そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ウクライナの大反撃で更なる混迷へとなる

2023-05-02 | プーチン

ウクライナの春の大反撃があると噂されている。この一月ほどで、モスクワ市内で原因不明の火災が頻発しているし、クリミヤの石油貯蔵タンクがドローン攻撃によって破壊されている。
ウクライナは兵力2万人、4千人の打撃旅団は、ドイツのレオパルド2イギリスのチャレンジャー戦車を180両、ドイツのマルーダーとアメリカのブラットレー歩兵戦車600両で構成されている。訓練をヨーロッパやアメリカで受けた兵士たちが戻ってきたのであろう。
この状況をロシアが脅威に感じないはずがない。ロシア国内はこの戦争を国を挙げての状況で戦ってはいない。国民の間には厭戦気分が見え隠れする。ロシア国外への脱出が止めどない。
ビザの必要がないモンゴルへの出国が、数千人になるとのことである。とりわけ、戦場で最前線に送られるモンゴル系民族、ブリアート族やトゥバイ族の人々が同族のモンゴルへの出国が多い。ブリアートでは、道端で名前を聞いて取集令状を手渡している。人物を特定して郵送していては兵が集まらないのであろう。
僅か人口98万人のブリアート族は、この戦争で632人も亡くなっている。これに比して1270万人の首都モスクワ市が、戦死者120人であることをみると、いかに少数民族を犠牲にしているかがわかる。ロシア民族の戦いとプーチンがいうなら、彼らを徴収するこすらがおかしい。
ゼレンスキーは時期なども公言はしないが、大反撃は明言している。東部四州に限らず、クリミヤの奪還まで明言している。
これでウクライナが押し戻せば、さらにこの戦争は泥沼化する。ロシアのウクライナ侵略が実態のウクライナ戦争は、仲介する国がいないことが最大の悲劇である。歴史的にも地政学的にも最も可能性のあるトルコは、内政問題などで動きがとれない。習近平の提案は西側が無視し、国連はロシアを非難しウクライナ寄り姿勢が強く、仲介は到底無理である。
今この停戦で最も必要なことは停戦である。どのような形であれ、停戦をすることによって、多くの死者となる人たちを救うことから始めなければならない。プーチンが敗北宣言するはずがないが、失脚する可能性あるが、それ以外の終戦は起こり得ない。

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