そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍とトランプが順法精神を訴える三文芝居

2019-04-22 | 安倍晋三

安倍晋三は実によく外遊する。一度の外遊は2億円程度といわれているが、加えてほとんどの国に金をばら撒いてくる。
今回も22日から29日の日程で欧米6カ国を訪問する。6月に大阪市で開かれるG20首脳会議で議長を務めるための下準備とのことである。
奇異なのは27日午前、米ワシントンでトランプと会談である。2月の米朝首脳会談で日本人拉致問題を提起したことに謝意を伝え、拉致問題解決の重要性を改めて共有するとし、北朝鮮が完全な非核化を実現するまで制裁を維持する方針も申し合わせることになっている。拉致問題は飾り物でしかない。安倍晋三が思うように、北朝鮮への経済制裁、力の対立政策を要請するのである。
北朝鮮がいつまでも危険な存在でなければ、アメリカから兵器の爆買いもできないし、安保関連法を根拠に派兵の協力もできないからである。
しかしこれもどうやら飾りごとでしかないようである。安倍晋三はアメリカ滞在中に、のメラニア夫人の誕生会に参加するとのことである。さらには、トランプとのゴルフも予定されている。そしてその後、トランプは5月25~28日に国賓として来日し、令和の初めての国賓、天皇初の謁見をすることになる、「名誉」をトランプに献上するとのことである。大相撲優勝者への賜杯を与える役も検討されているようである。
6月のG20サミットにトランプは再来日することになっているが、アメリカの道目関係をことさら際立たせるための演出である。自尊損をくすぐられたトランプはまんざらでないだろう。

安気倍晋三は、「民主主義や国際法の順守など基本的価値を共有する先進7カ国のメンバーが、G20各国首脳との合意形成に向けた緊密な連携を確認する」のが、目的としている。トランプ法治国家など全く無視した、歴史的合意など投げ捨てた行動は、だれもが知るところである。トランプは権力を最大限振り回し、ロシア疑惑を逃げまくっている。気に食わない官僚や判事まで思いのままである。
安倍晋三も同類である。いくら証拠が羅列されようと、犯罪性が立証されようとお構いなしである。今日も札幌地裁は安保関連法の違憲判決を回避し、安倍政権に白旗を掲げている。
こんな二人が、順法精神を訴えてみたところで、空々しく虚しいだけである。

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