日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

あヽ「思い込みの壁」

2005-12-06 21:42:37 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
今朝の朝日新聞の記事から
識者が学校訪問で話をしたことが取り上げられていました(手元に新聞がないので不正確です)。
今日の識者の一人は、あの養老毅先生。
訪問先は男子高校だったようでした。
生徒の男女平等をどう考えるか、という問いに、養老先生は次のような答えだったと思います。
今日取れたサンマと3日前のサンマを人は同じサンマと認識するだろうけれど、猫はちゃんと区別する。
男と女の違いだけでなく、男にもそれぞれの違いがあり、女もしかり。それを男と女の違いという捕らえ方をしてしまうと、「思い込みの壁」を作ってしまうことになる。
というような主旨だった気がする。
一度聞いたら忘れないネーミングの「バカの壁」はこの「思い込みの壁」のことと察する。
「女でしょ」「主婦でしょ」「○○代でしょ」と、思い込みの壁に取り囲まれそうになって、何度その壁を叩いたことか。
人は他の生き物よりも優れているというのも思い込みと、警告を発したい思いなのでしょう。
そうですね。思い込みは人をおろかにする癖がありそうです。
でも、私の中にその壁に身を隠そうとする癖もあることを自覚しているから、一概に文句を言える立場でもないけれど…。
「『思い込みの壁』から自由であること」、それがインテリジェンスなように思うから、そんなスタンスの格好いい人に私はなりたい。

追記 書名って売れ行きに影響すると思います。
   昨今では「バカの壁」、「負け犬の遠吠え」(酒井順子著)
   つい手にとって見たくなるネーミングです。
コメント (4)
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私の株式事始

2005-12-06 12:50:42 | その他
連日の株高であのバブルの再来かといわれている昨今です。
ネット取引ができるようになり、個人投資家の参入が数多とか。
さて、私の「株式事始」の話です。
今ごろの季節だったでしょうか。洗濯物を干していて、青空の中を北へ向かう飛行機を見やりながら、来年は息子があの飛行機に乗ることもあるのだろうか、ぼんやりとそう思ったりしていました。

同じ年のある日、ご主人が鹿児島へ単身赴任中のお隣さんと、お互い洗濯物を干しながらの会話。
・・・鹿児島って、飛行機たいへんね・・・
・・・株主優待券、使っているの・・・
「ピン!」です。
そうか、そうか、そんなのが世の中にあるのかと。

そして、願い叶って息子は飛行機に乗る人になりました(勿論乗客の一人として)。
あの時お隣さんから聞いた「優待券」。
調べると、半額で飛行機に乗れるらしい。
そして、スタコラと証券会社の自動ドアの前へ。
あの赤い数字がいっぱい並んだ前に、多分資産家だろう年配の方々がじっと見入っていらっしゃる。
場違いな居心地の悪さを感じながら、1口だけ飛行機会社の株式を買いました。
頻繁に売買する目的ではなく、半額になる優待券をもらうためだから(目的が不純、笑)、普通がどういうものかも知らず「自分で保管します」と。
昨今はネットの普及で様変わりなのでしょうが、全くアハハの株式事始でした。
その株どうなったか?ですって。
買った時より、まだ低い価格です。
昨今の株高でも、この会社は門外漢然としています。
なんとまあ。
息子は北の大地の住人になりそうですし、きっと当分は持ち続けるでしょうね。
こんな事始もあるという話でした。



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