東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

身代金支払いの作法

2018-10-28 19:45:11 | 国際・政治

中東で拘束されていたフリージャーナリストをめぐって身代金がどうのこうのとか、だれが払ったとか、日本国民の税金で払うのがいいとか、やっているようだがバカらしい話だ。

フリージャーナリストというと聞こえはいいが、なかには公安のスパイというのもある。スパイというのに抵抗があれば公安と秘密契約を結んでいるとかね。あるいは大手のマスコミと裏で契約している場合もある。彼の場合はどういう実態なのかということが一つのポイントになる。

実は政府のミッションでやっていたなら、日本政府が面倒を見る。あるいは隠密同心ではないが「お役目いかにても果たすべし。死して屍を拾うものなし」と昔ならいったものだろう。

しかし、ここも難しいところでね、あからさまに政府がホイホイ支払うと相手に疑念を与えることにもなりかねない。取材結果を大手マスコミに売却する契約なら大手マスコミが面倒をみるのが当然である。

マスコミ御用の「ゲストコメンテーター」の中にはフリージャーナリストは命の危険を冒して日本国民に必要な情報を取材してくれているんだよ、(だから税金で身代金を払うのは当たり前だ)という連中がいる。だれも頼んでいるわけでもない。命の危険を冒してといっても商売の為に(すこしきれいな言葉で言えば職業として)やっているわけだろう。自己責任というのは当然のような気がする。

日本政府は基本的にテロリストには身代金は支払わないということらしい。これは総会屋の要求には屈しないというのと軌を一にする原則だ。一方では命の危険があるから違うという人もいるだろうが、同一線上の方針であろう。

日本政府が危険情報を出していて、また事前に渡航の危険を本人に伝えていた今度の場合には、ああだ、こうだと議論する余地はないのではないか。

 


自民党総裁選

2018-08-27 07:18:59 | 国際・政治

 私は国会議員でもないし、自民党員でもないから投票をするわけではないが、自民党総裁が次期首相になるわけだから次回の選挙への対応を決める材料とはなる。誰がなっても野党に投票することはないが、自民党にもおそらく投票せず棄権するだろう。

  安部氏の主張はおおむね理解できるが、実績、実効性の評価は難しい。具体的な成果はこれまで達成していない。もっともこれ以上悪くしていないというのが実績というなら別だが。

  一番気になるのはまわりに恫喝屋のゴロツキと忖度イノチのすばしこい高級官僚しか集まらないということである。あるいは人徳の問題かもしれない。短期政権の場合はまだ我慢が出来る。長期政権となるとゴロツキと茶坊主としか親和性がないということは、政権を根底から腐らせることになる。親分が良いことを言っていても(あるいは行って)だんだんと周りにゴロツキと忖度屋しかいなくなって結果的に滅びた国は最近でもある。もっとも首相自身がまわりにゴロツキと忖度屋を集めることが政権維持の最善の方法と信じているなら、なにをか言わんや、である。

  石破氏は政策が小さすぎる。政策の方向性は、特に外交安全保障については、明確にすべきであった。保守党らしく骨太であるべきだ。結果的に安部氏と同じであってもいいではないか。そのうえで安部政権のゴロツキと忖度屋との親和性を攻撃するならいい。そういうパッケージなら、公正だとか、清潔だとか、丁寧な説明だとか、わかりやすいという小学生のような標語も生きてきた。これで十分に支持が広げられたであろう。

石破氏でひっかかるのはあの話し方である。自分ではあれが「丁寧」というつもりなのだろうが、だれかが書いていたが逆にバカにされたように感じる。生理的不快感を催させる。話し方から変える必要がある。

 


週刊新潮はジャーナリストの資格がない

2018-04-21 08:05:31 | 国際・政治

 テレビは飽きもせずに福田・テレ朝女「くのいち」事件を垂れ流している。それを毎日漫然と見て楽しんでいる小筆が一番バカなのかもしれない。野党の「追求」、「示威行動」も見るに堪えないが、笑うには耐える。胡散臭い週刊新潮報道に乗っかって安易なパーフォーマンスをするな。独自に取材して権威ある言動をとりたまえ。国民の税金でオマンマを食っているのだろう。責任をはたせ。

  ところで私は人相を少し見るが記者会見をしたテレビ朝日の報道部長とかいうのは貧相な小心者だ。嘘つきでもあろう。小心者が自分の嘘を承知で言っているとああいう「不安そうな顔」になる。「坊ちゃん」でなくても分かる。

  私はテレビを見ていても注意力が足りないから全部理解できない。もともと何時も「ながら」きいていることもあるしね。朝は忙しいだろ。しかし、漫然とではあるが毎朝同じ映像、音声を見ていると気が付かなかったことに気が付く。すいません。でもって、驚いたが、女記者は報道されている切り取った一部の音声しか週刊新潮に渡していないという。普通、常識的にはテープの全体を求めて全体的な判断をして記事にするのがジャーナリズムの常道だろう。もちろん、新潮の判断でカット、編集するのは、その理由が妥当であれば許されよう。しかし、「くノ一」がテープの一部しか渡さず、それのみに基づいて全体を把握せずに記事にしたならこれは赤新聞、ゴロツキの脅迫文と異ならない。違うかね。

