「東京タワー」(副題)オカンとボクと、時々、オトン (著者リリー・フランキー)を読んでいます。
「ボク」がブレーキの効かない自転車で怪我をして、新しく買ってもらうところ、自転車屋でどれがいいかと聞かれて、一番デラックスなのを避けて、二番手なのを指して「これ」という。お母さんも一緒に行った友達もデラックスがいいのではと言うのだけれど、自分は「これ」。値段の安いほうがいいのだと。
私の記憶に残っている懐かしい感覚。
小学校の4年生ぐらいだったでしょうか。
それは「フラフープ」。すごいブームでした。確か2種類ありました。
しっかりしたビニールの本来のフラフープと、突然のブームでにわか作りした軽くて小ぶりなのと。
私も欲しくて買ってもらったのだけれど、軽い小ぶりのほう。勿論小ぶりの軽いフラフープで充分楽しんだし、おんなじ仲間もいたのだけれど。何度か大きいのを借りてまわしてみたときは、ちょっと緊張したものでした。
そして、もうひとつ。
中学1年で油絵の道具1式を買ったとき。
担任の先生が美術担当ということもあって、油絵を描かないかと薦められました。
その時揃えた道具一式。2200円と1900円の2種類でした。
一緒に始めた仲間5人ほど。
勿論どっちでもいいのだけれど、私が選んだのは1900円。
みんなとひとりだけ違ったけれど、そんな選択をした自分の記憶があります。
まあ、2年生になって放課後の学校で描いていると、新しく変わった美術の先生が「中学2年で油絵、ボクの時代ではありえなかった」と、おっしゃるような時代でしたけれど。
昭和30年代後半のことです。
今のように自家用車も無い、行動範囲の限られた田舎町。それでもブームが伝わってきたりして、その中で、それぞれが微妙に心を動かし一生懸命だったのですね。
きっと今の子供達も、生れてから10年ぐらいの経験で育っている感性というところでは共通項もあることでしょう。大人用メガネで見て払拭しないように気をつけないといけませんね。
それとも膨大な情報と溢れるような物に取り囲まれて、違ってきているのかな。
物語を読みながら、もうちょっと先の、自分の暮らした昭和30年代を思い返したりしています。自分の顔つきは見えませんが、登場してくる遊び仲間は、みんな子供で○○チャン、◎◎チャンと、若いんです(当たり前ですね(笑い))。
「ボク」がブレーキの効かない自転車で怪我をして、新しく買ってもらうところ、自転車屋でどれがいいかと聞かれて、一番デラックスなのを避けて、二番手なのを指して「これ」という。お母さんも一緒に行った友達もデラックスがいいのではと言うのだけれど、自分は「これ」。値段の安いほうがいいのだと。
私の記憶に残っている懐かしい感覚。
小学校の4年生ぐらいだったでしょうか。
それは「フラフープ」。すごいブームでした。確か2種類ありました。
しっかりしたビニールの本来のフラフープと、突然のブームでにわか作りした軽くて小ぶりなのと。
私も欲しくて買ってもらったのだけれど、軽い小ぶりのほう。勿論小ぶりの軽いフラフープで充分楽しんだし、おんなじ仲間もいたのだけれど。何度か大きいのを借りてまわしてみたときは、ちょっと緊張したものでした。
そして、もうひとつ。
中学1年で油絵の道具1式を買ったとき。
担任の先生が美術担当ということもあって、油絵を描かないかと薦められました。
その時揃えた道具一式。2200円と1900円の2種類でした。
一緒に始めた仲間5人ほど。
勿論どっちでもいいのだけれど、私が選んだのは1900円。
みんなとひとりだけ違ったけれど、そんな選択をした自分の記憶があります。
まあ、2年生になって放課後の学校で描いていると、新しく変わった美術の先生が「中学2年で油絵、ボクの時代ではありえなかった」と、おっしゃるような時代でしたけれど。
昭和30年代後半のことです。
今のように自家用車も無い、行動範囲の限られた田舎町。それでもブームが伝わってきたりして、その中で、それぞれが微妙に心を動かし一生懸命だったのですね。
きっと今の子供達も、生れてから10年ぐらいの経験で育っている感性というところでは共通項もあることでしょう。大人用メガネで見て払拭しないように気をつけないといけませんね。
それとも膨大な情報と溢れるような物に取り囲まれて、違ってきているのかな。
物語を読みながら、もうちょっと先の、自分の暮らした昭和30年代を思い返したりしています。自分の顔つきは見えませんが、登場してくる遊び仲間は、みんな子供で○○チャン、◎◎チャンと、若いんです(当たり前ですね(笑い))。