そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

金正恩が文在寅を破格の歓迎でもてなす

2018-09-18 | 朝鮮半島

韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の3回目となる首脳会談が今日(18日)午後、北朝鮮・平壌の労働党本部庁舎で始まったと、韓国大統領府が発表した。空港に金正恩は夫人を伴い出迎え、沿道には統一旗を交えた国旗を振る人たちに、オープンカーに乗り換えて応える両首脳。民衆には、「祖国統一」を繰り返し叫ばさせた。民衆に入り握手する文在寅。これ以上ない歓迎である。
韓国からは、サムスンやヒュンダイのトップなども同行し、副首相と話し合っている。これは文在寅の撒き餌である。文の最大の狙いは、北朝鮮の”非核化”である。金正恩から非核化への具体的なスケジュールを引き出せば、アメリカへの大きな土産になる。米朝関係の好転をトランプは、具体的な自らの外交成果としてのどから手が手たいほど欲しいのである。
金正恩は、簡単に核を手放すはずがない。世界最貧国家が、さかい最大の国家と渡り合えるのは、核があってからこそである。ミサイルの性能を高めることによって、さらにアメリカに脅威を耐えたことになった。こんな最大の外交グッズをそうは簡単手放すことはない。ただ、手放すように見せることにより、経済制裁の解除と支援を求めることになるだろう。そのために、朝鮮戦争の終結宣言が先だと金正恩は主張する。経済支援を引き出すためであるが、そのための韓国経済界のお歴々の随行である。南も北もしたたかである。
南北は同一民族である。その上、北の体制崩壊が起きれば直接被害を被るのが、韓国である。アメリカとは全く異なる基本的な事情が異なる。
多少の危険度は孕んでいようが、地域の平和が保てるようであればそれに越したことがない。ありもしない危機を煽るような隣国の為政者に、軍事会へつの理由を減らすことになるからである。和平が進むと、居場所をなくする安倍晋三にとって、不都合な事実が進行しつつある。
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