（５）

福井日銀総裁問題は展開が速いね。暖めておいたネタが追い越される。というわけで慌てて出したのがこれ。

おかしなことを言うと思ったね。「契約書なんて読んでいない」。おっとり構えて『ぶあつい』村上ファンドとの契約書なんて読んでいないと言った。かえって不審感を与えた。彼は日銀の勤め人あがりだろう。役人とかサラリーマンというのは法律とか契約書の後光がすきなものだよ。

たとえ、一字一句おぼえて無くても要点や契約のタイプ、性質には無関心でいられるはずがない。案の定、昨日の新聞に彼との契約の内容が新聞に出た。彼の投資口座は彼一人のためのものだ。何百人、何千人の参加する投資信託の約款など読まないと言う人が多いだろうが、相対契約の内容を把握しないで判子を押すものはいない。いたら詐欺にかかった痴呆老人くらいだ。

暗い気持ちになるのは私だけだろうか。福井さんの後任にはやくも擬せられているのは財務省の元次官だそうだ。こんなのがなっても同じだろうに。日銀総裁には日銀の勤め上がりや役人は排除しなければいけない。高級官僚で退職金をあちこちでかすめて数億の小金を溜めているような連中の天下りは不可である。まえにも言ったようにこういう連中には恒心などない。日銀総裁を利用して小金を増やそうとするだけだ。

後任には純民間人で恒産のある高額納税者のなかから択ぶべきである。恒産なければ恒心なしだ。

三行ブログ：池田果菜子さん誘拐事件

今日の日刊ゲンダイ、『ダーレも同情しないセレブ女医の娘　誘拐事件』の大見出し（三面）。そんな感じだね。

顕示的閑暇なんていう。欧米セレブの条件なんだが、日本ではいくつになってもシャカリキにあくせくと札束をかき集める連中をセレブというらしい。この母娘はシャカリキに金儲けをしながら宣伝のために精一杯世間に露出している。

欧米では成金でもせいぜい四十代で引退して、顕示的閑暇を楽しむのだがね。あこぎにカネを儲けたマイクロソフトのビルゲイツも５０前に引退を発表した（拙稿『マイクロソフトという反社会的存在』シリーズ参照）。

泥臭いような、みみっちくて身につまされるような、日本的なセレブでした。

欧米ではいくら俗物でも閑暇や消費を顕示的に誇示することでセレブぶりに自己満足するが、日本ではずばり即物的に金儲けを誇示する。遠慮もたしなみもあったものではない。

福井日銀総裁研究（４）

福井総裁の個人資産が３億５千万だってね。意外に少ない。もっとあったほうが安心感がある。シナ人もいうだろ、恒産なくして恒心なしってね。恒心と言うのは平常心ともいえる。世界第二の経済大国の元締めだ。１０億や２０億はないと安定感が無い。３億５千万ぽっちで恒産を持っているといえるかな。だから村上ファンドを持っていたんだな。

いけないのは、村上ファンドみたいなところとつるんでいることだ。たとえ一千万円でも。総裁になった時には解約するか凍結すべきだった。前の私の論調から分かるだろうが、ホリエモンや村上ファンドを一概に否定しているわけではない。資本主義というのはああいう『悪党』が生息するんだよ。あれでパンを膨らますイースト菌みたいな働きがある。

１００パーセント滅菌するとタリバンの支配していたアフガニスタンみたいになっちゃう。清く正しくまつりごとをおこなう元締めが一緒になって合コン乱交パーティみたいなことをしちゃいけないということだ。

三行ブログ：福井日銀総裁研究（３）

彼は新種のロボトミー手術を受けたらしい。倫理観をつかさどるのは旧皮質か新皮質か知らないが、皮質切除手術を受けたことは間違いない。

それとも日本というシステム・フィルターの成果かも知れぬ。キャリア・パスともいう。政界でも官界でも、企業でも日本のフィルターは福井氏のような人間しか上に濾過されない結構なシステムである。

シナの江沢民だったか、前世紀末に言った。日本はあと十年かそこらでナクナルと。そうかもしれない。こんなフィルターじゃゴミしか通さない。

三行ブログ：あと一息だ週刊文春サン

むかしは月曜日には新聞を見た。週刊ポストと週刊現代の広告を見比べる。どっちを買おうかなというワケ。最近は見ない。どっちもボケがひどいから。

木曜日は新聞を見る。週刊文春と週刊新潮の広告を見てどっちにしようかなって。今日の広告は週刊文春の勝ち。いつものようにだまされたつもりで買う。切れがないね。もう一息だ。村上人脈を調べている。村上ファンドの顧客、金主とは限らないらしい。そこまで突っ込めば合格だった。

検察はどうしてリークしないのかな。急に無口になったみたい。いけないよ。検察上層部は適当なところで政治家と手打ちをしたのかな。自分のポストと引き換えに。やっぱりチキンだったのね。

文春さん次号期待してますよ。完全金主リスト

三行ブログ：ブッシュ大統領は大丈夫か

ブッシュさんの息切れが気になる。最近は演説では、息が続かないのか、冒頭から苦しそうな息継ぎの耳障りな音がしている。健康に問題があるのか。小泉さん、よく観察してきてね。

