東京地検特捜部は、28日政治資金規正法違反の疑いで池田佳隆の議員会館事務所と赤坂の議員宿舎に、池田佳隆の地元事務所にも家宅捜索に入った。
パーティ大好き池田は、直近5年間で総額4000万円を超える収支報告書に記載のない、キックバックを受けたとみられている。
又28日には、大野泰正参議院議員の関係先に東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。 大野泰正の関係先も家宅捜索した。大野泰正の派閥から受けたキックバックは、5000万円と言われている。
中堅どころで、派閥の人脈などに精通するこの二人が、最初に逮捕されるであろう。検察はここから芋づる式に、派閥の上位に食い込んでいくつもりなのでないか。
今日(12月30日)2018~19年に派閥の事務総長を務めた閣僚経験者の下村博文が事情聴取を受けた。
どうやら安倍派では、20年以上前からキックバックが継続して行われていたことが判明しつつある。細田の前の森喜朗の時代まで遡及することになる。これを見越してか、突如11月に森喜朗は超高級介護施設に夫婦で入居している。取材等については一切応じていない。
森喜朗はとにかく金に汚く、好みの議員を選択し金をばら撒いていた。その原資がパーティ券売り上げ金であることは容易に想像がつく。細田、阿部と派閥が大きくなるにつれて、金額が大きくなり、次第に大胆になっていったのであろう。
ところで闇に回った金は何処に使われたかであろう。単純に私腹を肥やしただけならこの際純情である。闇団体あるいは架空団体に回した例も多く、犯罪の臭いさえする。選挙に使われても、帳簿の出入りもなく出納の確認さえ不可能である。悪党にとって極めて便利な金である。
こうした違法な闇金が、立法の府の議員たちによって行われていたことが問題である。少額でも収監し、公民権を剥奪するべきである。