東京地裁の判決は相撲協会の勝ち、週刊現代の負けとなった。本問題で本数を稼がせてもらった当ブログとしてフォローアップをしてみよう。
公判の経緯を知らないので昨日の新聞記事だけだが、「取材はきわめてずさんだ」とけなした後で「記事は迫真性があった」とほめている。感心しているのか非難しているのか。
また、例によってマスコミの判決報道が要点を適切に伝えているかどうかも心もとないが、とにかく軍配は相撲協会にあがった。
さて、第一印象は週刊現代の弁護士は「ヤワ」だな、ということ。控訴するなら、弁護士をかえるべきだろう。そして金もおしまないこと。
前にも(大分前になるわけだが)指摘したが、週刊現代の武田頼政氏の根拠は証言だけだ。もっとも相撲協会のほうも、朝青龍ほかの証人の証言だけだ。だから証言だけなら水掛け論だよと言っておいた。
週刊現代側の自信満々な態度から証拠の隠しだまがあると思っていたのだがね。
しかし、この状況で相撲協会の一方的な勝訴になるというのは不思議な気がする。よほど弁護士の手際が悪いと言わざるをえまい。
こういう議論もあろう。週刊現代側の証言は匿名が多い。10年以上も前のこともある。
これに対してこういう議論もある。匿名でよければこれほどうじゃうじゃ証言が出てくる世界とは一体どういう業界なのか、と。俗に言う「火の無いところに煙は立たない」ということ。火と煙は逆だったかな。
すくなくともはっきりと結論が出ないと思っていたが