あと二年持てばよいが。副大統領がこれまた小沢一郎のような重篤の心臓疾患をかかえていて、満足に執務が出来ない。

三行ブログ：福井日銀総裁（２）

知能薄弱な万引きみたいだ。村上ファンドの運用益を寄付するとか、給料の一部返上を申し出るとか、さすがにすばしこいことだ。まるで長年温めてきた模範解答みたいだ。

彼の倫理観の欠如を浮き彫りにするだけだ。いまどき、返せばいいんだろうといってもスーパーの警備員でも許してくれない。しかも再犯となれば見逃してもらえるわけがない。

やめる必要の無い行為と思っているなら、何故寄付をするとか、給与の一部を返上するというのか。矛盾しているのが分からないのか。これで勘弁して頂戴ね、でこれまでは通ってきた甘い人生だったらしい。

何の落ち度も無いのに

検察労働者の作文能力がひどいことは前に述べた。検察のエースである特捜くらいしかマスコミには報道されることはないがひどいものだ。裁判官の文章もおかしい。マスコミが嬉々として引用するのはどういう神経かね。

どんな判決にも「被害者には（原告には）何の落ち度もないのに」、なんて付けるのがかっこいいと思っているらしい。聞いていて耳障りに感じないのかね。それとも日本語が変ったのか。こんなのを付けなくても判決の峻厳さはそこなわれない。つけるとむしろ被害者にもいくらか責任があるというのかな、と心配になる。文章としても滑稽になる。

痴漢裁判の場合などにはこういうのを付けてもいい場合があろう。いや非常に多かろう。バイタみたいな格好、雰囲気の女がおおいからね。被害者にも応分の責任がある場合だけ説明するればよいことだ。

今日のニュースで集団予防注射の針から感染したとかいって国に損害賠償を命じた。それはいい。医者というのは無責任なやつらだからね。マワシ針なんて常習化している。いまでもものぐさな看護婦はそうだ。注射する前の針を汚い机にじかに置くなど今でもよく見る光景だ。

病院に行くとやたらに検査とか言って血をとるだろう。あれはカネになるからね。必要ないのに頻繁にやる。その環境がきたならしいのだ。だから思い切り厳しくしてもいい。判決でついでに診療所や病院の不潔さの現状にも警告を発したら８０点をやれる。

昨日だったか、山口で母親と幼児を殺害した当時未青年だった男に最高裁が高裁差し戻しの判決を下した。当然だが、おかしいのは「何の落ち度も無い被害者を殺し」云々といっている。馬鹿を言うな。判官どの。こんな日本語はないよ。あんた、どこの人間なの。被害者に落ち度があってたまるか。

三行ブログ：福井俊彦研究（１）

福井俊彦という男、日銀総裁らしい。面白いおとこだ。感心したことがひとつある。頭を下げないことだ。いやしくも男児たるもの、人前で頭をペコペコ下げるものではない。

シンドラーにしても、なんにしても皆頭を下げる。いやな風潮だ。 本当にすまないと思っているなら行動でしめすことだ。つまり、弁解をせずに自分の腹に刀を突き立てることだ。それしかない。

シナ人が言ったね。言葉でなく、行動で示せと。シナ人に言われるようになっちゃおしまいだ。もっとも彼らの意味するところは金をくれ、ということだがね。

平成橋づくし

小泉純一郎は勝鬨橋あるを知って新大橋を知らず。福田某は白髭橋あるを知るも両国橋を知らず。

言葉は武器である。万能ではない。得手不得手がある。得意の領域で使い手よろしきを得れば原子爆弾となる。非言語的対応の心得なきものは早晩首を掻かれる。屋内戦闘で小次郎刀を振り回していては脇差に切り伏せられる。

日本の政治家は極端に走る。中間あるを知らない。靖国問題、シナのイチャモンに誠意を持って説明していくとおなじ事を繰り返す。哀れっぽくて間抜けな話だ。向うは最初から話を聞く気など無い。この正反対が戦前の政治家だ。戦争だ。これも手だが、コストから見て割が合わない。シナ人を相手に血を流してもばかばかしい。近衛首相は「蒋介石は相手にせず」といった。それはいい。しかし、こうストレイトにいうのは芸が無い。

戦後、これを根にもったシナは近衛の戦犯指定を強硬に主張した。福田某になるとベタ下りだ。これも極端なはなしだ。日本人というのは日本人同士ではかなりいやらしいことをするし、こすからい。様々な手練手管を使う。だから小生は日本人はどちらかというと嫌いで愛国者ではない。

ところが外国人となると極端に狆ころ化するか、横暴になる。中間がない。特に狆ころ化は危険だ。かってメキシコのなんとかいう王様がスペインの流れ者たちにコロリとやられて国が滅んだ。日本もそうなるよ。

中間に色んな言い方がある。アメリカ人なんかがいうＧＯＯＤ　ＱＵＥＳＴＩＯＮなんていうのもそうだ。いやな事を聞かれた時にいう。結構なご質問でというのではない。こころは「なにをいってやがる」だ。馬鹿な日本人は質問を褒められたと思って返事を待っているが、いつまでたっても返事がないのでポカンと餌を待っているポチみたいに口を開けて待っている。

こういうグラデュエイションというか、陰翳があるのが文化とか伝統とかいうのではないかな。