そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

自浄能力を自民党に求めるのは無理な話である

2018-09-20 | 安倍晋三

真っ先に石破茂が掲げた、「正直・公正」が個人攻撃だと、まるでお笑いのネタのような反論をして見せた安倍晋三が、自民と総裁選に勝利した。
今回も討論されると、全く関係ない話に切り替える、オロオロドキドキ表情の小心者が、この国を治める最大政党の指導者に選ばれるのだから、コメントのしようもない。愕然とするしかない。
安倍晋三支持者の根拠に経済と外交の成果とある。アベノミクスは完全に破たんしている。特定の層にだけ恩恵が施される、典型的な偏向経済政策である。
外交は安倍晋三の見栄でしかない。詳細な交渉などなくただ金をばら撒くだけである。プーチンに領土問題を放棄しろと言われて、ニタニタするしかできなかったのは無知と判断力を欠如する安倍晋三の本質である。そのあと異論を言ったといとの言い訳は、ロシア外交官が否定している。ロシア誌に外交のできない男と酷評されている。安倍の外交は、お気に入りの国に出かけて金をばら撒くだけである。嫌がる国などない。それが外交か?
森友・加計学園問題の本質はあからさまになって、事件のほんとの姿は国民誰もが理解している。配偶者と腹心の友がやったことであるが、公文書の隠蔽書き変えをさんざんやらして、官僚以外の誰もその責を問われない。唯一問われたのが、翻意した籠池夫婦である。安倍はもちろんのことかかわった政治家は誰も責任を問われない。むしろ栄転するし、新たな役職すら与えられる。
財政再建はすっかり忘れ去って、いずれの日にか国家は財政破たんをする。原発の放射性廃棄物処理と同じである。将来誰かが後始末をしなければならないのであるが、無責任と自己保全の形を安倍晋三は示した。政治の場からモラルすら、無知・無教養とともに捨て去った。核兵器禁止条約を無視したのもその表れの一端である。
経済も外交も明らかな失政を繰り返しながらも、その事実すら認めようとはしない。自民党党員はそれを容認したのである。
安倍批判が、7月にぱったりとマスコミから消えた。報道すら政府の脅しの軍門に下ったのである。
安倍晋三の犯罪性は、何よりもこの国を平和国家と世界に認識せしめた、憲法を基軸とした体制を破壊したことである。憲法違反となる集団的自衛権行使容認を掲げ、戦争のできる国家へと舵を切ったことが許されない。
少子高齢化委に対する政策はなく、真逆のバブル社会への妄想を描くのは政治家の自己保全である。虚言も同様であるが、安倍晋三にはその意識すらないのかもしれない。哀れな国家となってゆくのが、手に取るようにわかる。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港