そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

今の政治が未来に残すぬぐい切れないもの、債務と放射性廃棄物

2019-04-21 | 安倍晋三

現在の政権は無数の憲法違反の不作為行政と虚言を繰り返すが、特定の固定支持層が離れないとの安心感から、やりたい放題である。側近に消費増税の見送りのアドバルーンを上げさせて、反応を伺うようなことをするのも経済政策の失政を暗に認めているからである。
アベノミクスの二の矢は一方的な投資を支持層にばら撒くため、今や日本が抱える負債は1100兆円という天文学的な数字になっている。国のGDPを上回ったと大騒ぎした時代の健全な感覚はこの国にはもうない、今や三倍にもなろうというのである。1100兆円のうち3割は利子を含めた国債の返済であるために、やがて国家財政に匹敵する額になるために、事実上の返済不能に陥ることになる。
債権者が8割が日本人や企業であるからとか、景気が上向けば税収増加で埋め合わされるとなどと、楽観論を政権は持ち出してはさらに負債を上乗せする。
税収が伸びれば返済可能という竹中一派の虚構に乗せられて、公共投資を繰り返し特定企業がたんまり儲けて企業内留保するだけである。この負債の返済は思想の転換を図らねば成し遂げられない。せめて半額まで落とすことは可能であるかもしれないが、それとて半世紀はかかるだろう。(私的な楽観論である)
未来の国民、我々の子孫がが我々の世代の政権が積み上げた負債に、やがて苦悩することになる。国債を乱発して延命を図った現政権が責任を負うことはない。

もう一つ我々の世代が我々の子孫に残すも取り返しのつかないものがある。放射性物質である。安倍晋三は、コントロールされているとオリンピック誘致のために嘘をついたが、地上はもとより会場まで汚染は広がっている。これは事故がなければ良かったかというわけにもならない。
日本には再稼働をいくら止めたとしても、原発の吐き出す放射性廃棄物は再稼働と無関係にたまる一方であり、最終処理場は日本にはない。
債務にしろ放射性廃棄物にしろ、今だけ良ければいいという発想である。特に安倍晋三の場合は、先のことなど何も考えていない。自らが政権の座についている間、支持者が逃げなければいいという政策しか打ち出せない狭量者に未来を語る資格などない。
哀れなのは我々の子孫たちである。他にも多くのことがあるが、それでもこの拭い難い絶望的な二つのものは、いまだに増え続けている子をを考えれば、今すぐ取り組まなければならないことである。取り組んでも減らすこともできないだろう。減速することはあっても。政権は深刻に考えなければならないのではあるが。


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