小西洋之議員の”サル”発言の余波が大きい。泉代表が、与党と与党もどきの発言に恐れをなして、後先考えず早々に処分した結果である。維新の会はここぞとばかり立憲民主党から除名せよと嵩にかかる。小西が謝罪に行ったが、馬場代表は留守で謝罪文をネットに流したが、馬場が激怒して泉が謝罪するという。泉代表は党員を守らない。
国民民主党は立憲民主党から分離して以来右に向かい、今では平気で維新以上の右より発言すら珍しくない。公明党は存在感が無くなるほどの、維新と国民の自民党礼賛すら感じる。
枝野幸男が立憲民主党を立ち上げた時には、最大で支持率が26%もあった。今となれば、国民の期待がいかに高かったかが偲ばれる。
小西は率直な意見をオフレコで述べたが良くあることであるし、内容は憲法審査会への不満がサルという言葉になったのであろう。謝罪などすることでもない。読売などが録音した立ち話を文字起こして記事にしただけのことである。
この時の最も大きな問題、政治的に解決しなければなら曖問題は、憲法審査会の内容の検討と、何よりも高市早苗の謝罪を伴う辞任である。
自民党に媚びる維新も国民民主も憲法審査会の論議に、法律学者の小西が目障りなのである。そうしたことを判断することも出来ないで、自党の論客の首を切る政治的判断の誤りを、泉健太は理解できないでいる。
れいわ新選組の山本太郎は、小西の発言に対して「サルに失礼だ」とまで発言している。サルの方がもっとましだというのである。せめて泉健太にこの程度の、度量があればこんなことにはなっていない。
立憲民主は、維新と国民民主からはこっちへ来いと右に引っ張られ、共産と令和などから護憲に徹せよと左に引っ張られる。その情勢を認識すらできない泉健太である。