そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

あれ程こだわったイージスアショア配備を止めるなら辺野古だって廃棄できる

2020-06-17 | 安倍晋三

本ブログでは、設置型迎撃ミサイルは機能しないと幾度にもわたって主張している。現実問題として、世界のミサイルの高速化、高機能化が進んでいて迎撃などは夢のまた夢である。例えばロシアはマッハ27のミサイルを開発している。秒速9千メートルであるから、ウラジオストックからだと2分かからない。北朝鮮も発射後弾道を変更する高度なミサイルを開発しているし、低空を飛ぶミサイルもある。そもそも発射基地を移動もできるし潜水艦だってあったりと、10年前のイージスアショアが対応できるはずもないし、完成まで10年も要すると不要の施設になるのは明らかである。
2000億円もする施設を10年先の完成では意味がないと、河野太郎は言っているが、これは制服組の主張である。ただし2000億円は嘘である。おそらく5000億円は下ることはないであろう。しかも二基である。今どき定置施設でミサイル迎撃をまともに検討している国などない。ポーランドにはイランのミサイルのための一基建設されているが、イランまで4000キロもある。北朝鮮まで1000キロもない日本では現在でも迎撃など無理である。
元々が、就任間もないバイ・アメリカを唱えるトランプへの、安倍晋三の手土産でしかない。高ければいくらでも良かった。
安倍晋三は議論ができない男である。今回も河野太郎がイージスアショア配備を中止したいといってきたから、これを承認したと述べている。閣議決定したこと忘れたかのようである。自民党内では全く論議すらされていないし、防衛省内でも唐突でいきなり結論から入る話で戸惑っている。森友問題でも、最近では小中学校などの閉鎖やマスク2枚配布や黒川検事長の定年延長でもそうであるが、安倍晋三がぽつんと決めてしまう。理由を後付けされる周辺はたまったものでない。
配備中止(河野は停止と言っている)のプロセスや理由を明らかにしていなければ、歴史として積み重なるものがない。検証をしない内閣である。どうした秋田と山口にしたのかも何の説明もない。例えば大丈夫と言っていた、ミサイルが廃棄するドラムは安全なところにしか落ちないといっていたが、どうもそれが無理だというのである。理由にならない。
だったら辺野古基地も同じようなものである。理由などどうでも良い。辺野古への新基地建設を止めるのだって簡単である。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2020-06-17 23:19:10
政府の過った政策であるイージスアショア配備は中止になりました。
歓迎したいと思います。
もうひとつの政府の過った政策であり、そして百害あって一利なしの辺野古新基地建設は即刻に中止に!
これしかない。
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