署名の偽造。

愛知県知事のリコールに向けての署名活動でのことです。
全国ニュースにもなっているのでしょうか。
40数万名の署名が集まったもののリコールの所定数には至りませんでした。
その集まった署名の83％が偽造の可能性がある、というのだから、傍観者にはお笑い種です。

企画したお金持ちを標榜している高須克弥院長は、自分は関係していないと怒って記者会見しているシーンが流れました。
最近は、ニュース映像は流す方が切り取って報道するから要注意なのでしょうが、怒り心頭にあるという風で、当事者ではなさそうな言い回しに思えたりしました。
県内すべての選管事務所に家宅捜査が入ったそうで、きっと証拠は出てくるでしょう。
主旨に賛同して署名を集めようとしているメンバーであれば、手弁当で協力するでしょう。ところが、事務作業として名簿の書き写し作業を頼まれたとしたら、仕事となるので対価が支払われます。九州での書き写しアルバイトの時給は900円だったそうで、高須院長は「僕だったらそんな貧乏ったらしいことはしない」とおっしゃっていました。
もっと、気前よく支払う、ということでしょうか。
きっと、彼が気前よく支払う人だったから、お金が動くと考える人が集まってきて、目的のために業者に発注して、末端ではアルバイトが作業をする、という流れができてしまったように推測できます。

名簿の書き写しで名前が載っていたりするらしいです。
私も県民なので、私の名前もある可能性もあるんですね。

署名はめったにしません。
そういえば、40代、50代の頃は署名用紙が回ってくると、自分と夫の名前も書いてくれるものだと思い込んでいる人が殆どでした。
自分一人の名前だけに限定したいというと、相手に怪訝な顔(理屈っぽいね～とか)がのぞいたりしたものです。
最高傑作は、「お宅の犬の名前でもいいわよ」も言われたことも。
署名って、そんな程度の軽さ、でした。

一罰百戒、しっかりと調査してほしいものです。
大金持ちの高須さん、高額納税者でしょうけれど、大規模捜査費発生させてしまいましたね。