東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

メルケル発言は朝日の第三の計画的虚偽報道か

2015-03-14 20:39:57 | メルケル首相
わたしの悪い癖でブログに書いてからインターネットを見る。本当はインターネットでよく調べてから書くべきなのにね。で前回の記事を上げた後で電網海を浚いました、地引き網で。

報道というか情報が錯綜していてコンパクトにまとめた信頼できる情報源がないが、今回の動きは以下のごときものであるようだ。

岡田発言に付いてドイツ外務省が、そのようなメルケル発言は無いと日本政府に連絡(回答?)してきた。これは官房長官がいうように本当らしい。ただ、日本政府が問い合わせたのか、向うから自主的に連絡して来たのかは確然としない。日本政府からは特段の問い合わせをしていないが、ドイツ政府が連絡して来たという記事も有る。

前回も書いたが、日本政府との会談での内容と違う発言がある。一つは朝日新聞集会でメルケル首相が質問に答えたもの。もう一つは岡田代表との話で出たというものである。岡田氏との、或は民主党との会談での真相はどうせ、民主党は本当のことをいわないだろうから、ドイツ政府の回答が本当なのだろう。

さて、朝日新聞集会での発言である。これはメルケル発言がどういう質疑の流れで出て来たのか。産經新聞等は率先して調査報道をすべきである。これについてもドイツ政府の回答があったらしい(要確認)。それによると、質問があったので、ドイツの場合について紹介しただけで日本がどうしろこうしろとはいっていないという。まことに筋目の正しい回答である。

朝日新聞のことである。これが第三の計画的でっち上げ報道かどうか検証しなければならない。慰安婦虚偽報道、福島原発吉田調書偽造について三件目になるのではないか。もしそうなら、朝日の命運は今度こそ尽きる。合唱、いや合掌。

 メルケルの話はまだ続いているんだね

2015-03-14 19:56:08 | メルケル首相
民主党の岡田代表によれば中韓との関係で差し出がましいことを言われたというし、菅官房長官はドイツ政府に確認したがそんなことは言っていないという。大体ドイツ政府に確認するとはどういうことだ。安倍さんと直接会談したんでしょう。彼女が何を言ったか、帰った後でドイツ政府に確認するとはどういうことだ。

たしか、安倍さんとの会議の席上でメルケルが「ドイツはコメントする立場には無いが、関係改善が望ましい」てなことは言ったらしい。無難な発言だろう。しかし彼女は朝日新聞主宰の集会でもっと突っ込んだことを言ったらしい。また岡田代表の言うことが本当なら指図めいた発言をしたのかもしれない。彼女は社会民主党(彼女はたしかそんな名前の政党の人間だよね、いずれにしてもすこし左がかっているのだろう)の代表で岡田さんを友党の代表として話したのかも知れない。しかし、立場を考えなさい。首脳同士の会合では「コメント出来る立場にないが」といいながら、その日に友党と思っている日本の左派政党の代表にはコミンテルンなみの指示をだす。完全にチョンボだぜ。

最初の記事にも書いたが彼女の来日は唐突すぎる。安倍首相と会談するのに、朝日新聞の集会にでたりしている。それに再三触れている様に、発言する立場にも無い他国の問題に出しゃばる。なにかばらばらな感じがする。マスコミはこの来日を多角的に分析すべきだろう。

インターネットを見ていると奇想天外な観測があって、彼女の来日はウクライナ問題ではなくて、プーチンさんと安倍さんのなかを取り持つのが本当の目的だなんて言う人がある。これはどうかな、と思うが、本当の目的はなんだったのか調べる必要があるだろう。

そこまでひねって考えると鳩山由紀夫氏のクリミア訪問もその類いの取り持ちかな、なんていう感じもしてくるね。

軽率なメルケル首相の発言

2015-03-12 10:26:00 | メルケル首相
メルケル首相の発言は政治家としては軽卒であり、人間としては品位に欠ける。
彼女はウクライナ問題に付いて協議するために来日したという。もしそうなら、日本が国際問題で重要な役割を果たすと認められているわけで結構なことである。

フランスとドイツはウクライナ問題でアメリカ、欧州、ロシアの和解に熱心で動き回っているが、各国にどうしろ、こうしろとか、各国の意見等軽々しく第三者に向って公表していない。政治家なら当然である。そんなことをすれば、調停が失敗する。まさに現在の問題で自分がその渦中に有り関係国の意見や立場を熟知していても、公式の場でどうしろなどということを言うような馬鹿げた真似はしない。

