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とりあえず、勝利の方程式を要約しておこう。訴訟あるいは証人喚問で相撲協会が勝つ場合。横綱の申告所得では週刊現代がいうような金額の八百長資金の原資がないこと、そして申告所得が真正で、報告されていない隠し所得がないことを納得させることが出来た場合である。
週刊現代が勝つ場合。八百長原資を証明できる場合。この場合、日本ばかりでなくモンゴルでの朝青龍の所得の実態を暴露しなければならない。いな、モンゴルばかりではなくてすべての外国での横綱の経済活動に光を当てねば証拠は出てこないだろう。グローバル経済の時代だからね。
つまり非申告所得を証明することである。もちろん、八百長にからむ金銭のやり取りを証明できる有無を言わさぬ書類を示せればいいわけだが、間接的に横綱に不明瞭、不明朗な隠し所得があると証明できれば、そしてその使途や資金の流れ(支出についての)が明らかに出来れば重要な証拠となるであろう。
逆に証人だけであるならば週刊現代が勝訴する可能性は少ない。相撲協会も証人をそろえているからね。水掛け論になるだけだ。勝負は相撲で言えば水入りとなるわけだ。証人をそろえてもそれはいずれの側にとっても決め手とはならないだろう。
以上 &02222310
武田氏といってもメジャーなフィギュアではないと思うので僭越ながら簡単に紹介させていただく。週刊現代に大相撲の八百長を告発しているノンフィクションライターである。
今日の週刊現代に第五弾が出ている。それも無慮三ページである。大体週刊誌で一ページの記事はコンビニで立ち読みすることにしている。車内の中刷り広告にでかでかと宣伝していても本文は一ページというのは多い。
武田氏の記事は第五弾にいたっても中身がある。弾薬庫にはまだ相当の弾があると見た。今週の記事は元横綱輪島の夫人が「主人は八百長で3億円だか6億円の借金を抱えていた」と言ったというものだ。最上最強の弾丸は裁判用に秘蔵していると思うから楽しみだ。
さて、前回、朝青龍の税務申告書類を調べろと申し上げた。八百長資金が武田氏の記事どおりとすると巨額になるから横綱の収入を調べれば容易にトレースできるからだ。記事によれば年間五千万円前後の金を八百長に使っている計算になる。私は横綱の収入を一億円前後とみたが間違っているかもしれない。しかし大きくは違うまい。そうすると八百長資金はあまりにも巨大である。
税務署が八百長支出を必要経費と認めることはなかろう。そうすると横綱は税金を三、四千万円納めることになる。さらに星買いに五千万円使うと手取りは一千万円しかない。非現実的だ。この辺を精査し、読者に報告して欲しいと申し上げた次第であった。
今週の記事によると輪島は八百長の資金を借金でまかなっていたらしい。とすると朝青龍の場合も借金か。横綱の性格と実力から考えると自分の地位と名誉を維持するために、返えせるあてもない巨額の借金を異国の空でするとは思えない。とするとほかの闇の収入があるのか。大事なポイントだ。
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犯罪予備軍であるシナ人の不法滞在者にはパチンコ・フリークが多い。フリークといっても朝早くからいい台を取るために店の前に並ぶような連中ではない。一日中タマをはじいていじましい労働をするやつらではない。パチンコ台に不正な操作を加えて余計にタマを出させようとする、いわゆるゴトシ(仕事師)である。それも危険で暴力的な部類である。
そういう連中が好んでたむろするパチンコ屋の七つ下がり。七つ下がりと言うのは午後四時過ぎあたりだ。昔からいうだろう。七つ下がりに降り出した雨と中年からの恋は止まないってね。おやつの八つが午後二時だから七つは午後四時となる。
閑話休題、大相撲の中継のある日だ。相撲中継で幕内上位の取り組みが始まるとシナ人ゴトシの連中はしばし手を休めて店の壁の上に取り付けられたテレビの相撲中継に釘付けになる。シナ人にも熱狂的な相撲ファンが多いのか。やつらが相撲ファンなのか、そうではないのだ。ピンときたね。取り組みの結果がバクチの対象になっているのだ。
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そういえば、相撲の放送は世界中で流されている。欧州は時差の関係でビデオらしいが、モンゴルなんかはフル実況中継らしい。韓国あたりではNHKの衛星放送が入るらしいしね。
いつも朝青龍が問題になるときに、ろくすっぽ稽古や行事に出ないで場所後にモンゴルに帰ってしまうというのがある。どうしてあんなにしょっちゅう帰省するのかな。まさか賭博の精算をするためではないだろうな。彼自身が胴元だったりして。前から不自然な行動だと思っている。ホームシックにかかるような性格ではなさそうだし。高校時代から日本で生活していて日本語もあれだけ達者で家族も日本にいるんだろう。ようするにモンゴルで忙しいビジネスがあるのだろう。それが何かだ。
日本の場合は、この手の話はタニマチの世界と関係する。綺麗な言葉で言えば後援会だね。ガチンコ力士の代表でガチンコで22回も掛け値なしの優勝をしたというので一目置かれている貴乃花親方が相撲改革を提案している。その一つとして、自分の部屋で後援会組織を解散してサッカーのような子供や青少年を中心としたサポーター組織に変えてしまったというが、これも八百長風土との関係を絶とうとした目的があるのではないかな。貴の花
親方はいま見直すべき力士だろうね。
書きかけ、
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大相撲の八百長を究明する最善のロークスは裁判所ではなくて国会だろう。国会議員の動きがにぶいね。スポーツ界出身の議員が何人かいるだろう。率先して動くべきだ。たしか力士もいた。張り手で有名な男だったが彼は現在は議員をやめているのかな。最近あまり名前を聞かない。スピードスケートの聖子ちゃんでもいいや。八百長と言えばプロ野球とも因縁が深い問題である。江本とかいう阪神出身の投手がいるだろう。彼は議員を辞めたのかな。ときどきヤクタイもないワイドショーに出てくるが、こういうときこそ働き時だよ。
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国会議員だった力士は旭道山だったな。武蔵丸を張り手で土俵に這わせたことがあった。プロレス出身の国会議員もいるよね。いまは複数いるんじゃないか。彼らは自分の経験から意見を述べて議論をするべきだ。フルコンタクトの格闘技で八百長抜きの試合がいかに味気ないものか、体験談を語って八百長を弁護してもいい。そのかわり、財団法人の資格は返上させるように建言してね。八百長抜きの格闘技の興行なんて、ワサビ抜きの寿司みたいなものだよ。これを世間知という。
純民間営利団体として興行するなら「八百長問題」をマスコミから聞かれても「ノーコメント」で押し通していっこうに差し支えない。別に良い子の見本になるわけではないのだから。それと、聞いているとむかむかする偽善的なNHKのアナウンサーの中継は廃止すべきだろうね。NHKの罪はこのことだけでも重いものがある。
講談社も民事訴訟をおっとりと受けてたつのではなくて、国会議員に働きかけるべきだろう。アメリカでは大リーグ選手は薬物使用でも議会に召喚される。大リーグは民間の組織である。日本相撲協会は財団法人である。大リーグはアメリカ政府の補助金を得ていない。相撲協会は税法上の特典を受けている。国会は相撲協会の活動を細かくチェックする義務が国民に対してある。大リーグの問題は薬物使用である。片や相撲の場合は八百長である。問題の深刻さに雲泥の差がある。国会が動かなくて義務をはたしていると言えるのか。