そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

イギリスの作家試合で2000人の感染者

2021-07-01 | オリンピック


圧倒的な国民が開催に疑念と恐れと不安を抱く東京オリンピックであるが、政府は開催以外に選択肢がなくわき目も振らずまっしぐらである。開催都市東京都の新規感染者が一向に治まらないどころか増加する中、続々と選手団が入国し始めた。
菅義偉政権は大会が始まれば、競技する選手たちの姿に感動し、盛り上がってコロナのことなど忘れると踏んでいるに違いない。
ところがどっこい、イギリスのスコットランド保健当局は先月30日、ヨーロッパ選手権の試合や関連イベントをめぐり、新型コロナウイルスの感染との関連を調査した結果、2000人感染者が出たと発表したのである。
6月11日から28日までに、ヨーロッパ選手権に関連して感染が確認されたスコットランド在住者は1991人、この感染者の3分の2にあたる1294人は試合の前後にロンドンを訪れている。今後の広がりはあっても特定できない。
感染者は6月18日にロンドンのウェンブリースタジアムで行われたイングランドとスコットランドの試合に関係した人たちに集中しているとのことである。日本で名付けたクラスターと呼ぶに相応しいが、感染人数が100倍にもなる。
日本では、国民に会議や飲食の制限、小中学生には部活動や遠足や修学旅行をあきらめさせて、政権はオリンピック開催に一直線である。
安心安全を壊れたレコーダーのように繰り返すが、ウガンダの選手入国に出た陽性者の対策を見ると、なんともいい加減な陽性者対策には、驚くというよりやっぱりという感じの方が勝る。
そもそも入国者は14日間拘束を条件であるが、オリンピック関係者に限っての特例処置で臨んでいる。疫病対策に例外を設ける政治姿勢のいい加減さが、原則を外れた行動に走ったのであろう。
この国は、オリンピックで2000人の陽性者が出た時に、どこまで対応できるだろうか。しかも明らかになるのは多くはオリンピック終了後で、感染者は世界に拡散してからの可能性も大きい。オリンピックは開催するべきではない。

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