日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

途上国援助とはいうけれど・・・。

2008-05-27 07:10:33 | 私の雑感あれこれ
ミャンマーの軍事政権トップと国連事務総長の会談のニュースを見ながら、私は彼らが座っている、超、超デラックスな椅子に目をやってしまう。
特別誂えの輸入品か、なーんて。

貧困国であることと、そのトップの暮らしとは別物。
いくらODA援助を差し向けても、トップを潤してから。
果たして庶民のところにはどれだけ届いているのか。

「発展途上国に学校を作る」という話は良く聞いてきた。
良いことだと、ずっと思ってきた。
だけど、学校は作っても、先生の給料が支払われないと、学校は立ちゆかない。

土曜日に聞いた話。
入学した高校生の卒業率10パーセント。
えぇっ!
制服が変わって、負担が増えるって話は、先日書いた
加えて、教科書が不足すると、コピーを作って先生が売る、とのこと。
それも先生の収入源。
先生に給料なんで払わないの??
と思うけれど、国を守る軍人にも遅配らしいから・・・。
お金がないって言うのが常套句になっているのでしょう。
ODAなんて、その国の物価水準から見ると、凄い金額になっていると思うのだけれど・・・、
そんな時、頭書の「超、超デラックスな椅子」が思い起こされ、それに類する使われ方の支出が多いのだろうなー、と思ってしまいます。

ミャンマーでは先日の選挙98%ぐらいが政府案に賛成で、反対した人を検挙しようとしているらしい、と言うと、
ラオスは、反対はそもそもない、ありえない、らしい。

で、問う。
優秀な人であれば、ラオスの国内で学んだだけでも、世界の中でラオスという国は、どういうスタンスなのかは、わかるだろうか、と。
いや、それは難しい。
外に出てみないと、ラオス内にいるだけでは無理だと思う、と。

歴史はレーニンからホーチミンの革命をたたえる内容が中心。美術も音楽も勿論体育もなし。
ラオスの政府は正しいと、それは教えるそうです。

小泉さんや、安倍さん、国民から散々言われ、福田さんなんて、支持率がまた下がった、また下がったと報道される、この国の自由度。
中曽根首相の時には、海外留学生受け入れ目標10万人だったけれど、最近、福田さんは更に引き上げて、受け入れ目標20万人としましたね。

日本の民主国家度が後退しては困りますが、こんな形で来日してもらって、民主主義の伝播ができたらいい、かつてヨーロッパやアメリカもしてきた役割を、アジアにおいて日本が担うべきだと、そうおもうのですが・・・。


コメント (3)
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