一方、彼女がえらそうにコメントした東アジアの問題に付いて彼女は日本の立場や意見をどれだけ知っているのか。知ろうと努力したことがあるのか。そんなことは皆目ないと想像する。それなら黙っていなさい。70年以上前の問題で、証拠も無く戦後何十年も問題になったことが無い問題が、突如一冊の小説を根拠に恐喝のタネになっているのである。

そして日本側からは反論がなされているのである。それらを勉強したことがあるのか。それにドイツの問題と日本の問題には共通するところはない。そういう問題を認識しているのか。我々を取り巻いている連中はあなた方の相手とは全く違う。あなた方の相手はあなた方よりどちらかといえば先進国である、「寛容な」イギリス、フランスであり、ユダヤ人ホロコーストは戦争直後に疑いようの無い証拠が無数に出て来ている問題である。日本とは類似するところは全くない。

今回の発言はあなたの識見のなさがもろに露呈したものであり、これではウクライナ問題の調停も絶対に成功しないと断言できる。

メルケル首相、ユーは何しに日本に来たの ?

2015-03-11 19:38:16 | メルケル首相
ドイツのメルケル首相が離日したらしい。てっきりチャイナか韓国に行ってご報告かと思っていたがまっすぐ返ったらしい。日本でいい返事をもらえなかったからなのか、あるいはそれはこちらの下衆のかんぐりか。

彼女の訪問も何が目的だったかよく分からない。唐突だった。戦後処理をはやくすますべきだとか数度言ったようだ。日本の戦後処理は終わっているのをご存知ないのかな。もっともロシアとは終わっていないが、チャイナ、コリアとはとっくの昔に終わっている。一方的に彼らの言葉を信用するなんて彼女らしくない。なにか貰っているのかな。賄賂の毒が回っているのか。

マスコミは調査取材をして欲しいが、ドイツが現在チャイナ、コリアとの間に抱えている大型商談があるのではないか。それの条件に言わされたのではないか。そうとらないと辻褄があわない。

韓国を安保同盟国から外せ

2015-03-08 18:55:31 | 戦後70年首相談話
アメリカは韓国の親権者としての責任を自覚せよ。日本にいかなる付け回しをすることも許されない。許しがたい罵詈雑言を浴びせる相手と、なんの謝罪もなしに「仲良くしろ」などという日本国民の神経を逆撫でにするような無神経なことを言ってはならない。日本国民がかかる侮辱を許容すると考えてはならない。アメリカはもし自国がかかる侮辱を受けた時に許すことはあるまい。西部劇でそういう場面は見たことが無い(突飛な比喩で申しかけないが分かるでしょう)。

勿論アメリカが韓国の親権を放棄することは自由である。しかし、その場合でも日本が親権を引き受けるということを期待してはいけない。ま、その場合チャイナが親権を持つのであろう。日本が清国から韓国を解放してやった時まで数千年に渡って半島の親権はチャイナがもっていたのだから、「チャイナ固有の領土」といってもいいんじゃないの。尖閣と違って日本も文句を言わないでしょう。

従って戦後70年目に今後の日本の安全保障を考える時に日米韓という提携は必須の前提条件ではない。日米韓が一体にならないと日本の安全保障は確保されないという考えは現在では亡霊である。厳密詳細な現状認識や再検討を経ない謬見である。

かかる前提で日本の安全保障を考えるのが現実的であるとか、いつまでも日米韓トリオでやるべきだというのは時代遅れである。現実にまったくそぐわないという意味では非現実的である。それは無施策と永続する政策の未決定(すなわち無作為による任務放棄)状態を放任することであり政治の責任が問われることになる。日米韓の安全保障以外は考えられないというのは考え抜かれた政策ではない。間違った、時代遅れの固定観念である。首相は有識者会議に諮問したが、この問題はその場で十分な時間をとって検討すべきである。すでにそう言う考え方を表明した本も有る。それが合理的で唯一の方策で有るかは分からないが、検討すべき問題である(普遊社新書 誅韓論)。

古森義久氏によるシャーマン演説全文解説

2015-03-05 08:13:16 | 戦後70年首相談話
昨日「全文は分からないが、夕刊フジのトップ記事でハイライトされている部分についてのみ」と断って論評したが、下記のサイトで全体に渡って論評している記事を読んだ上での感想である。

# 3月4日 古森義久 「日本は付け足し、国務次官演説に見るオバマ政権の中国偏重ぶり」
 jpress.ismedia.jp #

要するに表題の通りの内容で、これならばこのブログで指摘して来た観察や分析と重なる。昨日の記事は褒めすぎたかとも思うので補足する(訂正すると言った方が良いのか)。ま、褒めてやって、よい性質を善導するのも教育の役割である。

