そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

金正恩は大陸間弾道弾を発射し、一般国民は木造船で大海を漂う

2017-11-30 | 朝鮮半島

なぜか安倍晋三が、モリ・カケ問題で追い込まれると北朝鮮がミサイルを発射する。国会では安倍晋三が嘘と付きとおして、もうこれで終わりだという事である。なんとまあ、こんな嘘と不条理が平然と国権の最高機関でまかり通るのであるから、民主国家とはとても言えたもんではない。会検査員の指摘は無視し、今後はちゃんとやると言っているだけである。
安倍晋三はヒール国家と制裁ばかりを唱えるが、北朝鮮に文句が言えたものではない。その北朝鮮は、ミサイル製造に躍起になっている。おかげで外貨も食い物も底をついてしまった。北朝鮮の近海の漁労権を中国に売ったおかげで、漁民は近海しか行けない小さな木造船で、日本の排他的水域の大和堆まで出かけなくてはならなくなった。
昨年京都で8人の死体を乗せた木造船が漂着したのを皮切りに、今月秋田で生存する8人を乗せた木造船や、北海道には10人の生存者を乗せ漂流する木造船が曳航されている。
その他船の一部とみられる木片や、北朝鮮からと思われる漂流物が数多く沿岸や洋上で見つかっている。エンジンも古くスクリューもプラスチック製の小さなものである。船の本体は木でできていて周辺は竹で細工されている。いくつかは日本に流れ着いたに過ぎないだろう。どれほどの船が母港に帰れなかったか解らない。
今年は例年にない飢饉で食べるものがない。海に出て魚を採って来いというのである。金正恩が直接漁業を激励している。日本に漂着した漁民は長く日本に滞留すると、帰国してからスパイ扱いされる。家族がいるだろうからそれでも帰国を希望している。いずれにしても彼らは必至である。
その一方で、今回発射された火星15号は大気圏外に遥か彼方の4500キロ上空の到達している。これで角度を変えれば、アメリカほぼ全土を射程距離にすることができるようになった。移動式の発射台もかつてない大きさであり、未明に発射するという隠密行動も可能であることも証明した。
そんな余裕があれば、国民の胃腑を満たすことを考えるのが政治のはずである。北朝鮮をここまで頑なにさせたのは、独裁国家となった彼らにも問題はあろうが、周辺国家がひたすら挑発し続けたことも大きな要因である。
北朝鮮が挑発し続けることで、アメリカの軍事予算は600億ドルも追加予算を組んだ。日本の防衛予算は初めて5兆円を超えた。誰が挑発しているのか、誰が儲かるのか。寒空の大海に貧相な船で漁を強制される国民は哀れである。
北朝鮮の最大の問題は、国民から食糧と情報を奪っている政権である。

コメント (3)
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