日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

映画『夜が明けるまで』をみる。

2017-10-18 08:25:51 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
2017年NetFlix製作。9月に全世界に配信された映画らしい。

腰椎骨折のコルセットをつけていることだし、と安静姿勢で映画鑑賞して2時間足らずを過ごした。

ロバートレッドフォードとジェーンフォンダの共演。
レッドフォードは私より11歳年上、といって苦笑を買ったのは20歳過ぎのころ。
年齢は誰にも同じに加算されていくから、今も、であり、もう80歳近いレットフォード(役名ルイス)であり、ジェーンフォンダ(役名アディー)もしかり。

以下、ネタバレあり。

ご近所に住む二人。お互い伴侶に先立たれ一人暮らし。アディーが、夜ひとりで寝るのは寂しいから、一緒に寝ないかと申し出る。
ただベットで語りながら寝るだけ、なのです。
でも、ともに時間を過ごすことは、話す時間を持つということでもあり、お互いのこれまでを語り始める。

教師をしていたルイスは、途中、ネイティブアメリカンの女性と一緒に住もうとした機関があったり(夫婦仲がぎくしゃくしていた時)、アディーは二人のことものうちの一人を交通事故で失っている。

お互いが抱えている、年月で起きた出来事を今も引きずっているところがあり、そんなよかれあしかれのいろいろが、結局は人生を編んでいるものだと考えさせられる。

かつての傷口も、もはやとげとげしくはない。尋ねられて語ることによって、そんなこともあった、と思い返す程度かもしれないけれど、
語ることによって、来し方をいとおしく振り返っている二人。

誰にでも、口にすることはなくても、きっと、似たような、かけがえのない日々があることでしょう。

ひとりで変化のない日々の連続より、語る相手がいるというのは、素敵、と思わせてくれる映画でした。

一人暮らしの高齢者(会話しているのは全員女性です)を何人も知っているけれど、はて、さて、わたしの周りの彼女たちは、、、?



70代後半~80歳前後の男性と女性。素敵に描かれていました。



今度、提案しようと思っている映画鑑賞会。

「60歳のラブレター」にしようと思っていたのだけれど、こっちもいいかな、と。

ま、60歳・・・のほうを先にして、この作品の鑑賞は鑑賞者がまだ60代なので、あわてることはないかな?  苦笑




コメント (4)
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