週明けに全国から集めた100人の検事たちが、どの様な動きをするのか注目である。安倍の息がかかった検事がトップにいては何もできなかったが、今こそ怨念を晴らしていただきたいものである。
安倍派の多くの事務方から事情聴取を重ねているし、一部議員の事情聴取も終わっているらしい。今回の裏金問題は、これまでのように一部領袖クラスの悪行に留まるのではなく、多くの一般議員に広がっている特徴がある。それが派閥ぐるみで、抜け駆けで喋っている人物の通りなら、派閥の指示ということになる。
しかし裏金作りや脱税は犯罪である。長年にわたって堂々とやっていたことが大きな問題である。検察がどこまで刑事責任を問うことになるか注目したいところである。
パーティー券を購入した人たちは、めかじめ料だと思っていたと述べている。おかげで、コロナ対策の時には全くすんなり対応して貰ったと、めかじめ料の効果があったと述べているのである。特定組織、擦り寄る勢力、献金する階層に偏在する政治へとなってゆく。
官邸に元警察官僚を侍らせて、森友加計問題に蓋をさせ、桜を見る会も不起訴にするなど、この10年間は検察は権力におもねるばかりであった。今こそ検察の面目を挽回して欲しいものである。
人事を掌握し権力座に就けば、嘘を公然とつく通し君臨する。日本の民主化をここまで大きく損ねたのも、安倍晋三の嘘つき本舗のなせる結果である。人事で賛同者をかき集め、裏金を作らせ私腹を肥やすことまでやっていたのである。政治の場から倫理を踏み潰し、説明責任すら放棄して数の力だけで軍事国家への道をひた走る。格差社会をさらに拡大させて、貧困層を大量に生み出させてしまう。
それ等のほぼすべてが安倍晋三政権の生み出したものであるといえる。国家を貧困に導いてまで、軍事大国を目指したことを思い留まるいい機会である。安倍派が解体され、立件したものの公民権の停止をしていただければ、そうした転換点になるであろう。