7月12日の予測「細江順子のパドック診断」での私の印は
小池 本命
増田 単穴
宇都宮 対抗
鳥越 注
であった。その後宇都宮氏が降りたので予想通りの順位となった。結構いい配当がついたでしょう
当選後の報道をテレビで見ていると彼女はやりそうだ。
7月12日の予測「細江順子のパドック診断」での私の印は
小池 本命
増田 単穴
宇都宮 対抗
鳥越 注
であった。その後宇都宮氏が降りたので予想通りの順位となった。結構いい配当がついたでしょう
当選後の報道をテレビで見ていると彼女はやりそうだ。
今回の舛添都知事辞任、再選挙の理由は舛添スキャンダルである。それが症状である。之に対する治療が再選挙の目的である。舛添問題なるものは舛添と都議会のなれ合い漫才であった。だから東京都連が押す増田氏は舛添問題に一言も触れない。
舛添問題の本質は舛添という馬鹿殿を都連のすれっからしが手なずけた過程であろう。舛添も最初のうちは議会と戦うつもりであったらしいが、「まあ、殿そうおっしゃらずに細かいことは一切自民党都連にお任せください。その間はどうぞ湯河原の温泉に毎週金曜日の午後からお出かけください」とか、田舎者の舛添をくすぐるために、のべつ幕無しに海外出張をアレンジし、やれ「殿はファーストクラスじゃなければいけません」とか「当然スイートルームです」とかおだて上げて、その間に議会が好き勝手にする。こう言う構図と考えてまず間違いない。
舛添氏も気ぐらいの高い『秀才』であるから、時には我慢が出来なくなることがある。都立高校の跡地を朝鮮学校に与える(貸与する)のは「都知事の専権事項である」と突発的発狂的にごねたくもなる。せめてこの程度のガス抜きはさしてもらわないと、というわけである。
したがって、次回の都知事の任務は議会と知事のなれ合い、密室体質の検証是正が第一であるが、これを公約に掲げているのは小池氏のみである。増田氏はあれだけおんぶにだっこで選挙運動を都議会自民党、自民党都連に世話になっていれば、絶対に知事と議会の関係正常化に手を付けられる筈がない。
このところ、鳥越氏が脱落気味に差をつけられ、増田氏が小池氏を追い上げて来たと思ったのか、急に増田応援団に色気が出て来たようだが、そのやりかたがえげつない。石原慎太郎とか茂木というのかな、あの男は、ああ言う連中の物言いでは逆効果ではないか。それほど保守支持者は馬鹿ではない。
テレビで見ていたら石原慎太郎が出て来て驚いたが「あの厚化粧の大年増が」とか言っていたが完全に逆効果だろうな。石原氏が出てくるなら、まず彼が任期途中で都知事を放り出した理由を説明しなければならない。飽きたから、とでもいうのかな。飽きたなら辞めても良いが、それは任期を終えてからだ。次に立候補しなければいい。任期一年目で理由も言わずに投げ出すとは都民を馬鹿にした話だ。彼はまともな辞任演説を都民にしていない。まずそれをしてから応援演説だ。そもそもの混乱は彼の衝動的な辞任に始まっているのだから。
文春が報じた鳥越の二十歳の女子大生に対する淫行醜聞。適切な対応がこう言う時には決め手となる。釈明をする前に弁護士に文春への告訴状を提出させた行為は彼の人格の欠陥、能力のいい加減さを示している。ばかに段取りが早かった。それだけが目立つ。
橋下徹氏も批判しているが、この程度の醜聞疑惑を自分の手で捌けなくて政治家が務まるのか。少なくとも言論人の対応ではない。刑事告訴することによって、問題が収束することは有り得ない。そんなことは「ジャーナリスト」であった鳥越に分からない筈がない。告訴することによって、問題はより強烈なスポットライトを浴びる。投票日まで格好の話題としてマスコミを賑わすだろう。
問題の弁護士は無罪請負人という評判だそうだ。告発された人間の無罪を証明することと、相手を告発して有罪を立証するのはまったく異なる技術であり、能力である。問題の性質上、うまくいっても淫行の「決定的直接的証拠」はないと言えるだけだろう。それも相当長期間の応酬が見込まれる。現実的にも最低の対応をしたと言わざるを得ない。
私の予想だが、文春は鳥越醜聞の第二弾、第三弾を用意している様に見える。文春のやりかたで単発ということはなさそうだ。第二弾、第三弾とより大きな醜聞が出てくる可能性がある。鳥越にはその手の醜聞は豊富そうだしね。
弁護士を頼んだということは、裏で証人への圧力をかけるとか、証拠隠滅を計るとかの計画があるのかもしれない。もしそうなら文春は先回りして、そのあたりに網を張っておくのもいいだろう。