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埋め立て海域全体では約7万4千群体の移植が必要とされるが、7日までに移植が終わっているのは全く別海域のオキナワハマサンゴ9群体のみである。
この発言について玉城デニー知事は7日、ツイッターに「安倍総理…。それは誰からのレクチャーでしょうか。現実はそうなっておりません。だから私たちは問題を提起しているのです」と投稿している。
そもそも、沖縄防衛局はサンゴの移植は1メートル以上の大きさを対象とし、1メートルより小さいサンゴは移植していない。異なる環境に移植しても生存する可能性は低く、何よりも土砂投入地域のサンゴ群は壊滅された事実が消えるはずもない。
さらに、「砂をさらって別の浜に移している」とも述べているが、そんな事実関係はまるでない。これまでもやられたこともない。この発言は、首相の権威を振りかざした、「印象操作」と言われてしかるべき、嘘発言である。7万4千群体の内の僅か9群体の移植である。1万分の一を移したからといって、何の意味があるというのであろうか。
取り巻きは大変である。「アソコ」と言ったのは、アソコであって埋め立て地のことではないと言い始めている。唯々呆れるばかりである。
安倍晋三の嘘発言は枚挙に暇がない。安倍が連発する嘘発言は国政を惑わし、恣意的な資料を作り上げ、意図に沿った法案を作成することになる。取り巻きも、言い逃れれば何の罪も責任も問われることがない。森友加計学園では、誰も責任をとることがない。安倍夫妻が関係していたことが判明していながらも辞任はしない。嘘をいくら並べても、権力へに従順さが評価されれば、地位が約束されている。
辺野古新基地建設への不退転の気概が周辺自治体の反対意欲や、県民の繁体意欲を削いでいる。反対であるがどの道建設されるなら、早いうちに賛成に回った方が得であろうという思いが、県民投票無視の市長たちを動かしている。それもこれも、安倍晋三が延々と作嘘が根にあるなら、この句の未来はない。