 


テレ朝女記者の録音テープをすべて再生する

2018-04-20 08:34:45 | 国際・政治

 福田次官を誘い込むため、その気にさせて心理的に油断させるために相当きわどい挑発的なことを女は言っている(ハニートラップ)。

  女の欲しがる(つまりテレ朝の欲しがる)情報は何なのか。漫然と飯を食い酒を飲んでいたのではあるまい。もしそんな主張をするなら漫画だ。

  福田氏の公表された「セクハラ発言」の前に女は具体的な質問、情報の要求をしている。それに対して福田氏は「それならキスさせるか」とか「胸を触らせるか」と言ったのだろう。つまり「そんなことは教えられないよ」という意味で。これなら筋が通る。それは君が胸を触らせないのと同じで、教えられないというわけだ。

  以上は推測だよ。テープがすべて削除なく公表され、その信憑性が検証され、それが上記の推測と異なった場合、この記事は直ちに削除することを皆様にお約束します。

 


財務省セクハラ事件は西山事件(外務省機密漏洩事件1971)と同じ

2018-04-20 08:02:54 | 国際・政治

 福田次官 vs テレ朝女記者の事件は西山事件を思い出させる。今後マスコミはセクハラ事件ではなくて福田・テレ朝女記者事件として報道すべきである。

  セックスは逆になっているが毎日新聞の西山太吉記者が外務省の女性事務官に酒を飲ませて情交を結び篭絡して外務省の機密情報を盗み出した事件である。

  このごろは時々駅のキオスクで朝日新聞を買う。森友・加計の報道で朝日の先行が不自然なほど目立つので不思議だと思っていたが、福田次官をはじめとして本省理財局、近畿理財局にくのいち、美人局取材の網を張り巡らしていたのかもしれない。福田次官も機密漏洩に部分的に関係している可能性もある。そうだとするなら、強力な美人局戦略が明るみに出ることを回避しようとしてテレ朝が女記者を説得していたことは十分に理解できる。

  セックスがらみで報道を展開するのはアサヒに染み付いた体質である。もっとも野卑でそのかわり手っ取り早くて有効な手法である。読者の、人間の性質に訴えるから強力である。一番成功した例は慰安婦報道であろう。

 麻生君は調べるなら朝日の「くノ一」手法にメスを入れるべきだろう。

 


福田次官はバカ、テレ朝女性記者は毒婦、テレ朝は美人局奨励局

2018-04-19 06:56:22 | 国際・政治

  当ブログは保守主義者としておそらく誰よりも早く安部、麻生の退陣を要求してきたことは読者諸君すでにご案内のことであろう。

  財務次官のセクハラ騒動、推測の域で部外者である当ブログは何らの情報も持っていない。マスコミ報道しか知らない。しかし、情報はプリンほどの固さに凝縮成形はしてきたようだ。それに基づいて書いている。

  この女記者は一年以上にわたって数回次官と二人で会食しているという。そしてその間に報道されるようなことを言われてきたと主張している。

  この記者は正社員なのか、一発屋の契約社員なのか。

 こんな取材がまともなのか。社会常識があれば最初からこんな方法が異常であるという自覚がないのか。社会常識がもっとも要求される政治記者なのに。しかもセクハラを言われてすぐに会食を断らず、その後も二年足らずも何回も会い続けている。隠しマイクで録音を取りながら。あきらかに最初からセクハラとくダネ取材目的であろう。問題はテレ朝が、これを承認、黙認していたかどうかだ。一年以上にわたって行われたことを見るとテレ朝承認のもとに行われた取材と断定してよい。

  こういうやり方を風俗産業では美人局という。刑事犯罪である。もし次官の発言が本当なら女はそれを誘発する挑発的な言動をとっていたことは間違いない。その辺は、女の前後の発言はずるがしこく削除している。これだけで女記者の素性は明らかである。普通に会食していて、いくら福田が色好みでも分別盛りの50代の社会的地位のある男性があそこまで言うはずがない。言ったとすれば痴呆が疑われるが、テレビで見るとそんな兆候は見られない。

 


どうしたナヴァロ

2017-09-12 09:32:12 | 国際・政治

トランプ政権で発足前から有力なブレーンといわれたピーター・ヴァロの活動がマスコミから消えている。インターネットで見るとまだ政権内にはいるようだが影響力はあまりないようだ。

 対中強硬派として期待されていたが、トランプとそりが合わなくなったのか。あるいは利害が一致しなくなったのか。最近追放されたが影の大統領と呼ばれたバノンと対立したのか。とにかくトランプ政権の対中政策の行方を占うにはナヴァロの処遇が焦点となろう。

 トランプは「あきんど」として「ドリームボート ツー チャイナ」の幻想が強い。バノンも対中政策では強硬ではなかったようだ。バノンの関心はもっぱらメキシコの壁とかイスラム諸国からの移民制限に限られていたようである。

