そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「千年の愚行」と言われる北陸新幹線の京都乗り入れに反対する

2025-03-08 | 安倍晋三
京都は5000年前まで湿原であった、三方を山に囲まれたそれこそ文字通り東山、北山、西山であるが、唯一開かれている南側は狭い。京都市内はどこでも井戸が掘れるほど、地下水位は高く、水量も多い。
北陸新幹線の敦賀以西の延伸を巡り政府・与党は平成28年、福井県小浜市から南下して京都市を経由する「小浜・京都ルート」を決定している。推進委員会は、京都新駅を①京都駅南側の東西(東西案)②京都駅南西側の南北(南北案)③京都駅から南西約5キロのJR桂川駅近く(桂川案)―とする3案の検討されてはいるが、小浜、京都線が浮上している。 
しかし、清水寺や東寺、金閣など府内の宗派を超えた 、京都府内約1100カ寺でつくる「京都仏教会」(理事長=有馬頼底・臨済宗相国寺派管長)は、北陸新幹線の延伸計画を「千年の愚行」と断じ、再考を強く求める申し入れ書を西脇隆俊知事に手渡した。 
同会は、「小浜ルートの計画は、自然を敬い、共存すべきとする仏教の教えからもかけ離れた『千年の愚行』である。古都での存在感が大きい仏教関係者の意向は、ルート論争に影響を及ぼす可能性がある」として、反対を強く表明した。
全国に広がる新幹線は、田中角栄の意向とは裏腹に、僻地は裕になることはなかった。都会が裕になったに過ぎない。地方の中都市も一時は裕になったが、結局は東京とその周辺に富を吸い上げるだけになった。
富めるのは、新幹線請負業者であり、「俺が作った」と実績になる、献金対象になっている政治家の名誉だけである。ひょっとすると銅像なんか建ててもらえるかもしれない。
新幹線は建設の過程と、建設後の結果そのものが「愚行」である。
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