ぜん(前)申し上げた通り、銀行からの一切のDMは法律で禁止する。本当は全部通信事務を禁止すべきなのだ。預金通帳と言うのはかなりセキュリティ的には頑丈らしい。通帳の偽造と言うのは聞いたことが無い。
であるとすれば、通帳、印鑑、暗証番号だけで銀行との接点は銀行の本支店に限定するのがただしいのだろう。ただし、暗証は4ケタの数字ではセキュリティ的には意味をなさないから、アルファニュメリックで最低でも24ケタ以上にすべきだ。
インターネットで詰らないサイトでも暗証は24ケタはおろか、30桁以上設定できるのは今では常識である。コンピュータの性能の向上、メモリーのほとんど無尽蔵使用が可能な現在4ケタの数字というのは冗談以前の状態だ。
さわさりながら、休眠口座の問題がある。その条件に顧客と連絡がつかない場合とある。その場合やむを得ず連絡する場合でも書留にするべきだ。なぜ財務省は指導をしないのか。
つまらないことを、小役人的に規制するのではなくて、本当に大切なことに目配りをしろ。
例をあげよう。知り合いの商売人の場合だが、家に来た残高通知が誤配されて行方不明になった。いまや郵便の誤配は日常化している。地域差はあるが随分ひどい地域がある。それに拍車をかけるのがマンション化だ。マンションの郵便受けに無数の郵便受けの並んだ大団地など注意していても誤配がある。
まして、最近では防犯上の理由から表札をつけないところがほとんどだろう。番号だけだ。余計誤配が発生する。
大切な個人情報が丸見えになる。もちろん、宛名が自分ではないと開封しないで転送してくれる人もいるが、現代ではごく少数だろう。そのまま捨てるとか開けてみてしまう、或いは自分の郵便受けに入っていたから当然自分あてとあて先をチェックしないのが普通だろう。
そうして中身を見て、変だと思っても開封した手紙をまわすのもどんなクレームをつけらる可分からない、最近はいろんな人間がいるからね。気の小さい人なら破いてから捨てるかもしれない。悪い人なら悪用するだろう。
おカネに関する情報である。書留にするのが常識だろう。ところがどの銀行も普通郵便で送る。そして誤配で返事がないと休眠口座だ。絶対に書留にすべきだ。まともなサービス感覚があれば、書留で送るのが商道徳である。
田中康夫君、おこるならこういう悪商慣習を弾劾するのだよ。
つづく、もううんざりだって、そうか、つづく