マスコミも全文の論評を載せるべきだろう。全容は上のサイトを読んでいただくとして、これが日本のフジなどの一部マスコミで取り上げられた経緯は以下のようなものであろう。

古森氏の書いている様に、この部分は全体のごく一部にすぎない。それを韓国メディアが例によって血眼になって探し出し、事大アメリカ様の思し召しを命より大切と心得る韓国人が錯覚し、韓国軽視だとかアメリカに見捨てられたとか錯乱狂乱して例の火病患者特有の騒ぎかたをした。その狂乱ぶりをみてフジが書き立てたということだろう。

昨日の記事は一部分だけを取り上げて褒め過ぎではあったが、少しでもアメリカが正しい方向に行く様に善導するたしにでもなるかと、残しておきましょう。犬でも褒めることが大切というではありませんか。

才媛シャーマン国務次官

2015-03-04 20:09:24 | 戦後70年首相談話
前々回に書いた記事、マスコミのフォローが全く欠けていたのでどうも間違っていたらしい。本日の夕刊フジの一面記事で疑念解消。読者の皆様にお詫びかたがたご報告します。

発言者はダニエル・ラッセル国務次官補ではなくてシャーマン国務次官。ラッセルよりか偉いんだ。女性である。知名度はない。とにかくマスコミに登場した記憶は無い。この人と確認したのは紅っぽいブラウスをしている写真がフジにかなり大きく出ていたから。眼鏡をかけた女性。ここまでは3、4日前にNHKで見たのと同じだ。NHKでは幽霊みたいに見えたが、フジの写真はなかなかシャープな才媛に見える。どうしたんだろう。NHKはピントのあわない安っぽいカメラで素人が撮ったものだろうか。

そういえば、今朝の産経でも小さく問題の発言を取り上げていた。ただし写真なし。先月28日の発言だそうだが、フジによれば時事通信などがネット配信をしただけらしい。発言の内容はごく簡単にしか紹介されていないが、アメリカの発言としてはかなりまともになって来たようだ。こういう変化はニュースとして大きく取り上げる価値はあると思うがな。

どうしてだろう、日本のマスコミは韓国に遠慮したのかな。韓国をちょっとでも批判するような記事は外電でも韓国のためにふれないようにする日本のマスコミの「おもいやり」か『遠慮』かな。なさけない。

韓国人、韓国マスコミにはかなりなショックを与えたらしい。事大主義でアメリカを通して日本を一方的に叩けると思っていたのが、冷や水を浴びせられた格好で、泣き叫んだり狂乱しているらしい(夕刊フジのタイトルでは「韓国錯乱」)。

フジによると発言のキモは「政治指導者が過去の敵を非難することによって安っぽい喝采をあびることは難しいことではない。しかし、このような挑発は進展ではなく麻痺をもたらす」。才媛ですな、見事な表現である。

それはいいが、韓国にとって日本は現在まぎれも無く敵国だが、戦中戦前は日本の一部だったら敵国というのは正確ではない。あるいはシャーマン才媛は敵国と言っているでしょう、だから日本の敵国ではなかった韓国のことを言っているのでは有りませんよと、(反撃されたら)かわすつもりだったのかも知れない。

お願い:この記事を読まれた方はあわせて、3月5日の拙稿「古森義久氏によるシャーマン演説全文解説」をお読みください。


血と砂の契約、日米安保

2015-03-04 07:00:49 | 戦後70年首相談話
日米安保は血と砂の交換契約である。アメリカが兵士の血を提供し、日本が基地を提供し、基地維持の様々なサービスを無償でアメリカに提供する。「思いやり」予算をアメリカに与える。70年間アメリカに日本が無償で提供した便宜供与は経済的に換算すると天文学的金額になっている。

日本は過去70年(占領期および安保条約締結後)契約を守り、莫大な便宜供与を与え契約を忠実に守って来た。アメリカは日本の為に過去70年間1ガロンはおろか一滴の血も流していない。そう言う意味では実態として片務条約であった。

なるほど、アメリカはベトナムへ直接日本の基地から出撃した。これは日本を守るためではない。20世紀の終わりから21世紀にかけてはクウェイト、イラク、アフガニスタンに出撃する不可欠の中継基地として日本の基地を利用した。これは日本の防衛のためではない。