 本気で現在アジアの匈奴であるシナを退治するためには今のトランプのやり方では絶対に効果がない。前にも書いたが、対中対決は当座のウィン・ウィン関係はありえない。アメリカだけが勝つというウィン・ロスの関係の道も平たんではないだろう。アメリカの守銭奴グローバル企業が中国の買弁と成り下がっている状況である。両国は経済的に骨がらみの関係にある。本当に退治するなら、短期的にはロス・ロスの関係を耐えなければならない。

 そして最後は底力のあるほうの一方的勝利となる。すなわちアメリカが勝つ。「あきんど」トランプにはどうもその度胸がないようだ。短期的なアメリカの大商人の利益や労働者へのおべっか(つまり雇用維持、トランプの生命線でもある)を優先するだろうからいつまでたっても対中政策も北朝鮮対策も効果は出ない。

 ピ-ター・ナヴァロを重用すれば活路は開けるだろう。

 


内閣改造

2017-08-03 07:34:49 | 国際・政治

ニュースで盛んに(一生懸命に)やっているがほとんど知らない人間だ。ま、ど素人だからしょうがない。勘弁してくれたまえ。そのなかで妙だな、と思ったのが二人いる。

 外務大臣という河野太郎と総務大臣内定の野田聖子だ。ところで今朝官邸に入る(あるいは昨夜の映像かもしれないが)安倍首相は疲れ切った生気のない顔をしていたね。

 野田聖子だが、マスコミは過去首相に一定の距離を置いてきたというが全然彼女の立ち位置を報道していない。南に立っていたのか、北に立っていたのか、あるいは右に立っていたのか、左に立っていたのか。そういえば彼女の思想とか政策が報道されたことはないようだ。ただ首相に距離を置いてきたといわれてもね。総裁選に対抗しようとして出たということだけなのかな。

 河野一郎だが、これはアメリカ一辺倒をこの辺でやめるということかな。そうでないと理解できないが。田原総一郎とかいう政界のシラミの話が最近出ているが、北朝鮮相手になにか手品をしようというのかな。


マクロン新大統領の目つき

2017-05-08 09:11:36 | 国際・政治

目は心の窓と申します。マクロン氏で気になることは追い詰められたとき、あるいは緊張したときに目つきがおかしくなることです。こういうことに気が付くのはテレビ観戦のメリットですね。選挙中ルペン氏に追われていた時にしばしば見せていました。

 今朝の大統領当選後は余裕ができたのでしょう、それほど彼の目つきは気になりませんでした。人によってはトランプ大統領やルペン候補の言うことを奇矯として反発や警戒することはあるでしょう。しかしトランプ、ルペン両氏の目つきに「異様さ」を感じることはありません。

 マクロン氏の目つきが気になるというのは些細なことでしょうか。これからの大統領の職務でプレッシャーのかかることが多くなると思いますが、そういうなかで彼の邪眼が出てくるのかどうか気になります。

余談をひとつ、今朝のルペンさんの映像、鼻のあたりが青く夜光虫のように光っていましたが、あれは特殊な化粧がああいう反射を呼んでいるのでしょうか。どうでもいいことですが。

 政治家ですから言動も重要な判断材料ですが、目つきは内面的、本質的な特徴を示すわけで注目することも大事です。

 トランプ大統領の言動は意識して相手の裏を読みながら発言している演技のように見えます。39歳のマクロン氏の場合、内面がもろに出ているようだと危険です。

 


フォト・コレクターは首相になれない

2016-09-22 09:19:59 | 国際・政治

日本の政治家のほとんどは外国の首脳と握手するとすぐにカメラの方を向くように空いている方の手で相手にうながす。これが比較的目立たないのが安倍首相である。国際級として合格である。絶対にしないというのではない。嫌みに目立たない、日本人政治家の中では、という意味である。 

最近岸田外務大臣がアメリカのケリー長官と握手した時の映像を見たが、やはり岸田氏は広島の田舎者だな。あれじゃ常任理事国入りは遠い。握手そのものが悪趣味だがそれは言うまい。握手するからにはしばし、何秒とは言えないが、しっかりと相手と対面して気持ちを確認し合う物だ。それを握手した途端に、そういう目的をほっぽり出して、カメラに顔の正面をさらす。相手にも失礼だ。 

まるで自分の顔と強国の実力者の相手の顔の写真を撮らせることが握手の目的みたいだ。そういう証拠写真を沢山とって選挙区でバラまくのが目的だろう。相手に対して失礼だし、こういう土着メンタリティーでは首相にはなれない。世界の舞台で外交の主役にはなれない。

ヨーロッパの人はあまり握手をしない。アメリカ人がやたらと握手をするから、その風習が広まったのだろうが、日本の政治家はその風習をさらに見苦しくしている。握手の時に田舎者が驚喜したように両手で包み込むのも大抵の場合見苦しい。ゲイじゃあるまいし、抱きつかんばかりに両手で(しかも相手が片手しか出していないに)握りしめて目を見つめ合ったりだらしなく笑ったりする。見苦しいことおびただしい。

マスコミも責任があるだろう。握手早々にそういう催促がカメラマンからとぶのかもしれない。上から下まで一億総田舎っぺ国家である。常任理事国入りなんて無理だ。