私は日米安保に反対しない。それに取って代わるオプションが見当たらないからである。しかし、戦後70年の節目に日米安保、日米安保と念仏を称えてもはじまらない。冷静、客観的な総括が必要である。

日米安保は冷戦下では抑止効果があった。それは言えるであろう。しかし、現在そう言えるかどうかは広範な視野から綿密な検討評価が必要であろう。チャイナという金づる(アメリカはそう見ている)にいつ寝返るか分からない。尖閣問題に対するアメリカの曖昧な態度をみれば明らかである。また、チャイナ(と韓国)と日本の対立を、実態、経緯を考慮せずに『仲良くしろ』と日本に対して一方的に言募る馬鹿親のような言動を見てもあきらかである。

アメリカに取って日本はあるいは日本列島は基本的に邪魔な存在であった、二百年前にアメリカ捕鯨船やアザラシ虐殺船団(婦人のためにアザラシの毛皮をはぐためだけに虐殺した)が日本近海に出没して以来。アメリカのアジア政策は200年間に渡って「ドリームボート ツー チャイナ」なのである。日本重視は冷戦時の一時的な政策でしかない。

いまやチャイナは商売の最大の相手では有っても、安保上の敵対国ではない。

この状況でほかに有力なオプションを持たない日本があやまたずに立ち回るためには、明治維新期のような日本歴史上でも突出してステーツマンシップを持っていた政治家が要求されるのである。

米国には日韓仲介の資格なし

2015-03-01 07:10:32 | 戦後70年首相談話
昨日NHKのニュースをチラ見したんだが(ながらで5秒ほど)、アメリカのなんとか言う国務次官補がどこかでスピーチをして日韓が仲良くなることはアメリカに取って重要だ、とか言ったという。

その時にテレビに映っていたその人物の異様なのにちょっと注意をひかれた。やせこけていて老婆のように見える。いままでニュースに出て来たことの無い顔だった。中性的にも見える。いずれにせよ慢性の重病を患っているような老人だった。

チラ聞きじゃブログにも書けないのでインターネットで調べたが、ダニエル・ラッセルという国務次官補らしい。昨年の12月12日にどこかで講演したときのことという。ダニエルといえば男だろう。それに三ヶ月も前の話がどうしてNHKのニュースになるのだ。

ひょっとしたら、この講演は非公開で最近漏れたのをNHKのバイアスのかかった報道局が血眼になって探し出したのかも知れない。インターネットの最近のニュースサイトにはこの話はどこにも出ていない。妙な話だ。ここまではマクラである。いつも枕が長いね。わたしのマクラがいいという人もいるのでね。

いったいオバマはなぜこの問題で発言しないのだ。出てくるのは国務省の報道官とかいうサキ女とかローズ?女ばかりで、あれがアメリカの公式見解とは思えないような、半島人が喜びそうな話ばかりが流される。そうしたら今回病人みたいな新顔が出てくる。なぜオバマは自分の意見をいわない?

もっともオバマには自分の考えなんかないのかもしれない。二期も大統領にオバマを選出したアメリカ国民は将来高い代償を支払わされるだろう。

サキ女の発言だけが報道で切り取られているが、あれはチャイナや半島の記者(あるいはそれとつるんでいる一部欧米記者)の誘導質問にサキがプロンプターの指示どうりに答えたにすぎない。報道するなら質疑という形で誰がどういう質問をしてサキがどう答えたというのを一括して報道するのがジャーナリズムのイロハである。

韓国が無法者のような、狂人のような、犯罪者のような言いがかりで日本を侮辱している現状を理解しないで日本に一方的な譲歩をもとめるような現状認識しか持っていないアメリカには仲介、取り持ちをする資格はない。

ラッセル国務次官補は双方の譲歩で解決しろとかいったらしいが、これも全くはなしにならない。こんなことがいわれも無くあからさまに侮辱され続けている日本国民に受け入れられると考えているなら、かれは幼稚園から教育を受け直した方が良い。もっともサキ女より1ミリほど前進はしているね。

長くなったから今回はここまでにしよう。アメリカはサキ女もダニエル老人も日韓が仲良くしないとアジアの安定に良くないというが本当だろうか。次回はこの問題を考えよう。

訂正: 当記事およびNHKニュース画像の訂正です。

さきほどもう一度インターネットを検索したらダニエル・ラッセル氏の写真のあるウィキペデイアを見つけた。それで見ると彼は脂ぎった禿頭、壮年の男である。そうすると、昨日のNHKニュースの画像の人物は誰と取り違えたのだろう。NHKに訂正を求めます。